地平線の彼方に キャスト 男性編

NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」ファンサイト
OVER THE HORAIZN〜ROAD TO REBIRTH〜

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更新日 2013-09-17 | 作成日 2008-09-30

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キャスト 男性編
        *青字は映画版のコメントです

<芝野健夫>
*原作ではアル中の妻と娘がいたが、ドラマでは結婚指輪をはめているだけだ。見た目もいいしジェントルだから近所や知り合いからは素敵な旦那様ねと賞賛されそうだが、妻にとってはいないのも同じくらい捕らえどころがない人かも知れない。というのも、どうにも優等生さが抜けないからだ。それは本人にとってはまったく判らないようだが、他人にはだんだん堪えられなくなるほど正論主義なんだよな。みんなどこか悪いところや狡いところがあるから芝野のような人間が近くにいるといたたまれない気がするかもね。
*芝野が三島製作所で「償うチャンスをください」と、今までまるで人ごとのようだった健一や昭吾の死に責任を感じているのが切実になって良かったと思う。いつも鷲津のせいみたいに思っていたから、手を差し伸べたつもりの史子や治に拒否されたりしていたのだ。困った事があったら言ってくださいみたいな態度はやはり上から目線なんだよな。気の毒だが、牛島の死が芝野を変えたと思う。鷲津のつらさも遺族のつらさもようやく判った。だから頼子には、自分がこうします、こうさせてくださいと言う事が出来た。史子に手を差し伸べた時にも、住むところや仕事や泰三の処遇や、具体的に助ける事が出来なくても一緒に悩む事があれば、ああいう言い方をされる事はなかったと思うんだよな。それまでは相手サイドで物を考えるという感覚が足りなかったんだろう。それくらい育ちがお坊ちゃんで、あまり屈折をせずに生きてきたという事もあるんだろうが。
*ノベライズで一番腑に落ちたのは「何が信義ですか」について。芝野が大賀を立てるためにわざと反感を買う演技をしたという解釈だった。
*映画でもあまり変わっていない。鷲津への物の言い方も、動かし方も。そして、いざ動き出した鷲津に驚く所も。
*結局鷲津の憧れの芝野先輩は永遠なんだよね。どう試しても立ち上がってくる逞しさを持っているわけで、鷲津は勝てないんだよ。そのうえ憂い顔までさわやかだし(笑)

<アラン>
*典型的なアメリカ東海岸のエリートって感じなのかなぁ。有能なんだけれど、鷲津のような策謀は不向きのような気がする。というのも、ドラマ上のバランスなのかもしれないがいちいち人物評が表面的すぎるからだ。毎回鷲津に「それにしても・・」って感想を述べているのだが少々人物の本質を見抜く力がまだ足りないようだ。由香と鷲津の因縁も気にしなかったから、三島製作所の件があって鷲津が絶対諦めないことを察知できなかったとも言える。それは別にしても鷲津とは長い付き合いなんだから、彼があの状況になってもただでは起きないという可能性を考えなかったのは最大の失敗だ。今まで鷲津のいう通りに動いていただけという事もあるけれど。ホライズン・ジャパンの代表として経験を積んで鷲津のライバルとして不足なしっていう感じであれば続編が見たい気もする。

<西野治>
*鷲津を恨んではいなかったが、越えなくていけないものだった。だが、方法を選ばないのが治流。実刑になったのかは判らないが、もういちど実業の世界に戻ってきたら、才覚があるようだからうまく行くと思う。芝野の下ででも経営を学んで、いずれ鷲津の買収したホテルチェーンでも再建させたらいいのではないかい?
*映画ではやっぱり帰ってきて西乃屋の主人。ただ、腰が落ち着くまでにはもうちょっとかかりそう?

<中延五郎>
*最後には鷲津の執事のような存在になっちゃったね。元は不動産鑑定の専門家ということらしいが。鷲津からテクスンへの打診の協力をさせられてたのだが、ちゃんと黙ってやっていた。本社への裏切り行為ですよと一応釘を刺すと、鷲津は覚悟していると返事をするのだが、中延の方も人ごとではない。一蓮托生なのはふたりとも判っていると思う。だが、鷲津は中延に沈黙しているように頼むわけでもなく、中延も自分のことは言わない。ばれても鷲津は自分ひとりで責任を被るだろうし、中延は絶対漏らさない。という信頼関係がすでに出来ていたのだと思う。自分のことを語らない鷲津だが、三島製作所の事を調べるように依頼されてから中延も自分を信頼する彼の心を察して期待にこたえたという事だ。それにしてもずいぶん声が魅力的だよね。
*帰国した鷲津に「ほっとした」とかホントに身内風。暴走しようとする鷲津を引き留めようとしたり慎重派だ。しかし、電話のやりとりで声を荒げたりもして新鮮。

