「タイ大洪水。それでも私は象に乗り、
 オイルマッサージでヌルヌルした」



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50年に1度と言われるタイの大洪水は、アユタヤからバンコクに拡大。日系
自動車メーカー8社の工場が全面停止し、日系企業の被害は400社超。
ナワナコン、ロジャナ、ファクトリーランド、バンチャン、バンプリ、ミンブリ、
パトゥンタニ、ハイテク、バンパイン、ラクラバンなど、工業団地も次々水没。
首都北部ドンムアン地区などで住民ら9万5千人に避難勧告が出て、ワット・
プラケオ(エメラルド寺院)付近も、足首ほどの高さまで浸水。プミポン国王が
入院するシリラート病院も、敷地の一部が冠水……(2011年10月24日現在)



深刻なニュースが続くなか、洪水警報発令中のタイをのんきに観光旅行した
女ひとり旅股間活性化委員会のYちゃん(東京在住、20代OL)から、旅の
報告メールをいただきました。

前半はともかく、後半はほとんど宇能鴻一郎先生の「夕刊フジ」連載小説
みたいになっていて、いかにも「不謹慎だ!」と叱られそうですが、とりあえず、
ご本人の掲載許可もいただいたので、あまりにもモロな表現はカットのうえ、
いけしゃあしゃあとコピペさせていただきましょう。

しかし、バンコクで働く駐在員や現地採用のみなさんがタニヤのカラオケにも
ナナやソイカウボーイにも行かず、洪水対策に奔走しているこの非常時に、
自らすすんで己の股間を洪水状態にしている不届き者がいたとは……


第一章 
アユタヤはすべて水の中である


初バンコク、初ひとり旅。しかしなぜか、夜のバンコク製作委員会、
アジアの雑誌G-diaryジーダイアリー軍団に連れられ、初日から
いきなり、パッポン通りにあるオカマ率100%のゴーゴーバー
「キングズキャッスルV」へ。オカマの人生に思いを馳せました。

無料案内所に書かれていた不気味な日本語
「ぜひ、ご案内させて下さいませ」が丁寧すぎてこわかった。

ところで洪水ですけど、みんな土嚢の準備をしていました。
郊外は深刻な状況だったようですが、バンコク市内はまだあまり
気にしてない感じ。でも、激しいスコールが降り水かさが増すと、
さすがにみんな心配そうに外の様子を眺めたりしていました。


ワット・アルン(暁の寺)からの帰り、船から降りたチャオプラヤ川の
ところ。水がヒザまできていて、日本人観光客たちがキャーキャー。


きっちり床上浸水してるのにVサインでポーズ!
「ワタシ反町です、アナタ鈴木亜美デスカ?」(古いよ!)
とおちゃらける陽気なおっちゃんに唖然。


さて、ホテルから1歩外に出てそのへんの市民を眺めているだけでも
動物園に来ているような気分になれちゃうバンコクですが、この国の
人が作り出すアニマルワールド=動物園はどんなもんなのか?と、
バンコク在住ライターのコバさん(男性・34才・今年から独身)に
連れて行ってもらいました。

拳銃持ってこわい顔した警備員がいる宮殿のとなり、こんなところに
動物園なんてあるの?みたいな場所でトゥクトゥクを降ろされる。
入口に「ドゥシット動物園」と書いてあったので、100バーツの入場券を
買おうとしたら、コバさんが「タイ語では70バーツと書いてある」とぽつり。

広い園内は一見動物が多そうに見えるが、それは動物のオブジェが
やたらとあるから。すべての動物の柵が低く間隔が広いため、リスや
トカゲや孔雀は堂々と脱走して自由に園内を歩き回り、キリンは手を
伸ばせば触れるほど近いところで葉っぱをむしゃむしゃやっている。

ライオンやシマウマ、カバなどのサバンナ動物から、クマ、カピバラ、
ヤギ、そしてヘビやイグアナなどの爬虫類も多いけど、注目すべきは
猿の種類の多さ。チンパンジーはもちろん、アイアイやメガネザル、
ロリス、アビシニアコロブス……そしてなんといってもテナガザルの
種類が多く、日本の動物園では見たこともないような色のやつ、
足使いが人間みたいなやつなど、たくさんいるのである。しかも、
餌もあげられて触ることだってできちゃうから、私のような「動物全般
好きだけど、動物園といえばやはり猿。猿山に直行して何時間でも
眺めていたい」という人には、天国みたいな動物園だ。

