2005.05.28〜06.04 カナダCopeland Islands シーカヤックツアー
鹿児島カヤックス & Baja横浜 ツアー
0(前段):カナダ西海岸への思い
何度目のカナダ旅行だったろう、VictoriaからVancouverへ戻るフェリーの上から見た島々が印象的だった。いつかああいう島へ渡ってみたいと感じ、そしてカヤックを始めてからはシーカヤックで行こうと具体的な手段も考え始めた。調べるとカナダ西海岸にはシーカヤックの好ポイントが沢山あることもわかってきた。
昨年から遊んでもらっているBajaの忘年会に出たとき、カナダのデソレーションサウンドというところのツアーの話を聞いた。チャンスだ!今の仕事状況ならば、何とか休んでしまうこともできるだろう。それまでは現地の業者のツアーに申し込むしかないかと思っていた(英語でフルにやりとりすることになる)ので、今一つ決断しきれないものがあったのだ。
会社での根回し、車をバイクにぶつけてしまった気持ちの落ち込み等々、いろいろあったが、とにかく参加することができた。カナダへの訪問も19年ぶりである。最終日、自由に動けそうなので、すべての始まりになったVancouver-Victoriaのフェリーにも乗ってくることにした。
出航するLundはVancouverの北西 約100kmに位置する。
1:出発から Copeland Islands 到着
安いからとエアカナダを選択したが、bajaからの参加者は誰ものってこなかった。そして左窓際を確保して運がよければ、デソレーションサウンドを見下ろしつつ到着しようと考えたが、満席、真ん中の席しか残っていなかった。若い日本人が沢山乗っている、多分ワーホリなのかと思う。右の席の女の子(ネイルアートしている)もそうかなと思ったが、話してみたら英語しか通じない、Vancouverに住んでいる香港人だということだった(日本のファッション雑誌など眺めていたのだが)。
到着後、ベトナム麺で昼食、ホテル(YWCA)へチェックイン後 買出しへ。T&Tというスーパーは中華系のようで生きた魚なども売っている。きっと火鍋の素があるだろうと思って捜したら、肉売り場の横に見つけることができた。おみやげ第一号ゲット。YHのあるJericho
Beachなどの見物(ヨットハウスの建物や立派な駐車場があるなど、変わっていたが、海岸と桟橋は変わらず)の後、夕食は上海楼という中華料理屋へ、茹で海老など頼ませてもらってけっこう本格的。
翌日(天気晴れ)は6:30発、フェリーを二本乗り継いで101号を北西へ。このフェリーからみえる山と海の感じも大変よい。Powell Riverで昼食後、Lund
着。レンタルするタンデムシーカヤックは大きく、荷物(大防水バッグ&銀マット等の大きいビニール袋)は楽に飲み込んで、ビールや水などの共同物資も積み込んだ。準備には結構時間がかかり、出発は4時ごろだったと思う。Sさん前、私が後ろだった。ゆっくり漕ぐだけで進んでいくのはいいのだが、ラダー操作に慣れず、千鳥足カヤックになってしまった。あざらしが頭を出すのやら、水中に沢山いるヒトデなどを見ながら進んでいく。キャンプ地の入り江は石の浜、カヤックを皆でかついで、タイドライン(満潮のライン)近くへ引き上げる。林の中にテント設営後、A氏から借りた竿でロックフィッシュ(かさご)狙いの釣りへ。ところが糸がからまって大変だった。結局自分はボウズ、Kさん、Tさん、Iさんの獲物(沢山)を皆でさばく。刺身&翌朝の味噌汁となった。
夜聞いたところでは、テントはここに張り放しにし、デソレーションサウンドへはその入り口へ日帰りするとのこと。楽ではあるが、ちょっと残念。島の反対側には大きめの船も停泊でき、その日は20人乗ったチャーター船(貨物船だけど)も来ていた。
タイドライン下で焚き火、静かな誰もいない海辺では大変いい雰囲気だった。夜中に潮が満ちてきてじゅうじゅういいながら消えていった様子もよい。
航路を書き込んでみました、数字は何日目にそこを通ったかです。
2、島の二日目
朝9時出航、本土側をのんびり漕ぐ。今日はバウで推進役だ(スターンのラダー操作役は首になった)。まったく波がなく、湖のよう、遠くにバンクーバー島の雪をかぶった山々なども見えていた。この雄大な感じは日本ではなかなか味わえないと思う(奥利根湖はちょっと雰囲気近いかな?)。