<村田丈志>
*情報関係のエキスパート。一度ハイパークリエーションに引き抜かれているが、治は何の為に呼んだのかなぁ。鷲津とホライズンの情報を得たいという事と、とにかく鷲津の足を引っ張りたかったということかな。鷲津の別荘に現れたのも村田情報だったのかもね。村田の方は中延と違って鷲津の真意を知るチャンスはなかったから、鷲津の焦りの末の行動があまりに突飛に見えたのだろう。だから鷲津に見切りをつけた。村田って一匹狼的な雰囲気もするし、いろんな職場を適当に渡り歩いている気がする。ハイパーの自滅の時には事前に察知してうまくすり抜けて辞めていたのではないか。鷲津ファンド設立の折には中延から事情を聞き、それならもういちど鷲津の下で働くのも面白かろうっていう感じで戻ってきたのかも。
*あわてている村田を想像できなかったので、ブルーウォールのバックが判明したときのあわてっぷりにはびっくりした。

<日下部進>
*三葉系のファンド・アイアンオックスの代表。いかにもなエリート然とした風貌。最初に登場した時は単にすました感じだが、入札の時のハイテンションはすごく好きだ。いきなり「どんと10億」とか勢いがいいし、金額の字が紙いっぱいだし。その紙を胸のあたりでぱきっと広げるのもいい。夜中になってきてみんな疲れが重なって来る頃にどんどんハイになって行ってるような気がする。よくしゃべるし、上着を脱ぎ、後の方ではネクタイまではずしてるし、元気いっぱい。ある意味、バブルからマネーゲームに賭けているんだろうし、はじけた後もうまく世渡りしている勝ち組なんろうな。頭良すぎてハイになるタイプって実は怖そうだけどね。ストライプのシャツに黄色系のネクタイ。ブルー系のポケットチーフに、グリーン系のサスペンダー。けっこうバラバラな色あわせなんだけれどオシャレに見える。こういう格好良くてイケイケなおじさん好きなんだ。演じている矢島健一は悪役の多い人だが、そうでない役の時の方が生き生きしていて素敵だよ。

<野中裕二>
*第3回の記者会見の突っ込みが一番の見所だが、声が良くて印象が強い。どうしても由香サイドの説明台詞に関わっちゃうので、あまり見せ場がないんだが、一番活躍したのがこの記者会見。鷲津との質疑応答はかなり挑発的で、他の記者もちょっと「え?」って感じ。鷲津が思った以上に過敏に反応して「何か問題がありますか」と何度も吠える結果になって、ほくそ笑んでるよ。それだけにキャラの立つシーンがもうひとつくらい欲しかった。結局この長い年月の間ずっと由香の上司だった訳だ。白髪交じりの年齢不詳だけれど、設定としてはいくつだったんだろう。第1回の記者クラブではサンダル履きだったのが、ちょっとおっちゃん風。実年齢は意外に若いんだよな、小市さん。どうやら由香がキャスターになった頃に野中も「プライム11」の担当になって局詰めになっているようだが、髪型がこざっぱりしてる。
*映画で一番印象が変わったのがこの人じゃないだろうか。ついにプロデューサーになっていて、ファンドを取材したいという由香に文句を付けているし、デモ取材の時は連れ戻そうとしている。初見でひえ〜こりゃ酷いやとまで思ったんだよね。しかし、実はテレビの時からせっかちだし、物の言い方がズバズバしていたので、偉くなったらこうなるなぁと鑑賞2回目で気がついた。由香を連れ戻しに来たときの何度も往復する姿もちょっと面白くもある。結局心配してるんだよね。10年以上ず〜っと直属の部下だもの。

<沼田>
*前半しか出てこないのが残念なキャラだった。芝野といいコンビだし、すごくよく芝野のことを理解してくれていたようだ。ああいう結果になって再会することがあったのだろうか。三葉が合併してMGS銀行になった時にどうなっただろう。飯島の子飼いだから、ちゃんと引っ張り上げてもらっているような気はする。

<飯島亮介>
*理想と現実の折り合いをとっくにつけて、銀行の裏を取り仕切っている。きれいに割り切っているから逆に信念があって、ブレがない。治にも出資していたり鷲津ファンドにも結局出資しているから、リスキーでも利益や旨味を取るタイプ。それと共に自分の捨てた夢みたいなものをまだ忘れない鷲津の事は意外に気に入っているのかも。原作の方がもっと怪物ぶりを発揮するし、ある時は敵になって足を引っ張り合い、ある時は利害関係が一致して味方になったりする飯島と鷲津の妙な関係が面白い。それにしても三葉の常務室のインテリアは・・・?神棚はまだしものれんや招き猫や、諸々のものがあふれていた。
*映画は2シーンだけだが、さすがの貫禄。そして鷲津にいろいろ協力しているのが頼もしい。