11月 3日 オコヤトコ〜天狗塚〜谷道 一人




昨年秋からTAKA氏の「趣深山」に紹介されている静かな自然が一杯のコースを、氏の感情をも顧みず「土足でホームグラウンドを踏み込む」ように遠慮な く歩かさせて頂いています。

そんな中で、今年10回目の天狗塚周辺歩きに出掛けた。
今回のコースは、オコヤトコ〜牛の背〜天狗塚〜南西尾根〜谷道川の周回コース。
昨年一度歩こうとしたが、思いがけない積雪・尾根までのルートミス等で牛の背より引き返し諦めたコース。
女房に声をかけると「オコヤトコも、谷道川も一度歩いている!」と即座に拒絶反応。

午前中は晴れの天気予報をネットで確認し、一人で出掛ける。
空には星が輝き月も出ているので安心。だが仲南あたりから小雨が降り出し前途が危ぶまれる。
池田ダムを過ぎると雨も上がりほっとする。

R439から祖谷山林道へ車を乗り入れ、谷道川への降下点近くへ車を停める。
身支度をしていると徳島ナンバーが一台脇へ停める。
釣り人でもなさそうだし、山歩きでここへ停める人は物好き?だろうからひょっとすれば「SAIさん」と思い声をかけるとピンポーーン。(実はSAIさんの徳島を中心とした山行記録ホームページ 掲示板で話題になっていたコースです)
SAIさんは県境歩きで色々資料等を頂き、参考にさせて頂いた方である。

伺えば、逆コースを歩かれるとのことであり、途中で「再会しましょう」で別れる。
谷道川を渡り少しの登りで軌道敷跡へ到着。
前回は積雪もありここで進むべきコースを失い大幅なロスタイムをした所。
今回は先ず尾根へ上がろうと進む。

尾根へ着くと薄い踏み跡が続き、これを忠実に追う。
途中の前回尾根へたどり着いた辺りはやはり相当上がっている地点であった。

尾根の両側からは盛んに鹿の鳴き声が聞こえてくる。
1480mピークを過ぎ、唐松林を進むと「大きなヌタ場」へ到着。
コースを外していないと一安心。
近くの木漏れ日の当たる場所で遅い朝食タイム。




汗止めに巻いているパンダナを取り絞れば汗が水滴となり落ちてゆく。
濡れているため、小休止するだけでも肌寒い季節になっている。
コーヒー&ジャムパンの簡単ないつもと同じ内容。

15分ほど休み歩き出すと、前方に猿と思える動物が木々を伝って横切って行った。
程なく笹原へ出ると露で光っている。
直ぐにズボンがビッショリになるがそのまま1640m交差点を目指す。
交差点からははっきりした獣道ウォーク。

鞍部へ着くといつものように笹原から天狗が頂上から見えだしてくる。
牛の背三角点からは三嶺も霞の中で見えているが、南北の方は春霞の様な気配でぼんやりしている。



少しはずれて掲示板へ書き込みをしようとするとなかなか送れない。
10分ほど粘ってみても書き込めないので諦め少し歩き、祖谷の集落が見える地点で再度トライ。
今度は一回で繋がり、書き込みもOK。

ここからは天狗の頂上に大勢人が立っているのが見える。
日を浴びた笹もほとんど乾いてきている。
歩き出すと次々にすれ違う人と出会う。
天狗の池までで13名とすれ違い。
池の水も少なくなっていた。




頂上目指して急坂を上がっていると、上から下りてくる方が途中で立ち止まり待ってくれている。
最初は4人。しばらく行くとまた「ゆっくり上がってください」との声。今度は6人。
確かに上り優先のセオリーどうりでしたが、通り過ぎた後で立ち止まり口をパクパク、ドキドキ。
アクセル全開の無理はもう効かない。

頂上に着けば先客が2人。「SAIさん」が待ってくれていた。
言葉を交わし、牛の背へ向かうのを見送る。




しばらく頂上で休憩していると次から次へと上がってくるので、南西尾根へ下ることにする。
紅葉し始めたコメツツジの中を急降下。



振り返れば頂上にやはり大勢の人が。




少し下り、カヤトの中に小さな空間。風も当たらないし、太陽も当たる絶好の昼寝ポイント。
荷物を降ろし、靴下も脱ぎ濡れたものを周りへ拡げる。
先ずは食前酒(単なる燗酒)の準備。
やかんで燗をしマグカップに注ぎ口に近づけると良い香り。「幸せ」




次にラーメン、出来上がると鍋のまま頂き、食後のコーヒー&ミカン。
豪勢?なランチの道具のため大きなザックを担いできたのである。

ランチも終わり横になろうかという時に少し離れたところでゴソゴソという音。
一瞬「心停止」状態。
が、直ぐに人が現れ一安心し再スタート。
谷道川より上がってきた方であった。

こんなこともあり、眠気もどこかへ飛び去ったので荷物を纏め下山し出す。
自然林の中は紅葉の真っ盛り。










人工林へはいると、ここでも何本かが倒れている。

ガレ場を過ぎ、無事乗越へ下山。
ここからは水平道を少し歩き、下の水平道へ下り最後に河原へ。
丸木橋はやはり外れたままであった。
片側をワイヤーで繋ぎ、流されても材料自体はこの場から流出しないような造りなので水が増えれば直ぐに流される。

徒渉しようかと周りを探すと、下流に橋が見えている。
大きな岩が転がる右岸を少し下り、砂防堰堤工事が行われている沢を横切り橋へ近づく。
直ぐ横には昔の軌道敷跡の石造りの橋脚?が二本聳えている。



手すり付きの立派な橋を渡り左岸側の林道へ到着。
ここからは3qほどの林道歩き。



谷道川沿いは紅葉の真っ最中を下っていると、雉の道案内。



ノンビリと林道を下り、駐車場所へ戻ると、「SAIさん」の車はもういない。

今回は明るい内にさまちの湯目指してスタート。
途中で次の山歩きのための取り付き地点・駐車場所を確認し帰途へ着く。
風呂でのんびり過ごし猪ノ鼻を越えると又雨が。
御陰で林道走りのため汚れた車体が綺麗になった。

これからも牛の背通いが続きそうになる「自然との触れ合い」の一日でした。



【オコヤトコルートには、一般 的 な 登山道はありません。
従っ て標識・テープ類はほとんどありません。
歩か れる場合には、十分に注意願います。】




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