岸辺には大小いろいろな別荘がちょくちょく現れた。トーテムポールなども立っており、雰囲気は出ているが、ちょっと興ざめではある。白頭鷲を2,3羽見かけ、出発間際の島の間にはあざらしもいた。
半島の先端を回っていよいよデソレーションサウンドへ。ここも静かな湖のような海面のむこうに白い山が見える。山にかかった雲は切れて欲しいと思うが、最後まで付きまとっていた。州立公園入り口の湾の奥の入り江へ。牡蠣がごろごろ岩についていて、痛風に悪いとは思う(プリン体多い)が、思わず2,3個食べてしまった。味が濃い、海が豊かなのだなと感じる。
釣り(Kさんの竿を借りてはじめて釣り上げた)、ベーグルサンド(チャイ付き)の昼食などを入れてのんびりする。帰りは少し急ぎ目だったが、大きなタンデム艇ではゆっくり漕ぐだけでかなり進んでいく。川のフリースタイル艇に近い調子で漕いでいたら、何回も止められてしまった。
夕方4時ごろ帰着、今度はA氏の竿で再挑戦。錘をもらって遠くへ飛ばせるようにしたことで、今度はきちんと釣り上げることができた。3,4匹釣ったうち、一番大きいのだけを持って帰る。Kさん、Tさんが昼に沢山釣っていたのは既にブイヤベースに投入されていたので、私のは刺身に下ろしてみた(丸美屋火鍋の素を出し、ブイヤベースや刺身に使ってみた)。今晩も焚き火、明日は天気が崩れるらしい。
3、島の三日目
朝から弱い雨が降っている。対岸の大きな島へ渡る案もあったようだが、広い海面で風に吹かれるとやっかいということで、Copeland Islandsめぐりをする。こちらの島は州立公園になっていることもあり、人工物はほとんどない(ポイントにベンチ、看板があるくらい)。雨に煙った島影めぐりの静かな雰囲気もなかなかのものである。
まずはキャンプ地向かいの島を南側に下る。次の島の南岸には牡蠣の入り江がある。昨日の所よりさらにたっぷり付いている。狭い入り江の感じもよいが、皆牡蠣取りに夢中になる。適当な石を使って岩からはがし、また石で殻を割り、中身を味わう。ここでは贅沢な食べ方をさせてもらった、全部食べたのは最初の二つ三つで、あとは貝柱だけを食べたのだ(内臓にはプリン体多いだろうということもある)。ゆっくりした後、キャンプ地へ戻り、アボガドディップのラップ(トルティーヤでくるむ)で昼食。帰り道ではかなり間近に白頭鷲を見ることができた。
午後からはキャンプ地の島の東側を北上し、Copeland Islands北端のキャンプサイトへ。ここで高台へ登ると小島が沢山見え、素晴らしい。そしてここの牡蠣は岩についておらず、拾うことができた。手のひらくらいの牡蠣がごろごろ転がっている。私はちょっとだけにしておいたが、baja校長さんなどはここでも10個くらい食べていた。帰りは鳥やあざらしにも出会いながら、のんびり戻る。朝からルーン(あび)、oyster
catcher等の鳥を眺め、島影をのんびり漕いだ優雅な一日だった(午後には雨上がっていた)。
焚き火を囲んだ談話も今日限り、Vancouverについてからの予定、ガイドのChiggyさんのホームステイ体験など話した記憶があるが、全体に名残惜しかった気がする。
4、四日目、そしてVancouverへ
ホットシリアル(オートミールを温かい牛乳で少し煮たもの、ちょっとお粥のような感じがする)なるものを食し、片付け。9時少しすぎには撤収完了、これで終ってしまうと思うと残念だが、何箇所か蚊に刺されていたり、膝裏がウェットスーツに擦れて痛かったりで、ほっとしたことも事実。
島影をゆっくり漕ぎ、抜けたところで本土側へ。しばらく行ったところで、灰色の頭のSea Lion(トド)を見かけることができた。すぐLundが迫って来るが、終りたくないと気持ちは皆あるようで、かなりゆっくりなペースになっていた。
いい天気の中、二つのフェリーを乗り継いでVancouverへ。両方ともデッキで外を眺めていたが、行きでは朝食を取っていてあまり眺められなかったVancouver側のフェリーも景色がよいことがわかった。先頭(乗客がいけるうち)に立つと風当たりが強く、寒かったが、山と海をずっと眺めていた。カナダ第三の都市からほんのちょっと外れただけでこれだけ自然豊かなことに感動。
フェリーターミナルHorse Shoe Bay 近くのレストランで夕食、魚料理が美味しいところだそうだが、全体的な雰囲気も、ウェイトレスのサービスもよかった(ワインを決めるとき丁寧に聞いてくれた)。食べたのはSea
