地平線の彼方に 第5回 Part1

NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」ファンサイト
OVER THE HORAIZN〜ROAD TO REBIRTH〜

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更新日 2013-09-17 | 作成日 2008-09-30

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第5回 「ホワイトナイト」 Part 1

*鷲津の前に新興IT企業ハイパークリエーション代表として現れた治。株主総会を茶番だったと言う。確かに大木の遺書で株主の情緒に訴えて味方にする為の作文と考えるなら、安っぽい映画のような出来だろう。しかし、たとえ鷲津の事は誤解していたにしろ、死を前にした起業家としての大木の想いを、昭吾の死を経験した治が茶番と断じる事は鷲津には許せなかったに違いない。だから彼はいっしょに大空を獲ろうと言うが、鷲津は拒否する。
*ハイパーも大空を狙っている事を知り、ハイパー対策を論じるホライズンの面々。だが鷲津はホライズン本社の意向とは別に、大空を分割せずカメラ・レンズ事業部を売却しない為に独断で中国の電機メーカーテクスンと接触を図り始める。

*ホライズンはTOBで大空電機の株を買い付けを始める事を発表する。記者会見をする鷲津に由香が質問して食い下がるのだが、この時の鷲津は余裕があって笑って受け流している。内心「ハイパーと提携?そんなの断ってやった」って感じ?ただ、やっぱりリストラについて聞かれると「あくまで前向きな」という抽象的な返事をする。ホライズンの計画と自分の計画とを抱えている鷲津はぎりぎり正直に答えている感じだな。

*大空にTOBを実施すると発表した後、大木の墓参りをする鷲津。大木と自分の理念に通じた物があると思うからこそ来ているのだろう。そこにまた現れる由香。由香は鷲津と鉢合わせしてしまったのだが、まさか大空を獲ろうとしている鷲津が墓参りに来ているとは想像していなかっただろう。だからいきなり挨拶も抜きで嫌な言い方をする。大木が自分の会社に再生への転換を与えるチャンスも時間もなくなってしまった無念を判っている鷲津は、マスコミの責任をなじる。しかし、由香は焦っているのか冷静に聞くことが出来ない。鷲津は「本当に聞きたい事は他にあるんじゃないですか」と言う。お互い表向きは私情抜きでというスタンスを崩せないから、正直に話が出来ない。由香が一番気になっているのは三島製作所がどうなってしまうのか、鷲津がどうしようと思っているのかに違いないのに。鷲津もはっきり助けるつもりがあると言えば楽になるのだが、それは絶対口に出来ない。期待させて結果的に裏切る事こそ鷲津が怖れているからだ。だからこそこういう言い方になる。
「大木会長にはあらためて大空電機を任せて欲しいと言いに来ました。
 あなたにも最後まで見届ける義務があるはずです」
大木のメッセージを自分は受け止めてやりとげる。結果を見て判断してくれと言うところか。素直じゃないよなぁ、鷲津は。

*焦る塚本と芝野に飯島からの紹介で治が業務提携の誘いをかける。ここでは躊躇していた塚本だが、治の作為的なリークなどによって受ける道を選ぶ。ハイパークリエーションはホワイトナイトとしてTOBに踏み切ってホライズンと競合する形となる。
*ぼろぼろの「経営論」を全部暗記している塚本。工場のネジ1本1本まで大木昇三郎が宿っていると言い、「後を継ぐものは地獄だよ」と繋げる。ここが塚本の弱み。以前にも鷲津につつかれているし、治が新品の「経営論」を取り出したのを気にしているように見える。大木会長にクーデターを起こしたわりに、大木のカリスマ性に押しつぶされて焦っている。大木が遺書となった手紙と手を入れたフェニックス計画を自分にではなく芝野に託した事も、根にあるかも知れない。
*ホライズンが経営権を握ったら塚本が追われて芝野が新社長になるのではと治に囁かれて、自分が大空に引き込んだはずなのに芝野を信用出来なくなってしまっている。そのあたり、社長室の巨大な会長の書「厳」の額も圧迫感があるし、その前でひとりでぼそぼそと「経営論」を読む塚本の孤独感が出ている。
*飯島は合併して出来たMGS銀行で実権を握っている。治が危ない橋を渡りながら企業を短期間に大きくしていたのも知っていただろうが、それに目をつぶって手を貸している当たり、かなりリスキーな勝負師でもある。
*料亭がいつものホライズン御用達と同じ店?調度は違うんだが、酒器が同じなんだけど。原作では鷲津が賄賂として飯島の馴染みの芸者に店を持たせる話があったんだが、そんな感じ?
*飯島からの誘いがあった時の芝野。「飯島さんか・・・」と呟くが(いやだな・・)って続きそうな憂鬱な顔だったね。よほど相性が悪いと思っているのか。

*中延は鷲津の隠密行動をサポートしている。本社への裏切りだと判っているし、ばれたら鷲津と共倒れになるかも知れないのに。日本での現地採用組だから本社への忠誠心は薄いのかもしれないが、きっと鷲津の人物を買ってくれたという事だよね。
*上海でテクスンのリー社長と会う鷲津。なんとリーは「経営論」をボロボロになるまで読み込んでいる大木信奉者だ。公式サイトによると大空電機に勤務していた事もあったという。そこで鷲津ははっきりとテクスンが協力してくれたら、大空の名を残し子会社も残せると言う。その言い方が切々としていて、三島製作所の事を助けたいと本気で思っているのが判る。リーは乗り気だが、鷲津はホライズン本社も了承していると嘘をついてしまう。鷲津はもう後戻りできないわけだ。
*このシーン、後ろの壁に鏡がはってあるので、対峙する鷲津の姿がリーの後ろに映っていたりして奥行きがある画なんだけれど、カメラさんも映っちゃってるのよね。ちょっとCGでぼかしているのかもしれないが判ってしまう。残念。
*ここで腑に落ちないのは上海のホテルにあのでかいパイロットケースを持参している。たしか行きも帰りもゼロハリバートンのスーツケースとガバメントケースだけ。あのゼロの中にあのアタッシェを??入らないことはなさそうだし、普段のデスク周りや引き出しがすかすかなのを考えると物を持たないタイプみたいだし、だったらもうスーツケースいらないと思うんだけど。会う時にパンフみたいな物を持ったまま握手。行きにも雑誌のようなものを手渡されているんだけど、ずっと持ってた?よく判らない演出。
*帰国した鷲津はスーツケースを転がしてどこに行く?妙な事に代表の部屋は階段の下のようだが、通り過ぎて行く。もしかして鷲津って会社に住んでる?というか、ほとんど家に帰らないのでプライベート用の部屋が用意されているとか(苦笑)「プライム11」も普通に仕事をしながら見ていたし、家は無くても困らない気が。

*いない間にアランとクラリス、治と村田の密談で、鷲津のしらない話が進んでいる。
*村田が治に寝返った。なぜなぜ?あなたもやっぱりお金なの?と、よく判らないが鷲津の将来が不安な展開。



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