オマケでオレをつってくれ



失礼を承知ではっきり言ってしまおう。タイの人は「オマケ」に弱い。だってスーパーなんか行くと本当にすごいよ。オマケ販促攻勢が。


■右の写真はWall'sのアイスクリームを買ってるうちにたまってしまったオマケ群だ。熊のプーさんキーホルダーぐらいまではよかったのだが、製作意図不明なタツノオトシゴのお面みたいなやつをもらった時は、使用法がわからず真剣に悩んだ。思わずタオルをつめて潮干狩りに行きたくなるような丸いビニールバッグも、無理矢理渡されて処理に困ったことがある。

■コップや小皿やマグカップなどはタイのスーパーのオマケ代表選手だ。TIPCOのフルーツジュース買うとグラスが付いてくるし、Nestleのヨーグルトには、かわいい模様のプラスチックスプーンが付いてくる。

TIPCOのフルーツジュースといえば、違うメーカーの瓶詰めトマトケチャップが付いてたことがあった。なぜに、ジュースにトマトケチャップが…。

■粉末クノールスープの袋に、アルミ製の中華のレンゲがセロテープで留めてあったのも見たことがある。なんか涙ぐましい感じすらした。

■リステリンのオマケに歯ブラシが付いてたこともあった。お口クチュクチュするより、歯磨きした方がやっぱり口臭予防に効果的なのか?

■Jack'n Jillのスナック菓子に、甘いレモンティキャンディーのオマケっていう組み合わせもあった。なんとしてでも、消費者を虫歯にさせたいらしい。

お菓子といえば、かっぱえびせんにはポケットティッシュがセロテープで貼り付けてあった。

■Duracellの乾電池に歯ブラシが付いていた。乾電池のオマケだからといって電動歯ブラシが付いてるわけではなく、なんの関連もない普通の歯ブラシだ。


■Kelloggのコーンフレーク。アニメキャラのカセットテープが付いていた。箱にビシッと留められていて、なんかとっておきのオマケって感じ。肝心のテープはまだ聞いてないけど。


■シャンプーにリンスが付いてきたり、ソープにシャンプーが付いてきたりするのも良くあるパターン。TEMOTEIのシャンプー買ったらLUXの石鹸が付いてきたこともあった。ボクって、そんなにくさいですか?

■意味不明なパターンもある。YoMostの牛乳には、シール式タトゥーが付いていた。しかも子供向けとは思えない毒々しいやつだ。薔薇の入れ墨シールを肩に貼って牛乳飲めっていうんだろうか?

■キオスクで、ヌードグラビア満載の某成人誌に、ヤニ取り歯磨き「ザクトライオン」が付いてるのを見た。雑誌をオカズにナニばかりしてないで、ヤニでも落として彼女を誘いなさいっていう親心だろうか?歯磨き粉より、ナニの前には右手を清潔にってことで、殺菌石鹸PROTEXを付けてあげた方が青少年読者に親切だと思う。

■スプレー式殺虫剤にもなぜかよくオマケが付いている。バイエルの殺虫剤には、衣類の洗剤や食器の洗剤や液体ソープが付いていた。欲しいオマケの付いてるやつを選べばよいという親切な企画のようでもあるが、虫がわくのはオマエの家の食器や衣類が不潔だからだと指摘されてるような気も少しした。

■54バーツで売っていたアース製薬の殺虫剤には、20バーツの猫いらずが付いていた。かなりの大盤振る舞いだ。ゴキブリやダニがいるような家には、どうせネズミもいるだろうという発想か?

■スプレー式殺虫剤で一番印象的だったのは、我らがキンチョーだ。なんとスプーンとフォークがラップされていたのだ。ゴキブリやアリののたうちまわるパッケージにバンドルされていたアルミの食器。悪いけどコレ使ってメシ食うのはちょっと…。



そう言えば、マクドナルドやケンタッキーのオマケ小物も少し前に大流行した。マーブンクロンセンターの4階には、そんなキャラクターグッズばかり集めて売っているお店もある。洋の東西を問わずマニア相手の商売って儲かるようだ。このマーブンクロン4階南側エリアには、マニア向けのプラモ&フィギュアの店などいくつかあるので、その筋の方には楽しめると思う。

ちなみに、正規のマクドナルドグッズを購入するのなら、スカイトレインのチョンノンシ駅前にあるマクドナルドがいいよ。ハンバーガーの注文カウンタと同じくらいのスペースの、大きなグッズ小売カウンタがある。オフィス街という場所柄のせいか、結構いろんなもんが売れ残っている。充実の品揃えだ。タイでしか手に入らないモノもあるし。





ところで、オマケに弱い反面、タイの人は「まとめ買いへの誘い」には強いと思う。日本人と逆だ。1箱100円のティッシュが5箱で428円とかなってれば、日本人なら間違いなく5箱セットの方を買う。でもタイではこうしたスケールメリットみたいのって、あんまり消費者ウケしないように思う。とりあえず1箱あればしばらくはもつんだから、敢えて5箱もいらないよ…って感じか?明日の200バーツより今日の20バーツ。そこまで言うと言い過ぎだろうか?


こうした事実を反映してか、実際そこらへんのスーパーでチェックしてみると、売る側も薄利多売といった販売戦略にはあんまり興味がないようだ。TOPSシーロム店で見かけた実例をいくつかあげると…

■Colgate歯磨き粉: 50g入り携帯用が11バーツ、200g入り家庭用が48.5バーツ
缶入り炭酸飲料Sprite: 1缶だと12バーツ、6缶入りパックだと71バーツ
Scottトイレットペーパー: 6ロールパック51バーツ、12ロールパック99バーツ
粉末洗剤Attack: 60回分パック86バーツ、120回分パック169バーツ
御婦人用Whisper: 10個入りパックが50バーツ、20個入りパックが97バーツ

う〜む。まとめて買っても、2、3バーツしか変わらない。Colgate歯磨き粉にいたっては、50g入りの4本買えば44バーツで済むのに、200g入りのお徳用(?)を買うと、48.5バーツと割高になってしまう。まさにコペルニクス的発想。

もちろん、もっと安くなってるものだってあるし、今週のBonus Saleなどとキャンペーンをはることもあるから、一概には言えない。最近増えてきた外資系巨大スーパーなどでは、山のようにまとめ買いしている家族連れなんかもよく見かけるようになった。しかし、それにつけてもこの価格設定は…。



なんのかんの言っても、やっぱり「オマケ」が一番ですね。付いてると、とりあえず得しちゃった気分がするし。たとえソレがどんなにしょーもないもんでもね。



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