四月一日
人はすべからく、終生の師をもつべし。
真に卓越せる師をもつ人は、終生道を求めて歩きつづける。
その状あたかも 北斗星を望んで航行する船の如し。
2012.04.01
四月二日
心願をもって貫かねば、いかに才能ありともその人の「一生」は真の結晶には到らぬ。
2012.04.02
四月三日
人間は進歩か退歩かの何れかであって、その中間はない。現状維持と思うのは、じつは退歩している証拠である。
2012.04.03
四月四日
休息は睡眠以外には不要―という人間に成ること。すべてはそこからはじまるのです。
2012.04.04
四月五日
人間は自己に与えられた条件をギリギリ生かすという事が、人生の生き方の最大最深の秘訣。
2012.04.05
四月六日
物事はすべておっくうがってはいかぬ。その為には、まず体を動かすことを俊敏に―。
2012.04.06注
四月七日
実践の中心は責任感である。男らしさとは、つよい責任感をもつことである。
2012.04.07
四月八日
釈迦の説かれた「無常」の真理とは、「この世ではいつ何が起こるか分からぬ」―ということです。それ故われわれは、常にこの「無常」の大法を心して、いつ何が起ころうと驚かぬように心しなければならぬ。
2012.04.08
四月九日
人間のシマリは、まず飲食の慎みから―。次には無駄づかいしない事。そして最後が異性への慎み。は、「
2012.04.09
四月十日
古来傑出せる人ほど、コトバの慎みは特に重視せしものなり。良寛には「戒語」が四通りもあり、その内最大なるものは、八十箇条にものぼれどそのすべてが言葉に関する戒めなり。
また葛城の慈雲尊者は「十語法語」の十戒中、言葉の戒めが、四箇条を占める。以って古人の言葉に対する慎みのいかに深きかを知るに足らん。
道元も曰く「愛語よく回天の力あるを知るべきなり」と。
(注※四箇条とは(一)不妄語 (二)不綺語 (三)不悪口 (四)不両絶舌
2012.04.10
四月十一日
人上位にタテつくことを以って快とする人間は、とうてい「大器」には成れない。
2012.04.11
四月十二日
同僚より五分前に出勤する心1がまえ―
それが十年も積み重ねられたとき、いつしかおおきなひらきとなる。
2012.04.12
四月十三日
暗室に入ったように、周囲の様子が見え出すまでは、じっとして動かない。
―これが新たな環境に移った場合のわたしの流儀です。
2012.04.13
四月十四日
すべて物事の長短を冷厳に見て、しかも固定化せぬこと。しかも流動を流動のままにとらえつつ、流されないように――。
2012.04.14
四月十五日
日常の雑事雑用を、いかに巧みに、要領よくさばいてゆくか―そうした処にも、人間の生き方のかくれた呼吸があるといえよう。
2012.04.15
四月十六日
ものごとの処理は、まず手順を間違えぬことから―しかしそれには、あらかじめ、準備しておく必要がある。
2012.04.16
四月十七日
人間というものは、自分が他人様のお世話になっている間はそれにきづかぬが、やがて多少とも他人様のお世話をさせてもらう様になって、初めてそれが如何に大へんな事かということが分かるものです。
2012.04.17
四月十八日
人間は何物のかにたよったり、結構づくめな生活に慣れると―要するに飼いならされると、いつしか自己防衛本能が鈍る。。
2012.04.18
四月十九日
人間下坐の経験のない者は、まだ試験済みの人間とは言えない。
2009.01.19
四月二十日
キレイごとの好きな人は、とかく実践力に欠けやすい。けだし実践とはキレイごとだけではすまず、どこか野暮ったく、泥くさい処を免れぬものだからです。
2012.04.20
四月二十一日
人間が謙虚になるための、手近な、そして着実な道は、まず紙屑をひろうことからでしょう。
2012.04.21
四月二十二日
野の一輪の草をコップにさして、そこに幽かな美の感じられないような人は、真に心の通う人とはいえないですね。
2012.04.22
四月二十三日
金原省吾氏
限りなき哀しび深く湛へつつ常のごとくも在りておはさむ
人気なき夜半に目覚めてをりをりは声を忍ばす時もありなむ
2012.14.23
四月二十四日
友情とは、年齢がほぼ等しい人間関係において、たがいに相手に対して、親愛の情を抱くことであるが、友情ほどこの世の人間関係の内で、味わい深いものはない。
そして友情において大事な事は、常に相手に対して、「その信頼をうら切らない」という一事に尽きる。
2012.04.24
四月二十五日
すべて宙ぶらりはダメです。多くの人が宙ぶらりんだからフラつくのです。ストーンと底に落ちて、はじめて大地に立つことができて、安泰この上なしです。
2012.04.25
四月二十六日
「極陰は陽に転じる」―これ易の真理にして、宇宙の「大法」である。けだしこの大宇宙は、つねに動的バランスを保ちながら、無窮に進展しているが故である。
2012.04.26
四月二十七日
石はどういうのが良いかというと
一、第一は座りの良いこと―尤もブームになってからは下を切ったり磨いたりし出したが、これらは何れも邪道。
二、形の佳いこと―形は大たい山の恰好をしているのが良く、動物などに似ているのは下品とされている。
三、石質の堅緻なこと―これは大事な条件の一つ。
四、色は普通は黯みがかったのを佳しとするが、時には佐渡の赤石のような例外もある。
五、以上のうち、二、三、四はおいずれも良いが、唯座りだけが問題だという場合には、台をつくって鑑賞する場合もある。
2012.04.27
四月二十八日
最深の愛情とは、ある意味では人生の無常を知らせることかもしれません。そしてそれには、教える者自身が、日々無常に徹して生きていなければ出来ることではないでしょう。
2012.04.28
四月二十九日
この地上には、真に絶対なものは一つもない。在るはみな相対有限なもののみ。だが、如上の実相を照波する寂光のみは絶対的といえよう。それ故この地上では、絶対の光はつねに否定を通してのみ閃くといえる。
2012.04.29
四月三十日
極陰は陽に転ずることわりをただにし思へば心動ぜず
大いなる光照れれば国民のいのちや竟に改まるべき
2012.04.30
たらちね
戦ひに敗れし国にいのち保ちて還 |