創設者 ジョブラウメシュ中等学校
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創設者
 日本バングラデシュ友好 ジョブラ ウメシュ中等学校
(幼稚園・小学校併設 中学校・高校)

  学校創設者と用地提供者

学校創設者 (資金提供者)

 私たち夫婦(大口忠男・十四子)は、共に現役時代は公務員で、2000年(平成12年)に56歳で退職した。夫婦二人で、2006年から四国88ヵ所・四国別格20ヵ所・西国33ヵ所巡礼の旅に、また、2007年10月からアジアの仏教国・仏教関係国歴訪の旅に出た。そして、2009年から夫婦二人の国際ボランティア活動「日本はアジアの国々と共に」(JAC)を 始めた。バングラデシュのジョブラ村での学校建設は、私たち夫婦の国際ボランティア活動の集大成である。
 当校の建設資金・運営資金を提供していることから、私たちは、本校の創設者 (Founder)であり、それぞれ理事長 (President)、副理事長 (Vice President)である。

用地提供者

 学校用地提供者のジョイカンチ・バルア氏は、当校が建つジョブラ村仏教徒居住区の住人で、用地提供時点で80歳の高齢者だ。現役時代は、近くのチッタゴン大学の事務に従事していたという。ジョイカンチ家は、この地区では比較的裕福な家庭で、所有する農地を他の農民に委託して農業を営んできた。ある意味で地主だが、農地を委託している農民は小作人ではない。
 ジョイカンチ氏は、「もっとお金があれば、自分で学校を作りたかった」と、私たちに話してくれた。一般的に、バングラデシュ人は、裕福であっても、自分の財産を増やすことに熱心で、社会貢献とか、まして国際貢献とかに関心はない。この村には、ジョイカンチ氏と同等、またはそれ以上に裕福な家庭はあるが、ジョイカンチ氏のような人は、この村には誰一人いない。


理事長 / 副理事長
大口 忠男 / 大口 十四子
OGUCHI TADAO / OGUCHI TOSHIKO

(起工式典会場で校旗をペイントした子どもと共に)


ジョイカンチ・バルア
JOYKANTI  BARUA

(自宅前で)

  学校名の由来

ウメシュは 用地提供者の父の名前

 当校の正式名称は、日本・バングラデシュ友好 ジョブラ・ウメシュ中等学校 である。英語表記は、Japan-Bangladesh Friendship Jobra Umesh Secondary school で、略称はJBFJUHSである。
 学校名の中に日本・バングラデシュ友好を入れているのは、両国の友好を強く願っているためだ。ジョブラは当校が建つ村の名前であり、ウメシュは用地提供者のジョイカンチ・バルア氏の父である故ウメシュ・バルア氏の名前だ。


学校創設者と用地提供者の写真
(校長室)

故ウメシュ・バルア夫妻
(用地提供者の両親)

ジョイカンチ・バルア氏宅を表敬訪問(女性は娘さん)


ジョイカンチ氏宅を訪問した副理事長

ジョイカンチ氏宅のコメを脱穀する農民

  仏教が結んだ 不思議な縁

 2008年から始めた夫婦二人(大口忠男・十四子)の国際ボランティア活動を通して、私たちはアジアのどこかに学校を建てたいと思うようになった。その候補地として、ネパール、インド、ラオスを考えたが、結局はバングラデシュで建設することとなった。それは、ブッダ(釈迦)の導きかもしれないと思えるような経緯があったからだ。

ブッダ(釈迦)が 私たちをジョブラ村に連れてきた

 私たちは、2008年からアジアのすべての仏教国と仏教関係国を歴訪してきた。その歴訪の旅の最後に訪れたのが、バングラデシュだった。イスラム教徒の国だと思い込んでいたバングラデシュに、世界遺産のパハルプールの仏教寺院遺跡群があり、わずか1%未満ではあるが仏教徒が暮らしていたのだった。なんと、バングラデシュは、インドネシアと同様、かつては仏教王国だったのだ。
 私たちは、その仏教遺跡を見学し、チッタゴン市郊外の仏教徒の村・ジョブラ村を訪ねた。そして、私たちは、初めて訪れたジョブラ村で、全身に散華(さんげ)を受ける大歓迎を受けた。この時、私たちは、歴訪の旅の最後にブッダ(釈迦)が、この村に私たちを連れてきたと直感した。

かつては仏教王国だったバングラデシュ
 パハルプールの仏教寺院遺跡群は、バングラデシュ北西部のラジシャヒ管区にある世界遺産だ。8世紀半ばから9世紀にかけて建設された。 現在、バングラデシュは、イスラム教国であるが、当時、この地域はパーラ王朝の支配を受け、その時代には仏教が大いに栄えた。これと共に、この地域には多数の仏教寺院が建設された。その最大級のものが、パハルプールの仏教寺院群だった。

バルアは 由緒正しい誇り高き仏教徒
 仏教の発祥地は、いうまでもなくインドだ。だが、その後、インドでは仏教は廃れ、今、インドの仏教徒は圧倒的に少数派だ。イスラム教の国・バングラデシュにも仏教徒はいるが、やはりに少数派だ。
 ところが、チッタゴンやコックスバザールの周辺には、仏教徒が少なからず住んでいる。 この地方の仏教徒はみな、バルアの姓を名乗っている。バルアは、他のベンガル人と同様にベンガル語を話すが、2000年前から一貫して仏教徒だった。その間、他のベンガル人が、ヒンズー教や、のちにイスラム教に改宗していった。だが、バルアは、仏教の信仰を守り続けてきた由緒正しい誇り高き仏教徒だ。
かつての仏教王国 バングラデシュ


  校舎建設・竣工・開校

 2014年3月、私たちは、再度、ジョブラ村を訪問して学校建設の意向を関係者に伝えた。同年5月、村の集会において建設用地についての話し合いが行われた。その時、ジョイカンチ・バルア氏が用地提供を申し出て、建設用地が決った。
 同年8月、バングラデシュ政府大臣や日本国名誉領事など多数の来賓の参列を得て校舎起工式典を行った。そして、翌2015年1月、待望の校舎(第1期工事分)が竣工した。

幼小中高の一貫校

 当校は、2015年の試験開校を経て、2016年1月1日に仏教徒の村で正式に開校した。
 中等学校とは、バングラデシュの教育制度にもとづく校種名で、日本の小学校6年生・中学校1~3年生・高校1年生の5年制の学校だ。この国では、一般的に「高校」と呼ばれている。
 なお、当校は、日本流にいうと、幼稚園(年少組・年長組:3年制)と、義務教育の小学校(5年制)、中学校・高校(5年制)からなる幼小中高一貫校である。


最終完成予定図

鍬入れをするジョイカンチ氏(右)