
DELLの26インチモニターW2600
1280×768WXGAの修理記録です。
中古で購入しました。・・・
新品より少し安いと言う理由で中古を選びましたがはっきりいって失敗でした。(新品なら3年間保障がついていたのに・・・)
中古購入時に保障は3ヶ月付いていましたが保障期間をまったく気にせず購入しました。
使い始めて3ヶ月過ぎぐらいで電源が入りにくくなり電源ボタンを何度もON、OFFする作業をして使っていました1度電源が入ると正常に何時間でも映っていましたが不便ですので自分で修理することにしました。
DELLのサポートにもTELしましたが有料でも修理不可と言われました。
いろいろなメーカーがありますがこんなメーカーは初めてです。
DELLは中古購入の品は一切サポートをしていないようです。
中を開けるまでは電源のコンデンサーの不良ぐらいだろうと軽く考えていましたがいろいろ内部を調べてみましたら電源ユニットは正常みたいで制御基盤に不良箇所がある感じでした。
制御基盤の修理となると個人では難しく(ICなどが小型でしかも多層基盤ですのでパターンを目で追うことができないので)回路図がない限り無理と判断しました。
このW2600の制御基盤以外は正常だと思いましたので液晶パネル、電源ユニットを利用して自作PC用モニターを作ることにしました。
まずこのW2600に採用されています液晶パネルですがSAMSUNG LTA260W1-L03 WXGAです。
このLTA260W1-L03に必要な信号は1chLVDS8bitですので代わりの制御基盤はaitendoの液晶自作キットのD-200Kを使う事にしましたピンサインは液晶の規格書を参考につなげてやればできます。
問題はこの液晶パネル用にD-200Kの制御プログラムを書き換える必要があります。
規格書を参考にプログラムを変更してようやく画像が映りました。
久しぶりにこの液晶が映ったときはかなり感動しました!!
しかしまだ問題はあります。アナログRGB入力では問題ないのですがDVI入力も付いていますのでDVIで使おうと思っていましたがD-200KはDVI入力で1280×768の解像度に対応していないらしくDVI入力で正常な解像度で映りません。(1024×768では表示可能でした)
DVIの解像度はEDIDと言う物で管理されておりD-200Kに登録されている解像度しかグラフィックボードから出力しません。
このEDIDはD-200Kに実装されているEEPROMに書き込まれています。
確認するツールPhoenixを使いました。
PhoenixでEDIDを改造することもできますのでDVIモニターを自作するには助かります。
W2600のDEIDをD-200Kに移す事でDVIでもWXGAの解像度で表示されるようになります。
私は手持ちのEEPROM(24C02A)にROMライター(秋月のPIC Programmerv4)を使いPhoenixで取得したDATフアイルを焼いて使用しました。

MENU画面は貧弱になりましたが画質はW2600の時と同等です。


W2600の制御基盤はすべて取り外して新たにD-200K用に配線を自作しました。
電源はW2600の物が使えますので配線のみでOKです。



D-200Kよりパネルには電源供給できないため(パネルの消費電力が大きいため)
リレーを入れてON、OFFするようにしています。
リレーのドライブ電源はD-200KのLCDPWRより取っています。
バックランプも同様です。
たまにD-200Kの作動がおかしいときがありましたので電源ラインに電解コンデンサーを追加しました。
EDIDの情報が入っているEEPROMです。元は24C02Nが実装されていましたが私の所有するROMライターでは読み書きできませんでしたので手持ちの24C02Aに交換しています。
D-200K自体の制御プログラム書き換え用に自作した(RS-232C→TTL)レベル変換用基盤です。
車載PCを作ったときに購入したプリクラのタッチペン用のものですが問題なく使えました。
レベル変換用ICはSP310ACTが乗っています。