food Hot pod ビーフン入りアジア風の汁物だったが、海老、貝、魚等の載っており、美味しい。名物ということでオヒョウのFish &
Chipsを頼んでいる人もいたが、それは油がきつそうだった。その他、シェアしたサーモンのグリルもよい。
5、Vancouver (06/02)
9時半集合でStanley parkへ。皆 朝食がまだ(私はホテルのコーヒーショップでサンドイッチ食べていた)だったので、公園近くのスーパー(自然食志向)内で食べる。カヤック二日目に飲んだチャイが印象的だったので、それを頼んでみた。あんまり飲まないうちに手が滑ってこぼしてしまったら、レジのお姉ちゃんがレシートを持っていけばもう一杯くれるという。親切心に感動する。今度は滑り止めをきちんとつけて、外(テーブルあり)に出てみる。なんとSさんが近くにいた若い女性と写真を撮っている。街に出てすぐナンパ*とは!Sさん流石だ。後で聞くと”写真撮らせてください(英語のはず)”"Why
me?""So beautiful"なんていうやり取りをしたそう。かわいい感じの人だったから"So cute"の方がよかったかななどとSさんは言っていた。我々がどこから来たか等、少し話してみるともともと日本に興味があった人で、名古屋に友達がいると言っていた。最後に名前を聞いてみた
I さんという人、こちらの名前を言わなかったのは失礼だったかなと後で思った。(*帰国後のS さんによるとナンパではなく異文化交流とのこと)
公園内はトーテムポールのところ(19年前はなかったと思う)、ライオンゲートブリッジ(湾をまたぐ大きなつり橋)を見下ろすProspect Point
中が空洞になったHollow Tree などを見学。
(21年前、2nd カナダと比べると自分の太さが増えていることがよくわかる)
昼食はGranville Islandで、最初はエコマリンを見学(水入れだけ買った)、市場横で自由に昼食&買い物(私は中華にし、そして翌日のVictoriaからの水上飛行機を電話で予約しておいた)。その後は皆でFeathercraft見学、突然行ったのにオーナーのダグはにこやかに迎え、いろいろ話してくれた。新モデルWisperやフランス領ポリネシアの冒険に使うセーリングタンデム艇などを見ることができた。最後にUBCの人類学博物館へ。初めてだと思っていたが、帰国してから旅記録読み返してみると1st Canadaで訪れていた。
夜は寿司屋、普通の握り以外にBCロール(鮭の皮)等もあり、たっぷり飲んで食べて、\7000なり。野元さんたちは翌日からまた別の場所(ディスカバリーアイランズ)カヤックに行くと言う。
6、Victoria(06/03)
雨が降っているが当初からの予定通り、Victoriaからのフェリーに乗りに行く、帰りは20年前の貧乏旅行では無理だった水上飛行機での戻り。Sさんが乗ってみたいからとついてくる、道連れは歓迎、予約は多分なんとかなるかと(フェリーの中から電話したらOKだった)。フェリーは出航時、雨だったが、途中で晴れてくる。最初の地図でわかると思うが、入港前 島の中を通るところはちょうどよい天気だった。
Victoria街中からブチャートガーデン往復、入港する港から直接行く手もあるようだった(バスを乗り換えてる人もいた)。綺麗な庭園でよく作ってある。有名な庭園なので、一度は行ってみたかったのだが(20年前は行ってない)、でも前半のシーカヤックの自然風景の方に比べたら印象が薄いのは仕方ないか。
街中で大道芸など見物、小綺麗な街なので、いい感じ。Beacon hill parkという公園を越えて海辺へ歩いていったらカイトセーリングなどをやっていた。初めて見たが面白い、下の写真には写っていないが、かなり高く飛び上がってしまうのだ。以前ウィンドをやっていたというSさんがいろいろ説明してくれた。時間を見計らって水上飛行機会社へ、行ってみると予約は紙に書いているだけだった。見ると24人中、私が19番目、Sさんは22番目、けっこうギリギリ。席指定なしだということなので、早めに待ち始め、一列に並んだ右側の席へ(逆光のような気がしたが、飛行機会社の人がそっちがいいと言っていた)。風があったが、軽く飛び、あまり揺れない。水の上を走って飛び立つなど、多分二度と体験できないだろう。飛行高度(後で聞いたら1000mとのこと)も低く、下がよく見えて素晴らしい。Victoria街(これは右席がいい)、近くの島影(これは今回の時間19:00発、だと順光の左がいい)、国際空港に降りる大型旅客機を見下ろせたし、Vancouverの街(左右どちらでも)など楽しい飛行だった。
