目黒のタイ大使館と寄生虫館

観光目的の旅行者がタイにビザなしでいられるのは、一ヶ月。それ以上の滞在をしたい時や、赴任・移住などの場合は、ツーリストビザだの、ノンイミグラントビザだの、渡航前に用意しなければいけない。東京の場合、「タイ大使館領事部」へ行く。
一番シンプルな二ヶ月いられるツーリストビザの例だと、必要なのは、申請書と写真二枚とパスポと航空券と申請料三千円…って感じだけど、詳しくは大使館のHPで要確認。2002年6月1日から、全ての領事業務は午前九時〜十二時(月〜金)になっている。
この大使館、住所は品川区だけど、最寄駅は「目黒」。駅東口を出て目黒通りを進み、高速にぶつかったら、右折。そのまま少し行くと、ささやかな青い看板が右前方に見える。人がいっぱい来ると忙しくなって困るから、できれば気付かずに通り過ぎてほしいといわんばかりの小さな看板だ。その小道を入るとすぐ、神戸の観光地みたいな洋館が見える。それが大使公邸。ビザ手続きは、公邸隣の白い建物のほう。
〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-14-6
TEL:(03)3447-2247 領事部3441-1386
Email:thaitke@hpo.net

領事部はいつもザワザワ混んでいるが、待合い室には情報誌などあり。「タイ通を目指す人のワイワイタイランド」では、日本国内のタイ料理店やバンコクのお店、日泰のニュースやエンタメ記事が、タイ語と日本語でこざっぱりと掲載されていた。
他に、「日本に住んでいるタイ人はみんな読んでる・バンコクタイムズ」と表紙に書いてあるタイ語情報誌では、代々木公園のタイフードフェスティバルを紹介していた。前回は30万人の訪問客があったというが、東京エリアだけで、こんなにたくさんのタイ料理屋があったなんて。そういえば、上野には「タイスキ・コカ」もオープンしたってメールももらったっけ。

ビザの用事がすんだら、一旦駅まで戻り、西口の側へと出て、権之助坂を下る。歩いて十五分、山手通りを越えた左側にあるのが有名なデートスポット・目黒寄生虫館である。
〒153-0064 東京都 目黒区 下目黒 4-1-1
財団法人 目黒寄生虫館
TEL: 03-3716-1264  FAX: 03-3716-2322

はじめまして。ぼく、アオウミガメです。え?おまえカメだろ、なんで寄生虫館にいるんだって?え〜、ぼくの目元の白いブツブツ見てください。ウミエラ蛭に寄生されちゃったんです。こんなことになるんなら、毎日ちゃんとクレアラシルしとけばよかった。みんなは虫がつかないように、寄生虫のこと、いっぱい勉強していってね。ちなみに、ココ、入館無料で、月曜はお休み。開館時間は十時から五時までだから、ヨロシクネ。
ポン酢で食べるとうまそうだけど、人の腸に寄生していた回虫だよ。グニョグニョしてて、こてっちゃんみたいなプルプル感がなんともいえず印象的。
左の裂頭条虫も、人体に入ったときは数ミリだったんだけど、体内でこんなに立派に育っちゃった。八メートル以上にもなったんだよ。

展示のすぐ横にぶらさがってる白い紐も、同じだけの長さがある。つまり、この紐を引っ張って伸ばしてくれれば、この寄生虫がいかに長いか実感できるってわけ。ね?親切で説得力のあるアイデアでしょ?
いきなりでスミマセン。バンクロフト糸状虫症…ひらたくいって、陰嚢水腫です。これが、蚊によって媒介されるなんて、怖すぎ。北斎の浮世絵にも描かれていたらしいけど、いくら大きくなったといっても、こんなじゃちっともうれしくないよね。
な、なつかしい!本物のギョウチュウ検査!やり方のお手本を示すキューピーちゃんの絵が、あまりにノスタルジック!小学校低学年で自分の肛●に青いシール部分を正確にヒットさせるのってちょっとした試練かも。

ところで、名前欄に丸和太郎ってあるけど…何者?

お待ちかね。2階のお土産コーナー。

色とりどりの原虫Tシャツは、この夏のマストアイテム。値段高めなれど、記念に一枚買っとくべし。あ、女の子だったら、ファンシーなデザインのランチバッグや、回虫トートバッグも要チェック!

原色の写真がまぶしいFIFA公認(ウソ)の寄生虫館オフィシャルガイドブックも、300円とリーズナブルだよ。
寄生虫館を見学して腹が減ったら、駅のところまで戻って、アトレ一階の「回し寿司・活」へ。有名な「梅丘・美登里寿司」のプロデュース店なので、コンベヤ回っててもあなどれません。

「じゃ、おやじ、とりあえず、カイヒモとエンガワね!」


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