江戸川乱歩生誕の地〜三重県名張市〜
 三重県名張市が江戸川乱歩(本名・平井太郎)の生誕地であると知ってから十数年が過ぎた。いつか生誕地の碑を訪ねたいと思いながら、月日だけが重なっていく。
 機会を見つけて向かった時は路地で迷い、激しい夕立に遮られて辿り着けなかった。
 考えれば乱歩は父親の関係で生まれてすぐに引っ越している。たぶん作品の舞台になったこともない。でも、少年時代に熱中した本の作者が近くで生まれたという事実は何だか嬉しい。
 名張の旧市街地を歩けば古き良き町並みが感じられる。
 

名張に乱歩を感じて
写真紀行
(二〇〇五年一〇月)
 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。

 江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ「怪人二十面相」の有名な書き出し。ポプラ社から刊行されていたこのシリーズにをワクワクしながら読みふけった頃が懐かしい。
 作品の舞台ではなくても名張には作中の時代を感じさせる景色がある。何だか少年探偵団や二十面相が突然に現れそうな空気。私は勝手に乱歩作品の舞台を重ね合わせてみた。


二つにパリッと割れた川

な巴里川(^^;)

端っこの鉄塔(電線の終点)

乱歩とランプ(苦しい!?)

蔵シックギター(笑)

ひゃわい
江戸川乱歩
 本名・平井太郎。明治27年(1894)、名張の町に誕生。生後まもなくに名張から転居。大正12(1923)年、「二銭銅貨」でデビュー。その後、明智小五郎の活躍する「D坂の殺人事件」や、「人間椅子」・『パノラマ島綺譚』『一寸法師』等を発表。少年探偵団シリーズで年少の読者も魅了した。戦後は、探偵作家クラブを創設するなど、精力的に活動した。昭和30年(1955)には名張市民の手で「江戸川乱歩生誕地」碑が建立された。昭和40(1965)年七月二十八日死去。


「狭い通りを抜けると、そこはミステリーの始まり」
(怪人二十面相・明智小五郎・小林少年・少年探偵団・・・・。)


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