緊急指令:Y2Kフライトに体を張れ!


MIT南部支部に所属する「ころく隊員」をご存知でしょうか?日本で平和に暮らす一般市民はまずその名を聞いた事がないであろう「ハジャイ」というマイナーな街を拠点に、タイ南部で右脳生活を送るツワモノです。

タイのエンジニア達の2000年問題への取り組みの成果を、体を張って自分の目で確認したい。「ころく隊員」のそんな思いにあふれたレポートを新年スペシャルとしてお届けしましょう。Y2Kトラブルで落っこちても、なんの不思議もないタイ航空国内線。「ころく隊員」の運命やいかに。




はじめまして。まず、ざっとハジャイの街をご紹介しましょう。地図でみるとタイとマレーシアとの境目あたりですね。国境の街って、どこもそうですが、モノがいっぱいあって活気があります。ついでに風紀も乱れます。特にこのへんは、マレーシアやシンガポールから中国系のお客さんがおしよせ、ショッピングだのなんだのって、もう大変。そこらじゅうで、耳をつんざく中国語が飛び交ってます。彼らは朝から超ハイテンション。上半身も下半身も実にエネルギッシュな人達です。

髪を見せないように頭巾をかぶったイスラムのマレー女性もそこかしこにたくさんいて、バンコクやチェンマイとは全く違う光景が見れます。屋台やお店で商売してる人に多いようです。タイ語で話したり、英語やマレー語で話したり、相手によって言葉を変える器用な人もいます。

一応、ハジャイは、北のチェンマイと並んでタイでは3本指にはいる大きな街という事になってます。でもまあ、30分も歩けば、中心部はぐるっと一回りできちゃいます。えーっと、これだけじゃ物足りない方は、
こっちのぞいてみて下さい




すごい。2nd通りのタイ航空オフィス、1月1日もちゃんと営業してました。
一応、次のバンコクへのフライト訊いてみたら、ちっこい飛行機なのにまだ150席以上空きがあるって。みんなびびって元旦のフライト避けてやんな。おーし、チケット買っちゃえ。

2000年1月1日、ハジャイからバンコクへの片道切符。
わーい、ひさびさの飛行機だ。






タイ航空オフィス隣のせこい旅行代理店がやってる乗合ミニバスで飛行場へ(50バーツ)。
ハジャイにはタクシーなんかないから、これが確実。ちなみにハジャイ市内の移動はバイタクかソンテウ。どこからどこまで乗っても、にっこり笑って20バーツ渡せばもめる事なし。


”We are Ready for Y2K ( Hat Yai International Airport )”

ハジャイ飛行場玄関に、パチンコ屋の新装開店のような安っぽいのぼり発見。
なんかよけい不安になってきたぞ。




れれっ、もう着いちゃった。あっという間の90分。なんの問題もなかったぞ。世間が騒ぎすぎなんだな、きっと。それにしても、こんなに客の乗ってない飛行機は生まれて初めてだ。やれやれ。

バンコク・ドンムアン空港の国内線ターミナルにある「お坊さん専用」の待合席。蘭の花で囲ってあって成仏できそう。中に座ってVサインをだした記念写真を撮ろうかと思ったけど、空港職員につまみだされそうなので自粛。さあ、新しくなったホアランポーン駅から鈍行列車に乗ってハジャイに帰るか。20時間くらいかかったっけ・・・。







【おまけ:その後のニュース記事より】

タイの国家Y2K(2000年問題)司令センターを担当するトライロン首相府相は1日午前零時を回った後、記者会見を開き、「最も警戒されていた電気、エネルギー、交通、通信の4分野で問題は発生しなかった」と語った。タイ銀行も、ひと足早く2000年を迎えた日本からの情報を得て対応。午前1時、すべてのシステムは異常なく作動していることを宣言した。

タイでは、年末に多額の預金を引き出す人が増えた。引き出しの殺到によるシステムダウンを心配したチュアン首相が「Y2Kは一夜の問題。現金を多く持ちすぎると引ったくりや空き巣に狙われることになる」といさめる場面もあった。

今が繁忙期のリゾート地、プーケットなどでは予約取り消しが相次ぎ、観光客は平年の半分ほどに落ち込んでいる。観光業界関係者は憂うつな表情だ。



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