乗り物の振動や加速、体の傾斜などの刺激は内耳にある三半規管でとらえられます。ここからの実際の情報と、頭と耳で予測したバランスの情報にズレが生じることから吐き気や嘔吐、手足の冷え、脈拍が弱くなるなどの乗り物酔いの症状が起こるのです。車の助手席で地図やテレビを見ていると酔い易いのも、カーブやブレーキによる動きなど、内耳でとらえた頭の位置情報と地図を見つめている眼球から入る情報にズレがあるからです。逆に遠くの景色を見ていると酔いにくいのは、こうした情報のズレが少ないからです。