驚異の日本語能力、しもネタの女王見参



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スクンビットの某ソイのどん詰まりに、その女はいます。

在タイ日本人相手に営業するなんの変哲もない居酒屋A。別に怪しいお店ではありません。こじんまりした木造りの店内で、リーズナブルなつまみを食べつつ、軽く一杯。バンコクによくあるそんなお店のひとつです。
しかし、ここには、恐ろしいほどの日本語能力と、あきれるほどの底抜けの明るさ、そして救いようのないシモネタパワーを兼ね備えた、「きっつい」タイ女性がいるのです。

狭いカウンタの右端に陣取り、ろくにビールもついでくれないのにやたら口数だけは多いスリムな彼女、そう、彼女です。一方的にシモネタをまき散らす以外は、これといって仕事らしい仕事もしてませんが、一応エプロンをしています。首からはひもをつけたライターをぶらさげ、客が煙草を取り出すと、気の向いた時だけ火をつけてくれます。

それにしても、ものすごい日本語ボキャブラリーです。「試験に出る英単語」とかシコシコ覚えてる日本の受験生がマヌケに見えてしまいます。学校なんか行かなくたって、情熱と才能さえあればここまでになるのです。唯一の難点は、彼女のボキャブラリーの8割は下半身に関するものだという事でしょうか。もし「しもネタTOEIC」などといったものがあれば、彼女は間違いなくトップクラスの成績を修め、プリンストン大学に留学するはずです。お店がゴルフ練習場に近いため、練習帰りに一杯ひっかけるおやじ度200%の日本人駐在員に鍛えられたせいでしょうか。日本人相手の付加価値カラオケクラブが軒を連ねるタニヤ通りにも、これだけの日本語能力を持った女性は、そうはいません。流暢な日本語を話す人もいるにはいますが、ほとんどがチーママクラスとか年季の入った皆さんです。しかし、この女、どう見ても20代前半。客に名前を聞かれると、必ず「おかめ」と答えます。

ある日の、客(バンコクに出張で来たらしいベトナム駐在員、小柄で陽気な赤ら顔おやじ)と「おかめ」との会話の一部を紹介させていただきます。

会話サンプル1
  おやじ「ここ、寿司もあるのか。握り100バーツなんて安いな。」
  おかめ「そう。100バーツでニギッテあげる。えへへ。」
会話サンプル2
  おやじ「君も飲む?ほら、ついでやろう。」
  おかめ「そんな大きなビール瓶、ハイリマセーン。」
会話サンプル3
  おやじ「このスジ煮込み豆腐うまいね。どこのスジ?」
  おかめ「裏っかわのスジ。きゃはは。」
会話サンプル4
  おやじ「おでんのこんにゃくも、よく味しみてるよ。」
  おかめ「女はそんなのイラナイネー。コンニャク好きなの男ダケネ。」
会話サンプル5
  おやじ「もう帰る。チェックビン(お勘定)ね。」
  おかめ「はーい、チェックビー。あなたのチックビーは真っ黒デスネー。」

これは、ほんの序の口、さわやか基本編です。更にエスカレートしたえげつないサンプルもあるのですが、昨年末に「ころく隊員」がMITに入隊して以来、どうもHPの品位が落ちているという御批判もありますので、このくらいでやめておきましょう。なんだ、そんな女、タニヤにだっていっぱいいるぞとおっしゃる貴兄、このお店に行けば、この女のすごさがわかります。店内は比較的静かで、上品なお客さんだってたくさんいるのです。日本食恋しさに、奥様と一緒に来店した現地法人MDクラスのロマンスグレーの素敵なおじ様の姿も。VOLVOの運転手を外で待たせてる、そんな上品な御夫婦の50cm隣で、コンニャクの切れ目と適正温度の話はあんまりです。

店じゅうに響き渡るハイパーお下劣マシンガントークは、夜8時前から真夜中までノンストップでこの調子。一晩に、少なく見積もっても300回は、卑猥な日本語ギャグを口にすると思われます。他にも数名、タイ女性の店員さんはいますが、日本語能力で「おかめ」の足元にも及びません。必然的に「おかめ」はしゃべり、他の女の子はお運びさん専門みたいになっちゃってます。

初めて来店した客にも、わけへだてなく、いきなりこの調子の「おかめ」。柴田恭平さんがカウンターで1人静かに飲んでいたとしたら、間違いなく、5分で怒って席を立ってしまうことでしょう。でもそんなの気にせず、がんばるんだ「おかめ」!どんな道でも、極めるというのは立派な事だ。その日本語能力を存分に生かし、泰日友好の架け橋となってくれ!