【サトラレ】 正式名称:乖離性意思伝播過剰障害(者)
思うこと全てが周囲に聞こえてしまう疾患、又はその患者。
その症状には例外なく天才的頭脳が伴う。
そして、その事実を本人に悟られてはならない…
人の心が見えにくい現代。
新米外科医、里見健一は国内7番目のサトラレだった。そのため彼は医者として冷遇されていた。
――里見健一は残念ながら臨床医不適格です――
健一に医者を辞めさせ、その天才的頭脳を国家の研究に有効利用するため、政府は小松洋子を派遣する。しかし任務を遂行する中で、小松は交錯する様々な思惑に直面する――
国家の冷たい陰謀。
健一の熱い想い。
隠されたサトラレの秘密。
健一の祖母キヨに迫りくる危機。
全てがつながった時、小松は、そして健一は――――――
――――聞こえてるんだろ、伝わってるんだろ――――