ステレオ写真38
三脚で撮影2
リモコンを使う
PENTAX zoom280p の撮影例・
PENTAX zoom90WR の撮影例
リモコンを使ったステレオカメラはすでに紹介したが、三脚を使った撮影にもリモコンは役に立つ。特に zoom280p や zoon90WR のリモコンはセルフタイマーの付加機能ではなく、ケーブルスイッチの代わりにも使えるもので、カメラの前面に加えて背面にも受光器が備わっている。zoom280p 背面のリモコン受光器を以下に示す。
写真38−1 zoom280p の背面にあるリモコンの受光器
さらにzoom90WRの背面にあるリモコン受光器も以下に示した。
写真38−2 zoom90WR の背面にあるリモコンの受光器
これら背面の受光器を使えば、後からカメラに触れずにシャッターを切れるし、うまくすれば一台のリモコンで二台のカメラのシャッターを同時に切ることも出来る。
実際に三脚に付けて試してみたところ、一台のリモコンでカメラ二台のシャッターを切るのは存外難しく、一方のシャッターだけが切れてしまうことが良くある。どうやら背面の受光器はあまり感度が良くないらしい。結局リモコン二台を両手に持って、同時に操作することでシャッターを切ることにした。
大きな被写体はある程度離れて撮影しないと全体が画面に収まらない。撮影距離が大きければステレオベースも大きくとらなければならないが、こんな時にも三脚撮影は有利だ。前回の冶具を使い、ステレオベースを最大の31cmにして二台のPENTAX zoom280pを三脚に取り付けた。
写真38−3 PENTAX zoom280p 二台を三脚にセットした
コンパクトカメラにしてはやや重めのボディを両端に付けたため、僅かにたわんでしまった。ステレオベースを大きくとるなら、冶具も補強して剛性を高める必要がある。この状態で後ろからリモコンでシャッターを切り、撮影したものを以下に掲げる。
 |
 |
| 80mm(L) |
80mm(R) |
 |
 |
| 28mm(L) |
28mm(R) |
 |
 |
| 28mm(L) |
28mm(R) |
写真38−4 PENTAX zoom280p の撮影例 ISO100, トリミング済み
風景に近い写真を撮るには31cm程度のステレオベースではとても足りないが、少しでも大きくできればそれなりに撮れる物の範囲も広がる。撮影例のアナグリフを以下に掲げる。



写真38−5 撮影例のカラーアナグリフ
同様にステレオベース31cmで PENTAX zoom90WR をセットアップした。
写真38−6 PENTAX zoom90WR 二台を三脚にセットした
zoom280p や zoom90WR にもバルブタイマーモードは受け継がれており、これを使って長時間露出が手軽に出来る。以下の撮影例はバルブタイマーモードによる夜間撮影である。
写真38−7 PENTAX zoom90WR の撮影例 38mm, バルブタイマーモード4秒, ISO100, トリミング済み
リモコンを使ってカメラに触れずに撮影しているため、写真にぶれは見られない。さらに撮影例のカラーアナグリフを掲載する。



写真38−8 撮影例のカラーアナグリフ
リモコンを使えば手間をかけてケーブルスイッチなど用意する必要もない。その意味で最も手軽なステレオ写真撮影法の一つと言えるだろう。
リモコン撮影・
PENTAX zoom280p の撮影例・
PENTAX zoom90WR の撮影例