ヨセミテ国立公園(ハーフドーム登頂記)

2006年6月9日(金)〜11日(日)までヨセミテ国立公園に出かけた。今回の目的は念願だったハーフドーム登頂。以
下は今回のドライビングマップ。6月9日(金)に日本から遊びに来た母をピックアップしたので、変則的なドライビング
ルートになっている。


●2006年6月9日(金)
 母がちょっとだけ、アメリカに遊びに来るので、サンフランシスコ空港まで迎えに行く。なので、仕事は休暇(忙しかっ
たけど、昨日までにやるべきことは終わらせた。)。10時ごろに空港で落ち合い、母と合流後、サンフランシスコへ。ど
こに行こうか迷ったけど、母の希望どおり、まずはロンバートストリートへ。実は車で行くのは初めて。坂を下ること自体
は大したことなかったけど、ロンバートストリートにたどり着く前の坂での、停車・発進の方が車が後退しそうで怖かっ
た。ちなみに、ロンバートストリート、世界一曲がりくねった坂道だそうです。
 次はピア39近くの駐車場に車を止め、Fラインでパウエルのケーブルカー発着場へ。ここでケーブルカー(ハイド線)
に乗り、再びフィッシャーマンズワーフへ。そこからフィッシャーマンズワーフを散策し、クラムチャウダーなどを食してか
ら、車に戻り、一路、ゴールデンゲートブリッジへ。ゴールデンゲートブリッジを渡り、対岸のビュースポットに行くもかな
りの霧で橋は良く見えず。いつもながら霧が凄い。他にもどこかに行こうと思えば、時間はあったけど、15時過ぎると渋
滞が始まると聞いていたので、14時前にサンフランシスコ観光は終了。
 で、サンフランシスコから今回の目的のヨセミテ国立公園へ向かう。どのルートで行こうか迷っていたけど、マリポサ
から140号が土砂崩れで通行止めという情報を事前に得ていたので、サンフランシスコからヨセミテへの最短距離で
ある120号を使うルートで。しかし、早めにサンフランシスコを離れたにもかかわらず、580号で渋滞に巻き込まれる
(金曜日の午後だから?)。なかなか進まなかったけど、120号に入った辺りから道が流れるようになり、5時間後の1
9時ごろヨセミテ国立公園に到着。今回は一ヶ月前の予約のため、宿はカリービレッジのテントキャビンしか空いておら
ず、そこを予約しておいた。まあ、予想通りのテントだったけど、夜は備え付けてあった毛布だけでは寒すぎて、持参し
た寝袋を使用した。

    
 ロンバートストリート         ゴールデンゲートブリッジ          ヨセミテ国立公園(北口)

●2006年6月10日(土)
 なるべく早くハーフドームに登るため4時に起床。荷物などを用意する。持って行った荷物は水(二人で6リットル)、懐
中電灯、食べ物(エネルギーバーとゼリー状エネルギー飲料など)、手袋(野球用、ビックファイブで買った)、ストック
(妻用の一組、事前にアマゾンで買った)、タオルなど。靴は妻はハイキングブーツで行ったけど、自分は最近買ったハ
イキングブーツがイマイチだったので、愛用のランニングシューズで出かける。
 4時30分ごろカリービレッジを出発。朝は早い時間だけど、みなどこかにハイキングに行くのか結構人が起きてい
た。この時間帯はもちろんバスはないし、近くの駐車場まで車で行っても良いのだけど、面倒なので歩いてハッピーアイ
ルのトレイルヘッドまで行く。ここで朝食としてエネルギーバーを食べてから、ちょうど5時にトレイルを開始。ちなみに、
少しだけ明るくなってきていた。若い学生集団がほぼ同時刻に出発したけど、我々の方が早く、すぐに抜かす。ペース
は体力温存のため、いつもよりゆっくりめ。まずは最初の目的地のバーナル滝の上を目指す。すでにハーフドーム登
頂の経験がある友達が行きは距離の短いミスとトレイルから行くのが良いと教えてくれたので、迷わずミストトレイルを
選択。6月なので、バーナル滝の水量が豊富なため、物凄い水しぶきでびちゃびちゃになりながらミストトレイルを歩
き、6時前にバーナル滝の上へ着く。ここでずぶぬれになった服などを拭き10分ほど休憩。濡れたので、ここではかな
り寒かった。
 そして、次はネバダ滝の上を目指して歩く。ここからは少し滝から離れるので、濡れることなく歩くことができ、また、あ
たりもかなり明るくなる。7時前にネバダ滝の上に到着。ここでトイレ+朝食休憩していると、続々とハイカー達がやって
き、我々を抜かしていく。ここでも10分ほど休憩し、次はハーフドームの手前を目指して再び歩き始める。