ほかにも、第二次世界大戦中の防空壕を見て「これが皿井さんの
『まろやかタイ読本』に載ってたやつか!」と歓喜&中に入って悲鳴を
あげたり、コバさんが「どうしても観たい」というので入った3D-IMAXで
ジェイソンに追いかけ回され斧でまっぷたつにされたり、なぜか鳥の
ショーに乱入してニシキヘビに巻きつかれたり……。


さらに奥へと進むと、あ、象がいる!
オプショナルツアーで予約をしていたアユタヤ観光・象乗り体験が
洪水のためなくなってしまっていたので、ジャニーズのコンサートで
翔くんだか潤くんだかを遠目に見た女子中学生なみに興奮してしまった。

20バーツでエサ(じゃがいも?)を買い、手で直接あげると、象は
鼻先で器用につかみ口へ持って行く。ぬめっとした生温かい鼻の感触。
楽しそうに左右に揺れるしっぽ。優しい目。あぁ、チョーかわいい。

しばらく見とれていると、象使いがやってきて、なんと象を檻の中から
出してくれた。うしろ足だけで立ったりする芸を披露し始める象。
象も象使いもすごく優しい目をしている。
特に象のほうは優しいだけでなく「ちゃんと考えている目」というか、
「若い頃は不良学生に体当たり指導、警察に生徒を迎えに行った
ことも何度もある。あれから数十年、学生だったやつらは結婚し
子供が生まれ、一緒に酒を飲み交わすようになった。自分も歳を
とったわけだ」みたいな、元体育教師、現校長先生のような目をしている。


コバさんが「もしかして乗せてくれるんじゃない?」と、頼んでみたら
あっさりOK。象は座り込み、足を少し投げ出して、乗るための足場を
つくってくれる。象使いも手伝ってくれるが、これがちょっと難しい。
いざ背中に乗ってみても、重心が固定されず、お、落ちそう。
結構こわい。さっさと立ち上がる象の頭部に必死でしがみつくと、
相当なスピードで歩き始める。自由に木の葉っぱを枝ごと食べ、
園内を奔放に歩き回る私の命づな……。

20分くらい乗っていたかな……?料金はもちろん無料だし、こういう
サービスを日頃からやっているわけではなさそうだったから、私は
ラッキーだったのだと思う。旅行会社の人にも、「郊外に行かないと
象はいないし、ましてや乗るのは難しいでしょうね」と言われていた。

最後に「バイバイ」と手をふったら鼻で「バイバイ」とふり返すサービス
までしてくれた。次の渡タイ時は、象使いのもとへ修行に行こうと決心。
タイ語で象ライディングの交渉をしてくれたコバさん、夢がかないました。
本当にありがとうございました。


第二章
男もすなるオイルマッサージといふものを
女もしてみむとてするなり


寺院観光中にスリの現場を目の当たりにしたり、居眠り運転する
タクシーの運ちゃんにあたったり……初めてのバンコクでは色々
ありましたが、やはり今回の旅のハイライトは按摩昇天体験です。

バンコク旅行体験記を読んで初めて行ったマッサージ屋で
その気持ちよさにはまってしまった私は、1週間の滞在中に
3回もオイルマッサージを受けちゃいました。

最初の店が1時間350バーツ。
2度目に行った店は400バーツ、3度目は350バーツ。
タイ古式マッサージだと1時間150〜200バーツ前後だから、
オイルマッサージはその倍くらいが料金の相場のようです。

1回目と2回目は女性のマッサージ師でした。
2回とも良かったのですが、薄暗い密室に全裸で横たわり、
アロマオイルの淫靡な香りに包まれ……なんだこれは? 
エロスイッチがオンにならないはずがないではないか。

そんなわけで、「これ、男子から受けたら、私のエロモードは
一体どの程度になってしまうのだろう?」という探求心から、
3回目は男にヌルヌルしてもらおうと決意、男性マッサージ師の
いそうな店を探すことにしました。

1週間、バンコクのマッサージ店を外からじろじろ見た感じでは、
市内のほとんどの按摩屋は女性マッサージ師ばかり。
男性は、いても店に2〜3人のところが多そうです。

しかし、エロへの執念は力を与えてくれる。

あたりさわりのないバンコク市内観光の合間に、私はいろんな
マッサージ屋を物色。男子が多そうな店を探しに探し、血ヘドを
吐くほど歩きまわったのでした。


そして、命を削るような思いをしてやっと見つけたのが、
バイヨークスカイホテルのあるプラトゥーナム市場に近い
「M@B」というお店。なんと店員のほとんどが男性です。