モニターに付いているボタンを生かすために製作したOSD用ケーブルです。
OSDの各ボタンに抵抗が付いておりD-200Kに配線されていますので配線の間に抵抗を入れてつないでいます。
ボタンの数も7個とW2600とD-200Kは同じ数ですので操作も違和感なくOKです。
リモコンはまだ購入していませんが受信部のみ配線はしてみました。

トップページに修理完了と書きましたが実は未だD-200K自体を固定していません。
なかなかいい固定場所がなくて・・・
元の制御基盤があったところは結構丈夫な基盤固定用の鉄の柱が何本かありましてこの柱をはずさない限り柱がじゃまで固定不可です。
TVチューナーの追加も予定していますので現状は紙の上に放置しています。
あと気になるところがありますので解決でき次第固定します。かなり危険な感じですので早めに固定予定ですが・・


秋月のPIC Programmerv4を使いツールPhoenixでW2600の基盤より読み出したデーターを焼きます。
基盤が故障していてももEDIDのROMにはPCより電源供給されますので基盤のみとPCをDVIケーブルでつなぐだけでPhoenixでEDIDのデータを読み出すことができます。
ただコピーするだけでもいいのですがPhoenixを使ってモニター名の所ぐらいは変えても面白いかもしれません。
EEPROMがSOPパッケージですのでDIPパッケージに自作の下駄で対応しています。
デバックすることもなさそうでしたので簡単な使い捨て下駄です。


スピーカーもモニターに付いている物を生かすため配線しました。
初めはスピーカーのみ生かすつもりでしたがW2600はスピーカーユニットの中にアンプも内蔵されておりコーキング剤で密閉されていますので開けるのが大変そうでしたのでアンプも生かしています。
スピカーユニットから出ている6ピンコネクターに配線しています。
左の写真の下から2番目のピンをGNDに落とすことでアンプの電源がONしました。
1番下のPINは用途不明です。元は配線がありましたので何かに使っているピンみたいですけどNCで正常に音が出ています。

配線途中にオーディオ用のコネクターを半田付けしています。
PCとの接続はD-200Kを通さず直接PCのサウンドカードに接続しました。
D-200Kに接続するには間にオーディオ信号のレベル調整をするアテネーターが必要です。

やっと重い腰を上げてD-200Kを固定しました。
上の状態で3ヶ月ぐらい使いました←汗
デバッグに3ヶ月かかったことにします。
裏のプラスチックカバーに穴を開けて付けただけですが・・・
W2600の中は電源基盤のみで寂しい状態です。
モニターの裏完成!!

スピーカからノイズが最近出るようになったので追加改造です。


最近スピーカーから変な音が出るようになり調べてみました。
DELLの制御基盤は取り外していますので悪い所はスピーカー内蔵のアンプか電源だとは予想して作業開始です。
とりあえずスピーカーAssy分解!!
このパーツは強力なボンドで接着されており普通は分解不可です。
1度試してみたい薬剤がありましたので試してみましたらうまく行き分解成功しました。
分解してスピーカーAssy内蔵のアンプ基盤に実装されている電解コンデンサーが液漏れしているのを発見!!
内蔵アンプは取り外してスピーカーラインの配線やり直しで修理完了です。
アンプはD-200Kに実装されている物を使うことにします。
電源基盤に不具合が起こったわけではありませんが交換しました。
W2600に採用されている液晶パネルSAMSUNG LTA260W1-L03はバックランプが16灯も付いており結構な消費電力があります。(12V10Aクラスが必要です)仮に16灯の8灯のみ光らせてみましたら十分実用レベルな明るさでした。
手持ちの電源の関係で2台搭載しましたので16灯すべて光らせバックランプのdimming機能を使って明るさ、消費電力を抑えています。


電源を2台をダイオードを介して並列で繋いでいます。
どうしても電源の個体差で電位差がありますので並列で使う際は何らかの対策をしないと電圧の高い方からしか電流が流れなくなってしまいます。
10mΩぐらいの極少抵抗でもいいとは思いますが手持ちで無かったので整流ダイオードを採用しました。