    
   出発前のテントキャビン         ミストトレイル(バーナル滝)         ミストトレイル(ネバダ滝)

 ここからはミストトレイルと一転して、緩やかなトレイルで森林内を歩く。最初はかなり平坦な道で、左手にハーフドー
ム、右手に川を見ながら歩くことが出来て、かなり楽。ここで森の中を歩いている鹿を発見(写真)。その後、森林内に
入ると少し傾斜がきつくなる。ここからが結構長く、ひたすら山の中を歩き、8時くらい、ハーフドームまで後、2マイル看
板に出くわす。ここら辺ではハーフドームで日の出を見たハイカー達と出くわし、もうすぐだから頑張れと励まされる。

    
  左に見えたハーフドーム              鹿を発見                 トレイルを歩く妻

途中で小さな休憩を何度も取りながら、山道を歩き、9時前に山道を抜ける。その後は、景色の綺麗な岩道をひたすら
ハーフドームに向かい歩き続ける。9時過ぎごろ、最初の難関であるハーフドーム手前の険しい岩山入り口にたどり着
く。ここで、これまで抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げていた2人組みのカップルのお姉さん(今回でハーフドー
ムは三回目らしい)から、この坂はきついので十分ここで休みを取ってから登るようにアドバイスをもらう。なので、ここ
で10分くらい休憩した後、岩山を登る。これがお姉さんが言った様にかなり、険しくきつい。かなり疲れているせいか、
少し登っては岩に腰掛け休憩と言う感じが続く。それでもなんとか9時40分ごろ、ハーフドーム最後のアプローチである
鎖の道の前まで到着する。

    
      あと2マイル          途中で見えたハーフドーム(まだ遠い)     かなりくたびれてきた妻

    
 山道を抜けると綺麗な景色が・・・          険しい岩山           ハーフドーム山頂まであと少し

ここからは2本の鎖を使ってとても急な坂を登る(写真参考)のだけど、目の前でみるとかなり凄い。高所恐怖症なので
足がすくみそう。で、これを登りきるには体力を整えてからと言うことなので、ここで15分ほど休憩。事前に用意してい
た皮手袋をはめ、必要のない荷物(ストックとか水とか)は、ここで置き去りにしてから登り始める。まだ、時間が早いの
でそれほど込んでいなかったけど、疲れているのでなかなか進めず、前の人が一つのわたし木を進んだら自分も進む
と言う感じでゆっくり登る。それでも疲れているせいか、なかなか思うように進まなく、ゆっくり休憩しながら登る。途中で
下をみると怖くなるかもしれないから、常に前だけを見るように心がけた。で、約15〜20分後の10時16分に、とうとう
ハーフドームの頂上へ到着。うれし〜+感動だ。スタートしてから約5時間16分、まあ、体力的にはできるだろうとは思
っていたけど、実際に登頂すると感動する。
 で、頂上は思っていた以上に広く、すでにかなりの人がいた。また、6月だけど、頂上には雪がかなり残っていて、数
人の若者が遊んでいた(滑って落ちないように・・・)。山頂では、エネルギーバーとゼリー状栄養ドリンクを食べたり、散
策するなどして過ごす。でも、高所恐怖症のため、他の人がやっているように端までいけず。山頂では約1時間休憩。1
1時15分、ハーフドームから下山することに。下山も行きと同じ鎖を使って下りなければいけないけど、時間的に大渋
滞していて、ゆっくり下りる。高所恐怖症の俺には怖いかなと思ったけど、それほどでもなく、すんなり下りれた。

    
行きのアプローチ(人はまばら)     山頂からの風景           帰りのアプローチ(渋滞)

その後は、妻の膝が少し痛くなってきたらしいので、サポーターをはめ、ゆっくり歩きながらネバダ滝を目指す。途中で
小休憩を入れながら、歩くけど、疲れているせいか、行きより距離が長く感じる。14時過ぎにネバダ滝に着き、ここでし
ばし休憩。ここからは行きのミストトレイルとは異なり、ジョンミューアトレイルを歩く。こちらは距離は長いけど、険しくは
ないので、少し楽。ここもゆっくりあるきながら、スタート地点のハッピーアイルのトレイルヘッドを目指す。16時過ぎに
やっと、スタート地点に到着。妻の膝を心配したけど、なんとかなったのでかなり安心。