夜は待っていてくれたBajaの方々と一緒に思い出のMr.Hon'sへ。本当は中華街の本店に行きたかった(20年前はそちらしかなく、ワンタンメンを何回か食べた)が、夜は危ないということでRobson
St.のお店に。スカイトレイン&バスを使ったが、バスがなかなか来ない。ふと見るとSさん、バス停にいた可愛い女の子と話している。昨日に続き、一日一人、待っている間に目をつけて、Time
tableがないのか?等と話しかけたらしい。昨日朝は最後の方英語を手伝ったけれど、今日は放っておけと思ったら、彼女も同じバスに乗ってくる。結局少し話してみたが、医学部の学生らしい。Sさんが英語のことも話したと記憶している(使う機会がないのに話せるというのを誉めてくれていた)。下りるバス停も一緒だった、さあまた写真を撮りましょうと言うかと思ってみていたら、そのままbye-bye。今日の子も可愛かったのに、ちと残念ではあった。Mr.Hon'sは流行っていたし、リーズナブルで満足。帰りはホテルまで歩く。
7、帰国(06/04) : ここはとりあえずメモ 後で書き足す
前日準備しきれず、朝バタバタと荷造り、パスポート、航空券、デジカメだけはしっかり確認。朝食は空港でいうことだったが、飲み忘れないように薬は飲んでしまった(これがあとでとんでもないことに)。部屋の中でバスかタクシーか少し話をする、Sさんはインド人ドライバーが多いタクシーに興味深々。ロビーでbajaママたちと話して隣のホテル前からのエアポートバスで行こうということになる。でもタクシーを見て計画変更、4人分荷物が載るということなので、K,T,S,私とタクシーで空港へ。トランクぱんぱんでゴムで留めている、大丈夫かなあ?ちっとは英語が話せるので、私が助手席へ(一番太いからというつっこみはなし)。
Sさん興味たっぷりいろいろ聞いている、助手席にいるので、完全に通訳状態になってしまった。パンジャブから来た人らしい、政治的(宗教的か?)な問題を抱えて、似たような立場の人がNY,カリフォルニア、トロントなど沢山いるらしい。この話題は難しすぎるし、ドライバーの訛った英語も聞きにくいし、かなり類推の入った会話になってしまった。他にもターバンのことなど聞いて完全な異文化交流だった。
空港着、エアカナダの出発まで3時間半もあるがチェックインできた。それでも右窓際は残り2席だったとのこと、事前指定が多いのだろうと思う。フードコートで朝食、バーガーキングでWhopper(野菜の多いハンバーガー)、これも21年前に思い出のある食べ物だ。乗り込んだ飛行機は8割くらいか?私の隣は空いていたので、比較的楽だった。飛行コースもバンクーバー島上を北上する、雲があったが、ちょうどCopeland
Islands は見下ろすことができ、幸運。でもそのちょっと北西の野元さんたちのいるところは雲に隠れていた。また離陸二時間半後くらいに見えた雪山&海岸線は綺麗だった。アラスカと思うが、そこだと完全に人里離れた感じだった。
8、帰国後
写真をさっさとアップロードしてしまおうと思ったら・・・・・、デジカメのメモリーカードがない!1枚目(=カヤック中のやつ)は出して、薬と一緒(大事なものだから)にしておいたのだが、薬の袋ごとない。朝、飲んだ後はもう気にしなかったので、どこかに紛らしてしまったのだろう。二回くらい荷物をひっくり返すが出てこず。YWCAにメールしてみてもないという返事が返ってきた。パスポートと一緒にしておけばよかった、そもそもメモリー1枚でまかなえるように容量大きいのを買っていけばよかった、そう思っても完全に後のまつり。
行ったという事実は消えないし、これでつっぺり隊のトビウオ賞にも応募できるかと思うことにした。
*19年ぶりのカナダ、多分10年くらい夢に見ていた西海岸のシーカヤック。終わってしまって、実感がわかない。とても楽しかったのは事実なのだが、なんだかまだ足りないような気がするし、次は別のところに行きたい気もする。また今回の様子によってはいつか家族を連れてシーカヤックツアーなど、と思っていたが、やはり今の実力では無理そう。下の男の子は行きたがると思うのだけど、それなら少し鍛えないと・・・・