
第4回 「激震!株主総会」 Part 1
*舞台は2004年の春となる。冒頭のミーティングの由香の台詞で、今までの経緯が語られる。
*鷲津のやって来た事を振り返り、西乃屋もサンデートイズも再生している事を考える由香。
「ハゲタカは単なる略奪者なのか、それとも救世主なのか」
鷲津に関わると皆不幸になるとまで思っていたのに、企業としての選択は正しいのかも知れない。由香は鷲津に対しての評価に困惑している。
*由香はニュースキャスターになっている。髪型で巧く年齢の変化が出ているな。
*でもここでの鷲津のカットは何だろう。カメラアングルといい、まるでプロモーション風だよ。なんとなく昔のスーパードライのCMに出てきそうな感じだな。役名がテロップで出るのは初回からだが、ローマ字表記までとは。
*今まで毎回流れていた鷲津の「金の悲劇」のナレーションがなくなっている。「金のない悲劇・ある悲劇」を描く章が終わり、この回からは新たな展開を見せるという事だ。
*ホライズン本社は、大空電機を買収してカメラ・レンズ事業部を、レンズ技術を欲しがっている軍需企業レンダントに売却するよう鷲津に命じる。
*鷲津はニューヨークから帰ってくる時はまた色の入ってるメガネ。普段用はツーポイント系に変わってる。前の方は冷たく悪っぽい感じだったが、感じがややソフトになっているのもドラマの内容に合わせているのか。
*大空電機は大木が戦後レンズ工場から立ち上げた家電メーカーで、現在会長である大木は日本企業のカリスマ的存在だが、経営自体は800億の赤字を出している状態だ。
*三葉を辞職した芝野はターンアラウンドマネージャーとして星川運輸を再建した後、大学の野球部で一緒だった社長の塚本の要請で大空電機の執行役員に迎えられている。そして芝野と塚本は「フェニックス計画」という再建計画を発表した。確かに野球をしていたような雰囲気があるふたりだ。なんとなく育ちもよさそうで、慶応野球部って感じ?
*「フェニックス計画」を大木会長に披露している塚本と芝野の前に、鷲津から大木宛の見舞いの花が届けられる。その時のふたりの顔はぎょっとした感じ。「ついにハゲタカが来た」ってことだな。だけどカサブランカですか、そうですか。高級感のある花だけど見舞いに白一色というのはどうなんだ。嫌みなのか?気にしていないのか?大木が末期ガンだと知って贈ったのかは微妙な感じだが、知っていてとなると、鷲津恐すぎだよ。
*株の大量保有の報告書でホライズンが筆頭株主になったことが公になった時、野中が「鷲津ファンド」って言っちゃってるんだが、それフライング?意味的には鷲津のファンドって事だろうけどね。
*由香が大木を訪ねる。なんと三島製作所は大木に助けられていたのだった。いや、ドラマだからと思っていても関係者が集まりすぎだよね。でも鷲津と由香との因縁がこの後も影響するわけだからしかたないや。
*由香は大木に鷲津はどんな人物かと問われて、ただのハゲタカとは思えないと答える。
「うちの工場が彼の出発点のはずだからです」
銀行員時代の鷲津を知っているという部分が大きいかもしれないが、報道関係にもハゲタカというレッテルを貼られている鷲津をフェアに見て追いかけてきたのは由香だけだったはずだ。
*大空電機に乗り込む鷲津とアラン。久しぶりに会ったのであろう鷲津と芝野だが、前回はあの「あなたは私だ」だからなぁ。自分の言葉で人生を変えてしまったと言われたり、真面目な芝野にとっては鷲津は理解不能で苦手な男でしかないよね。
*応接室で入り口に近い方に鷲津が座るのは変なのだが、塚本と芝野が同席するのを予想していて、わざと下座の芝野の向かいに鷲津が座ったのではと思う。足を組んでソファの背にもたれて大きな態度で話をして塚本が意見を言ってもチラリと見るだけで、まるで相手にはならないと言った素振りだったのに、フェニックス計画が現実的でないと文句をつけ始めると身を乗り出してほとんど正面の芝野の方しか見ていない。塚本はホライズンの提案を一蹴するわけだが、そうすると鷲津は塚本の方を見もせずに、大木がいないと話が進まない会社だと、ぐさりと刺してくる。塚本はこういうところが弱くて後に疑心暗鬼に陥ったりもするのだが、鷲津は人の弱点を見つけるのがうまい。
*工場を見学する鷲津たちだが、特級技能士の加藤に目が留まる。やっぱりオーラが出てるのかね。独特の雰囲気を持った、根っからの職人だ。
*工場で鷲津たちを案内する平田。目立たない役だが、労組の代表が来るとおろおろしているし、会長が現れた時に後ろの方でものすごく嬉しそうな顔しているんだよね。それと大勢の工員たちが帽子を脱ぐ。カリスマ会長への敬意がさりげなく感じられる演出だ。会長が帰る時も平田は鷲津の後ろでずっと頭を深く下げている。
*やってきた大木会長と対面する鷲津。ここでも鷲津は救いに来ましたと言う。毎回のように言っているし彼は本気なのだが、相手には逆に響くとは思っていないんだろうか。

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