下本山岩陰は,土地の人から「ぜんもん岩」と呼ばれてきました。1970年(昭和45年),発掘調査が行われ,以下のようなことがわかりました。

 縄文前期(約5000〜6000年前)から縄文後期(約3000年前)の人々が生活をしていました。

 本山側のすぐそばに位置しますが,相浦川の河口から4kmと近いためか,タイ・アワビ・アサリ・ハマグリなどの魚貝類の骨や殻が見つかっています。これらを食べていたのでしょう。
 また,土器は縄文前期から中期の土器が数多く見つかっています。

 さらに,やじり,石斧(せきふ)【石のおの】,皮はぎなどの石器も数多く見つかっており,狩りをしていたことがわかります。

 縄文時代の人骨が2体,弥生時代の人骨が2体発掘されました。

 角でできた針や,漁の道具,貝殻で作ったアクセサリー,シカやイノシシの骨などがたくさん出土したことから,漁に頼るだけでなく,狩りや最終の生活も合わせてしていたことがわかります。

 今では,雑草が生い茂り,当時の様子などを想像することも難しい状態です。

下本山岩陰(しももとやまいわかげ)

下本山岩陰の標識

下本山岩陰の様子

下本山岩陰の遠景

<行き方>
  大野から本山交差点右にあるガソリンスタンドのすぐ後ろにある小道を行き,MR鉄道を横切ると,本山川を挟んで見える。MR鉄道本山駅から徒歩で15分ほど。かなり荒れている。私有地を通ってしかいけないので,注意が必要です。

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