算遊記

算数/中学受験/中学入試/家庭教師/ウラワザby : う山先生
【算数合格トラの巻】  【算太・数子の算数教室】


(第2話)「仕事」はイヤだな〜、「仕事算」の巻

今日も、算蔵法師と、算悟空は、天竺を目指し、
西へ西へと、歩いて行きます。

算蔵 「これ、悟空。あそこの林で村人が何やら、難渋しておるようです。」
悟空 「はい! では行ってみましょう。」


与作 「・・・こういうことですだ、お坊様。」

(問題)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ・ここの林の木は、木こりの与作どんが切ると、36日で終わります。
 また、木こりの田吾作どんが切ると、45日で終わります。
 では、2人ですると、何日で終わるでしょうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

田吾作「どうでっしゃろか、お坊様?」

算蔵 「わかりました。2人ですれば効率的ですね。どうですか、悟空?」

悟空 「わはは! 簡単、簡単! 
       
36日+45日=81日 じゃないですか、お師匠様」

与作 「2人でやると早く終わると思うんじゃがなあ〜」

算蔵 「そうですよ、悟空。もっと良く考えて。」

悟空 「そうか・・・、では、ええっと、
     
(36+45)÷2=40.5日ですね、お師匠様!」

田吾作「ん〜、与作どん一人のほうが早いだべ」

算蔵 「・・・・・」

悟空 「それじゃあ、
36も45も9で割れるから、
   9日ぐらい
カナ?」

算蔵 「
バカも〜ん! わっはっは!!」」
    
暴悪大笑面!(ぼうあくだいしょうめん)

    算蔵法師は、いつもはやさしいが
    その憤怒が頂点に達すると、怒りながら笑うのであった!

悟空 「ヒエ〜! みんな、助けて〜!」
   さあ、みんさん、悟空を助けてあげてね!

(つづく)


(^^)さあ、みんなも考えてね!

      ↓







(つづき)

算蔵 「こうすると良いですよ、悟空。」
    少し、算蔵法師の怒りが和らいだ。

算蔵 「(う山算数菩薩様)直伝!
    
【仕事算・具体例作戦】
が、お導き下さいます。」

算蔵 「
36日と45日の、『最小公倍数』を全体の木の本数としましょう。」

悟空 「ホイサ! ええ〜と、『180本』です。お師匠さま!」

算蔵 「そうですね。
    では次に、与作さんと、田吾作さんの、
仕事能力を求めましょう。」

悟空 「ホイホイ! 

    与作どん能力 =180本÷36日=5本/日(1日5本の木を切る)
    田吾作どん能力=180本÷45日=4本/日(1日4本の木を切る)

    これです!」

算蔵 「では、2人で切ると、
1日何本の木を切る事になりますか?」

悟空 「簡単!  
5+4=9本/日 」

算蔵 「では、悟空。2人では、何日でこの仕事が終わりますか?」

悟空 「わかった〜!!
     
180本÷9本/日=20日 となるのだ!!!」

算蔵 「はい、そうですね。」

与作 「さすが、玄奘算蔵様じゃあ〜」

田吾作「では、早速今日から与作どんと、はじめっぺ!」


算蔵 「まとめると、こうですね。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

   
(仕事全体)36日・45日の最小公倍数⇒『180本』の木を切る
   
(仕事能力)A=180本÷36日=5本/日
           B=180本÷45日=4本/日
   
(2人で何日?)180本÷(5+4)本/日=20日

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

悟空 「お師匠さま! これは、わかりやすい!」

算蔵 「そうでしょう。 
(全体)=1 より、身近で分かりやすいですね。
     では、悟空。参りましょう。」

    いつまでも、いつまでも、与作と田吾作は手を振ってました。

悟空 「・・・でもお師匠さま。」

算蔵 「なんですか?」

悟空 「オイラ達は、天竺に向かってるのに、ナゼ『与作』『田吾作』という名前
    の村人がいたんでしょうかね?」

算蔵 「しっ!! 言わなければ、誰も読者は気づかなかったものを・・・」
悟空 「アチャ〜!」

(つづく)


【う山算数菩薩より、受験生へ】

このように、「仕事算」は、

・(全体)=1
・(全体)=最小公倍数

にする方法があるが・・・
実際の難関中の問題を見ると
(全体)=1 とする解法だと、
分数が複雑になったり、計算がややこしくなったりと、、
ややツライことがおおいのであるのぉ。
ゆえに、算蔵の解いた方法がお勧めである〜(^-^)/

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