中華街の泥棒市場と路地裏ムエタイジム
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バンコクの中華街ヤワラーと言えば何を連想するだろうか?、シーフード屋台とか、激安パチものソフトとか、眩い金行とか…。これら、おなじみの活気ある店たちとは一線を画す露店スポットを紹介しよう。あえて紹介するほどのもんでもないのだが、やっぱり誰かに言わずにおれない脱力スポットだ。ナコンカセム(泥棒市場)として知られるエリアの北側はずれ。それでなくても、普通の外国人旅行者の購買意欲を萎えさせる訳のわからない品揃えの露店が並ぶ地域だが、この一角のダレかたは半端じゃない。 ←おいっ、客が来てるんだから、とりあえず起き上がれよ。埃まみれの変色した剥き出しカセットと、死臭漂う赤ちゃん人形。ごま塩アタマの客のおやじの存在もシュールだ。まるでアングラ演劇のテント公演を見てるみたいな光景である。 左端に並んでいるのは、JALの機内で配布される使い捨てスリッパ。よくもこんなに集めたな。スリッパの縁に縫いこんであるJALのマークにつられて、思わず買ってしまいそうだ。あと、どうでもいいけど、右側の怪しい液体は一体なんだ?検尿サンプルみたいな存在感はただものじゃない。怖くて正体を確かめる気にもなれないぞ。→ ←こ、これは…。まさに宝の山。いかにもそこらへんの会社の事務机の上から失敬してきましたって感じの品揃えが頼もしい。にしても、なにもそんな乱暴に積み上げなくても…。炎天下に山積みされた電子機器たち。下の方に埋もれてるやつは、ほどよく蒸しあがって絶好調だ。こんな保管状況でへっちゃらって事は、どの製品も摂氏90℃の耐熱テストに余裕でパスするスグレモノのはず。老眼鏡かけて真剣に値踏みするオヤジも渋い。文字通り「掘り出し物」ばかりだ。 |
ろくでもない露店たちに、いい加減うんざりしたら、中央病院脇の細い路地に入ってみよう。何の変哲もない黒いガラス戸の家が見えてきたはず。う〜ん、怪しい。そう、この「黒い家」では、ミヤンマーから売り飛ばされて来たいたいけな少女達が…。いや、ここはそういう場所ではない。知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない、ラチャダムヌン・スタジアムのフィクサー・A会長がしきる、タイでも指折りの由緒正しいムエタイジムなのだ。 ここには、現在、20数名のタイ青年達が住み込んでおり、世界の頂点を目指し日夜黙々とサンドバッグに向かっている。飛び散る汗と燃え上がる青春の炎…と思ったら、いきなりのテレビドラマ観賞だ。…あのう、今日はもう「あがり」なんすか?テレビの横には一応トロフィがあるし、壁には大いなる夢に向かって突き進む彼らの寄せ書きがビッシリ。でもテレビドラマの方は、かなり軟弱なメロドラマだった。別にいいんだけど…。 誤解なきよう、説明しておこう。ムエタイのトレーニングというのは、我々素人が想像するより、はるかにシステマティックなものなのだ。一日中だらだらとサンドバッグ蹴っとばしてりゃいいってもんじゃないのである。早朝と夕方のランニングを除けば、正味の練習時間は、せいぜい午前3時間&午後3時間といった感じ。だから練習時間の合間には、お昼寝タイムだってあるし、見たきゃテレビ見てても構わないのである。写真右端の縄跳びは、ホースを使った手作りの一品。すりきれたミットやグラブもよく手入れされている。リングもパンチボールも1つしかないが、こうしたジムから、最強のムエタイ戦士が世にでていくのだろう。きっと。 いやはや、奥が深いですね、チャイナタウン。ガイドブックにとらわれず、見知らぬ路地をちょっと入ってみると、何か新しい発見があるかもしれません。あんまりアレなもん発見してしまってもナンですが…。 |