外から店内を眺めていた私に「マッサージどう?」と声を
かけてくれたのは、ソフトマッチョでコワモテのイケメン。
服の上からでもわかる発達した胸筋と、二の腕から
チラ見えする入れ墨がセクシー……。

「オイルマッサージ1時間、OK?」
「OK!」

ドキドキしながら入店してみる。
きらびやかな模様の敷物に象の置物……おしゃれ可愛い
店内に、つい忘れていた乙女心がくすぐられる。
いやいや、不純な気持ちで来てるんだから、こんなところで
ときめいてちゃいかんよと気を引き締めなおし、まずは桶で
足を洗ってもらう。椅子に座って男性に丁寧に足を洗われる
なんて初めてだが、なんとなく赤いパンプスを履いた女王様
になった気分。前戯はここから始まっているようだ。

その後、カーテンで仕切られた暗い密室に連れて行かれ、
服を脱ぐよう指示される。英語ができないらしく、彼は身振りで
「服を脱げ」と言うが、わざと聞き返して、彼からの「服を脱げ」
ジェスチャーを楽しんじゃったりして。
言葉が通じない人とセクシーな関係になったことはないけど、
いいかもしらんなこりゃ。まるでストーカーのように妄想の中で
一方的に関係性を構築し、準備は整った。

うつぶせになり、オイルをたらたらと垂らされ、背中から
マッサージスタート。始めたとたん、気づいた。
「これはヤバイ・・・・・・」
指がゆっくり、ヌルヌルと私の背中を這う。ゴツゴツした指が、
腰から背中へ。執拗に往復したかと思えば、脇腹や乳房まで
のび、くすぐったいのを我慢する。くそぉ、私が背中が弱いと
知ってのことか。手をこすり合わせ摩擦で熱くしてから、
ゆっくりと腰をなで回す。かと思えば、目で確認しないと想像が
つかないような不思議な動きで、めちゃめちゃな感触が思考を
停止させる。イケメンに触られているというのもあったかも
しれないが、それまでの2回のマッサージ師より明らかに技術が
上だった。正直、背中だけでもう私のアソコはびっしょり。

背中のあとは、足へ。片足ずつ丹念にマッサージされるが、
こっちは声が出ちゃうの我慢するので精一杯。そんな私の体の
変化を知ってか知らずか、足先からだんだん上がってきて
お尻をぐいぐいもみしだいてくる彼。なんか手つきが普通の
痴漢みたいになってない?お尻の穴周辺、やめて〜!

つづいて仰向けになると、さらに足の付け根を攻められる。
あれ?いつの間にか勢いあまって、あと5ミリで指が入っちゃう
ところまできてない?って、おい、入っちゃったよ!
期待していたとはいえ、まさかのおいしい(?)展開に抵抗する
ことなどできない。付け根部分はかつてないほどの大洪水だ。
すると彼はTシャツからパンツまで素早く全部脱ぎ、ピンポイントで
チューチュー吸ってくるではないか。横からは、他のお客さんが
マッサージを受けている音がかすかに聞こえる。隔てているのは、
カーテン1枚だけなのだ。うひょへ〜。

ひとしきり胸や口をなめられ、ついには挿入されそうになったが、
そこは朦朧とした意識のなか「ノー」と言うと、強要はされず。
このあとどうするつもりなのかと思っていたら、彼は再度洋服を
着て何事もなかったかのように通常のマッサージに戻った。
だけど、時間超過を気にしてか、高速でちょっと雑……。

終了後、出されたお茶を私が飲んでいる最中も素っ気なく、
あまり目も合わせようとしなかった。まぁ、お店にばれたら
マズかったり、私がリピーターになったら困ったりするのかな?
でもちょっと寂しい気分。

それにしても、このセクハラ君はよくこういうことをしているのか?
このお店はそういう店なのか?それとも、私が興奮しているのを
感じたから?……そこらへんの事情はよくわかりませんでした。

バンコクでセクハラされたい女子のみなさんは、ぜひ男性の
マッサージ師がいる按摩屋さんへ行ってみましょう。自分で
自分がコントロールできなくなるという楽しさを味わえますよ〜。



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