| さて、この記念大法要に当たり、宗旨建立七百五十年慶祝記念事業において当奉安堂を建立申し上げるに至った意義と因縁について、一言、申し述べたいと存じます。 これは次の二点に要約できると思います。 まず、邪義謗法破折を含む仏法守護の意義による正本堂解体がその第一であります。 我が宗門七百五十年以来、伝持された尊高なる下種三宝に背き、偽の広布を標榜し、完全な邪教と化した団体が中心となって建設した建物に、平成三年の破門以降においても限りなく本門戒壇の大御本尊を御安置申し上げておくことは、畢竟、正法護持と弘通の精神に背くことであり、故に平成十年、奉安殿に御遷座申し上げました。 さらに、無用となった建物は存続の意義を喪失し、かつ維持の費用も多大であることからして解体すべきであります。 また、正本堂は既にその存在自体が破門団体による不当な宗門攻撃の口実ともなっておりました。したがって、将来においてもかかる謗法団体の慢心と悪意が、建物の存続により常に宗門内に滞り、これによって宗門を霍乱せんとする悪心・邪計がさらに生ずるであろうことは必至であります。 すなわち解体の処置は、邪義を破すとともに、仏法の正義を守るためであり、これが平成十年に断固として正本堂を解体した理由であります。 次にその第二は、正法正義顕揚の意義によるところの奉安堂の建設であります。 「大悪をこれば大善きたる」 の御金言の如く、この意義は、かの団体の大謗法がますます顕著になった平成二年前後の所行より、これに対する法華講信徒の大前進による正法護持と折伏の浄行がいよいよ進捗し、特に本年の三十万総登山により、真の広布の態勢が確立した実相においてまことに明らかであります。 かかる大善の結集としての本宗僧俗における仏法顕揚と熱誠があってこそ、宗旨建立七百五十年の記念事業として、この奉安堂が堂々完成したのであります。 広布の根源たる本門戒壇の大御本尊が安置せられたこの奉安堂の落慶により、まさに日本乃至、世界広布の礎が厳然と確立いたしたと信ずるものであります。 この大業の成就を基として、さらに本宗僧俗、一致和合団結して明年以降、いよいよ大法広布に邁進し、大御本尊の大功徳をもって心身の病に悩む世界の一切の衆生を救済すべきであり、今やまさにその時を迎えております。(中略) 「立正安国論」の正義は日本乃至、世界全人類に対する根本的な教導の大指針であり、恒久平和を築くべき根本要旨であります。(中略) 〜正義顕揚のお話は新年のお言葉を!〜 |