特色 ジョブラウメシュ中等学校
現地の学校 あゆみ 創設者 建学の精神 教育目標 特 色 教職員 アクセス 所在地 研修ツアー
学べる喜び 学ぶ喜び 教える喜び 育つ喜び  支える喜び みんなの喜び

特 色
 日本バングラデシュ友好 ジョブラ ウメシュ中等学校
(幼稚園・小学校併設 中学校・高校)

 学年編成 / 学級編成

学年編成
〇 バングラデシュの教育制度にもとづいて、学年を編成する。
  ※ バングラデシュの義務教育は、5年制の小学校だけである。
  ※ 7~9学年は日本の中学生に、また、10学年は日本の高校1年 生に相当する。

学年編成 幼稚園 年少組 ・年長組
開校時募集
・・・・・・・・・
小学校 1学年
開校時募集
2学年3学年4学年5学年
中等学校 6学年
開校時募集
7学年8学年9学年10学年

学級編成
〇 開校1年次は、幼稚園1学級、小学校1学年1学級、中等学校6学年1学級を開設する。
〇 1学級の定員は、当分の間、35~45名とする。

 特色ある教育活動

教育課程の編成
〇 バングラデシュ教育省が定める基準を参考にして独自の教育課程を編成し、特 色ある教育活動を展開する。

★1 祖国愛の育成  ~特に独立に至る歴史教育の充実~
 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、生徒 一人ひとりの能力を充分に伸ばし、国づくりに貢献する志をもって意欲的に学ぶ生 徒を育てる。」を掲げている。

 国づくりに貢献する志は、自国の歴史、とりわけ自国の独立に至る歴史を知ることに よって育まれた祖国愛から生まれてくる。
 自国が他国に支配される屈辱や苦悩を乗り越えて得た独立への歩みを知った人々は、 同時に、何こそが重要であるかを学ぶ。だからこそ、歴史教育を充実して、祖国愛を培 うことが重要となる。

 バングラデシュの独立記念塔は、ダッカから車で50分ほどのシャバール(SAVAR)に ある。パキスタンからの独立戦争の時に大量に虐殺されたバングラ人の遺体が埋められ た場所に独立記念塔が建てられている。

 バングラデシュの大人たちは、とりわけ教師たちは、国旗の赤い丸が何を意味しているのか、思い出そう。祖国の未来を担う子どものことを第一に考えよう! そして、人々を豊かにし、民主主義の気風に満ちた国づくりを進めるという大義と理想ももとで生きよう! その高邁な志をもって、バングラデシュの耀く未来を共に創り出そう。


両国旗・校旗を掲揚

左からバングラデシュ国旗・校旗・日本国旗


★2 アイデンティティの啓培  ~特に国語教育の充実~
 国づくりに貢献する志は、バングラデシュ人としてのアイデンティティ、い いかえれば、バングラデシュ人としての自信・誇り・拠り所があってこそ生ま れてくる。バングラデシュ人としてのアイデンティティの啓培もまた、独立に至る歴史 教育に関係している。と同時に、母国語・バングラ語の教育とも深く関係している。旧 パキスタンからバングラデシュが独立する原因の一つが、旧パキスタンによるバングラ 語への圧迫だった。

 200年に及ぶイギリスの植民地支配が終り、1947年8月15日、イギリス領インドは、 宗教上の線引きによって、ヒンドゥ教徒の国・インド連邦と、イスラム教徒の国・パキ スタンに分離独立した。この時、現在のバングラデシュは東パキスタン州となった。こ のため、インドにいたイスラム教徒は旧パキスタンへ、旧パキスタンにいたヒンドゥ教 徒はインドへ、それぞれ迫害を逃れて大移動した。この最中に、数々の悲劇が起きた。

 1952年、同じ国でありながら、パキスタンから植民地であるかのような支配を受けて いたバングラデシュは、自国の言語であるバングラ語を守るため立ち上がった。特に、 1962年から1969年にかけて、ベンガル人からは激しく反発した。
 1971年、パキスタンによるベンガル人に対する大規模な弾圧と大量虐殺が始まった。 死者は、9ヵ月で300万人に達した。これは、第二次大戦全期間の日本の死者数に匹敵 する。同年12月、殺戮から逃れようとした東パキスタン住民が大量にインドに亡命した ことから、インド政府が介入して第三次インド・パキスタン戦争が起きた。
 そして、1971年12月16日、パキスタン軍が撤退して、東パキスタンはバングラデシ ュとして独立した。

 インドの詩人=ラビンドラナート・タゴール(Rabindranath Tagore、ベンガル語: ロビンドロナート・タクゥル、1861-1941)は、詩聖(グゥルゥデーウ)として、多く の国民から非常な尊敬を集めている。彼は、1913年に『ギーターンジャリ』によって アジア人初のノーベル賞(文学賞)を受賞した。彼は、インド国歌やバングラデシュ国 歌の作詞・作曲者でもある。
 彼は、56歳だった1916(大正5)年に初来日した。第一次世界大戦の悲劇を訴えるた めの「世界巡礼」の最初の目的地が日本だった。5月19日に神戸に着いた彼は、大阪、 京都、奈良、東京などを回り、9月2日まで日本に滞在した。その間、東京帝国大学・ 慶應義塾・早稲田大学・日本女子大学校(現・日本女子大学)で講演を行った。日本女 子大学校では、贈られた羽織を着て記念写真を撮っている。

