浦頭(うらがしら)引揚記念平和公園
昭和20年に太平洋戦争が終わり,それまで海外にいた多くの人達が日本に帰ることになりました。その数約629万人で,この年の10月から昭和25年までに,針尾島の浦頭にも中国大陸や南方諸島から,約140万人が上陸しました。
ここには,佐世保引揚援護局検疫(けんえき)所があったためで,日本に帰ってきた人達は,まず上陸と同時にDDTという薬を浴び,それから7kmの山道を歩いて援護局宿舎で手続きをし,衣服・日用品の支給を受け,2〜3泊の後,南風崎(はえのさき)駅からそれぞれの郷里へと帰っていきました。
こうした人達の多くは栄養失調や下痢,皮膚病で苦しむ人たちも数多くおり,また船内で病気になり上陸直後になくなった方もいました。しかし夢に見た故郷日本の土を踏んだ感激は相当なものだったでしょう。
現在は,世界の平和を願うために,平和公園が作られています。公園内には引揚記念資料館(入場無料)があり,当時の衣服,日記,紙幣,消毒器具などが展示してある。また,平和の像や「かえり船」という引揚の歌を歌った田端義夫さんの記念碑もあります。 海岸沿いには「引揚第一歩の地」の石碑も設置されています。
「引揚第一歩の地」の石碑

平和の像


<行き方>
佐世保市針尾北町
西肥バス「宮の浦」バス停から車5分
