福石観音(ふくいしかんのん)
佐世保市外を南北に縦貫する国道三五号線の福石町辺りに「福石観音」と刻んだ石碑があり,朱塗りの高い門を入ると参道があります。大正時代の頃までは両側に赤い毛せんを敷いた茶店が並んでいましたが,今はありません。しかし奇岩や怪石,うっそうとした樹林,その下に散らばってある無数の石仏は,ここが古くからの庶民信仰の霊地,「平戸八奇勝」の一つであったことを物語っています。参道の奥の高い石段を上ると,高い岩壁と老樹を背に豪華な朱塗りのお堂があります。これは観音堂で,御本尊はその奥の行基岩と呼ばれる岩窟内にあります。木造七尺二寸(約2.2m)の十一面観世音の一つなどと呼ばれている古仏です。観音堂の左下手に弘法大師を祀る大師像,大師が開基した清岩寺,そこから坂道を上ると行基の座禅岩という大石があり,右手に下ると五百羅漢が立ち並ぶ羅漢窟(らかんくつ)があります。
福石観音千日祭り
毎年八月八〜十一日の四日間,福石観音の宵まつりのこと。佐世保市汐見町,もと福石免といったので福石観音と呼びます。真言宗青巌寺の境内仏十一面観音菩薩(室町時代)の御開帳がある。この日に参詣すると四万六○○○日参詣したと同じ功徳が与えられると伝えられ,参詣者でにぎわいます。参道は昔ながらの夜店が立ち並び,浴衣姿の風物詩がみられます。




聖徳太子の像

福石観音