詩聖 ラビンドラナート・タゴール
アジア人初のノーベル賞文学賞の受賞者
バングラデシュ国歌の作詞・作曲者

★3 国際理解教育の充実  ~特にグローバルな思考力の啓培~
 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、すべ てのものごとを地球的規模で考えられるように生徒を鍛錬し、国際感覚に満ちた生 徒を育てる。」を掲げている。
 世界の各地に住む人々の生活や文化、ものの考え方は、実に多様である。狭い地域の 中だけで暮らしていると、ともすれば独善的になりがちである。自分が住む地域や自分 自身の良さと限界は、多様な他地域や他人を知り、これらと比較することで自覚するこ とができる。世界への関心を喚起して、その多様性に気づかせ、自らを対自化する鍛錬 を通して国際感覚を磨かせたい。
 比較学(comparative study)の手法を重視した教科学習と共に、種々の体 験学習に力を注ぎたい。

★4 日本との友好促進
 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、日本国と バングラデシュ両国の言語・文化・歴史・産業など教え、両国の友好親善を促進す る生徒を育てる。」を掲げている。
 この教育目標を効果あるものとするために、各教科本来の指導内容に日本について学 習を関連づけて指導するように心がける。
 また、教育課程外の活動として「日本学習講座」も併せて実施する。      ※ 別記「日本学習講座」参照

★5 日本式教育活動の導入  ~特に民主主義と勤労精神の啓培~
 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、自他の個性を 互いに尊重して助け合う思いやりの心と、自律心をもった生徒を育てる。」 を掲げている。
 バングラデシュには、多数のベンガル人と共に異なる民族が暮らしており、信仰する 宗教も異なる。そのため、人々の意識と行動は同じではない。これらの違いを互いに尊 重し、思いやりの心をもって助け合うことが、バングラデシュの発展には欠かせない。
 自己の欲望や他者の命令に依存せず、自らが立てた正しい価値観に従って自らの行動 を規制できるよう指導したい。生徒間に生じた問題の解決に当たって、指導者は、問題 に気づかせ、考えさせる過程を大事にして、生徒が自主的に正しい価値観を生み出せる よう配慮しなければならない。自律性は、他律性よりも価値があり、教育的だからだ。
 そのために、日本の学校では、学級会(小学校)あるいはホームルーム (HR:中学校)と呼ばれている教育活動を取り入れ、会議の持ち方・進め方、討 論の仕方、まとめ方、記録の取り方などを習得させ、民主主義について体得さ せる。

 さらに、集団生活に不可欠な規律や帰属意識、団結心、勤労精神を育むために、ま た、環境整備の意欲を培うために、ラジオ体操や清掃活動、勤労体験などを取 り入れる。
 特に環境整備についていえば、バングラデシュ人は、大人も子どもも自宅ではゴミを 捨てなくても、公共の場という意識がないので、道路など自宅外では平気でゴ ミを捨てる。公共の場という概念の指導も不可欠だ。


学級会活動(日本)

ラジオ体操(日本)

臨時開校する時、近所の小学生が自発的に清掃活動に参加してくれた

★6 学ぶ意欲を育てる教育活動の充実
 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、生徒一人ひと りの能力を充分に伸ばし、国づくりに貢献する志をもって意欲的に学ぶ生徒を 育てる。」を掲げている。
 生徒は、目的意識が明確だと意欲的に学ぼうとする。目的意識をもたせるには、将来 の夢を語らせる必要がある。また、苦労しながらも、それを乗り越えて成功した人物の 生き方などを知らせ、成功の陰に忍耐と努力があったことを教えることも重要である。
 各教科の指導に当たっては、系統的なステップ学習と反復学習によって、生徒一人ひ とりの学習のつまづきを克服させ、基礎学力が確実に身に付くよう指導する。  また、明確な目的意識があると、生徒は意欲的に学ぶものである。豊かな国づくりを 進めるという大義のもと、各生徒が、自己の特性を生かして自発的に社会に貢献する志 をもつよう個別指導する。

 次の第2スローガンを教室の黒板上の壁に掲げて生徒の心に強く印象付けたい。そして、教師は、次のプロセスを常に意識して指導に当たりたい。
ベンガルの学ぶ子猫は やがて たくましいトラになる
~夢をもちましょう その夢の実現のためにがんばりましょう~

P
Plan
 計画を立てる。
 評価の結果、
 仮設どおりなら継続。そうでなければ改善。
教える内容を決める
D
Do
 計画どおりに実行。
計画どおりに教える
C
Check
 仮設どおりの結果が出たかどうかを検証。
学力の到達度を知る
L
Learn
 検証の過程で学びとる。
教え方を変える
A
Assessment
 検証の結果について評価する。
ほめて意欲付けをする
A
Action
 評価の結果、
 仮設どおりなら継続。そうでなければ改善。
できるまで教える


 日本学習講座

 本校は、教育目標の一つに、「私たちは、日本国とバングラデシュ両国の言語・文化・歴史・産業などを教え、両国の友好親善促進する生徒を育てる。」を掲げている。
 この教育目標を効果あるものとするために、基本的には教育課程外の教育活動として日本学習講座を、随時、実施する。
 講師として、バングラデシュに関心のある日本人、在バングラデシュ日本人、在日バングラデシュ人、在日経験及び訪日経験のあるバングラデシュ人、バングラデシュ人の日本留学生及び研修生、並びにその経験者などを迎える。
   日本学習講座 実施要項