トップメニューへ


立体モアレ16

組み合わせ2

Combination 2

2D+立体モアレ×2


1.2D+立体モアレ

 立体モアレ8に習って異なる奥行きの像を同一画面に表示し、比較対称させることで奥行き感を強く意識させる試みを行いました。まずは奥行きのない2D像と立体モアレを重ねて表示してみます。

 作成する立体モアレのイメージを図16−1に示します。パターン面に2Dの文字を描き、G12 , LA12 では後方に立体モアレ MA を配置し、G13 , LA13 は手前に MB を配置します。G12 と G13 はピンホールアレイ PA1 で表示するパターン、LA12 と LA13 はレンズアレイ630用のパターンとします。

 

図16−1 作成する立体モアレ

 MA と MB の設計値を表16−1と表16−2に示します。重なり部分で区別できるように MA , MB を青、2Dの文字は赤で描きます。

表16−1 G1xの設計値(mm)
p = 0.8467 (30 lpi)
λwD
MA12.70.793841
MB-12.70.9071-41

表16−2 LA1xの設計値(mm)
p = 1.0
λwD
MA15.00.937540
MB-15.01.0714-40

 まず G12G13 のパターンは以下にリンクしました。これらをピンホールアレイ PA1 と組み合わせて使います。表示条件はこれまでと同様に、 PA1 と二枚の画像を600 dpiの画像としてOHPシートに印刷し、厚さ4mmの透明なアクリル板を挟んで、ライトボックスの上に重ねますが、常に PA1 が手前になるようにします。

G12, file name = "g12.gif"
G13, file name = "g13.gif"

 オクルージョン、すなわち前後関係を考慮した陰画処理の様子を見るため、両パターンの一部を図16−2に示しました。文字とモアレパターンの重なる部分で G12 の MA は文字の下に隠れ、 G13 の MB は文字の上に描かれています。この前後関係が表示される立体モアレにそのまま反映されます。

G12G13
図16−2 パターンの部分拡大図

 実際に表示したものを写真16−1と写真16−2に示します。ぼけが大きいのでやや分かりづらいですが写真16−1の MA が文字の下に隠れ、写真16−2の MB の下に文字が隠れているのが分かります。視点を上下左右に移動すると MA と MB は動きますが、2Dの文字は動きません。このようにオクルージョンがあるため、これまでのようにピンホールアレイとモアレパターンの位置関係を逆転することが出来ないわけです。

写真16−1 G12 の立体モアレ写真16−2 G13 の立体モアレ

 次にレンズアレイ630用のパターン LA12LA13 を以下にリンクしました。これらは 515 dpiでスーパーファイン紙や光沢紙に印刷して使います。

LA12, file name = "la12.gif"
LA13, file name = "la13.gif"

 実際にレンズアレイ630を重ねて表示したものを写真16−3と写真16−4に示します。モアレが鮮明になったため陰画処理もはっきりと認識でき、レンズアレイの強みが出ていることがわかります。

写真16−3 LA12の立体モアレ写真16−4 LA13の立体モアレ





2,2D+立体モアレ×2

 さらに図16−1において、2D文字の奥と手前にそれぞれ立体モアレ MA と MB を配置し、奥行きの異なる3枚の画を重ねたタイプ G14 , LA14 を作りました。なお MA と MB を区別し易くするため、MB を横波のモアレにして色も緑に変えました。

 G14 の一部を図16−3に示します。緑のサイン波パターン MB の下に赤い文字があり、更にその下にパターン1の MA が描かれていることがわかります。

 

図16−3 G14 の部分拡大図

 ピンホールアレイ用のパターン G14 とレンズアレイ用のパターン LA14 を以下にリンクしました。 λD の設計は表16−1,表16−2と同じです。

G14, file name = "g14.gif"
LA14, file name = "la14.gif"

 G14 をOHPシートに印刷し、いつものように PA1 で表示したものを写真16−5に示します。ぼけのせいで緑の横波 MB がかなり見にくいですが、なんとか設計通りに表示できています。

 

写真16−5 G14 の立体モアレ

 さらに LA14 をスーパーファイン紙に印刷し、レンズアレイ630で表示した結果を写真16−6に示します。こちらの方は MB もはっきり見えて、オクルージョンも正しく表示できていることがわかります。

 

写真16−6 LA14の立体モアレ






2D+立体モアレ2D+立体モアレ×2

トップメニューへ