    
      途中の風景                  ネバダ滝               トレイルヘッドに到着

カリービレッジまでバスに乗ろうかと思ったけど、かなりの人がバス停で待っていたので、諦めて再び歩いてカリービレ
ッジへ。キャビンに着いたのは16時30分。なので、ちょうどキャビンを出てから12時間で帰ってきたことになった。そ
こで、一人でヨセミテ内を観光していた母と落ち合い、夕食としてピザをたらふく食べて、お約束のTシャツを買ってか
ら、疲れていたのは早めの就寝。
結局、今日は約17マイル(23kmくらい?)を12時間かけて歩いた。無事、登頂できて妻がかなり喜んでいた。良かっ
た、良かった。

●2006年6月11日(日)
 今日は5時30分に起床し、6時からミラーレイクまで散歩。誰もいない道をひたすら歩き、カリービレッジから30分ほ
どでミラーレイクに到着。思ったよりも近い。これまでミラーレイクに行った時(8月と10月)は、水があんまりなかった
り、枯れていたりしたけど、今回はさすがに豊富な水があり、水面に写るハーフドームを眺めることができた。人がいな
いので、静かな湖のほとりで30分ほどゆっくりした後、キャビンへ戻る。カリービレッジに戻る途中ではまたしても、鹿に
遭遇。まあ、UCSC内にもたくさんいるから珍しくないけど、なんか国立公園で見かけると嬉しい。

    

その後、テントキャビン内を綺麗しに、チャックアウト。で、今回、宿泊したテントキャビン、設備の割には高いけど、ハー
フドーム登頂には、朝に車を運転しなくても良いし、最高だった。ヒーター無しだったので、夜は少し寒いけど、寝袋さえ
持っていけば問題なし。で、昨日は母を一人置き去りにしたので、今日はヨセミテ内の他の場所を車で観光。まずは車
でロウアーヨセミテへ。母は昨日一人で見に行ったらしいけど、激しく流れるヨセミテ滝をどうしても身近で見たかったの
で、立ち寄った。さすがに水の豊富な6月、水の勢いが凄く、近くまで行くとびしょぬれになる。ちょうど、虹もかかってい
て、非常に良かった。

    
    テントキャビン内               テントキャビン外観          虹のかかるローアーヨセミテ滝


その後は、車でエルキャピタン、ブライダルベール滝、トンネルビュー、グレーシャーポイントと観光。グレーシャーポイ
ントでは昨日登ったハーフドームが一望でき、なんか感動。少しだけ、優越感。ここで帰っても良かったけど、いつも使
っている140号の道路が土砂崩れで通行止めなので、マリポサグローブを観光して、南出口から帰る事に。が、マリポ
サグローブを目指すも、駐車場が満員と言うことで中までいけず、一旦、ワォナホテルまで戻り、車を止め、そこからシ
ャトルバスで行くことに。運良く12時30分(バスが30分ごと)に乗ることが出来、一路、マリポサグローブへ。20分ほど
で到着。園内を一周するトラムツアーがあるみたいだけど時間がないので少しだけ、トレイルを歩いて帰ることに。とり
あえず、グリズリージャイアントと呼ばれるジャイアントセコイヤの木まで見て終了。で、マリポサグローブ、初めて言っ
たけど、意外と面白いね。キングス・セコイヤキャニオンでしか見れないと思ったジャイアントセコイヤの木が結構たくさ
ん見れる(セコイヤキャニオンNPよりは小さいけど・・・)。その後は、帰路に着き、ギルロイのインアウトバーガーで夕
食を取ったりして、19時ごろ帰宅した。

    
    ヨセミテ滝            エルキャピタン         ブライダルベール滝

     
グレーシャーポイントからのハーフドーム    マリポサグローブ          ジャイアントセコイヤ

感想:ハーフドームトレイル、なかなか良かった。事前に友達や他の人のホームページで情報を集めていたので、かな
り安心できた。特に、朝、5時から歩きはじめる事ができたので、渋滞する前に山頂にたどり着くことができ、良かった。
また、涼しかったせいか水は持っていった量の半分(3リットル)しか消費せず、6リットルは多すぎたかな(時期によると
思う)。それと、今回はランニングシューズで言ったけど、やはり少し滑った。なので、できればハイキングシューズの方
が良いと思う。滑らないし。
なお、これから登る人は皮手袋、懐中電灯(朝暗いので)だけは忘れずにね!


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