40歳を超えてから、身の回りのことが大きく変わりました。
まず、駅近くに引っ越したこと。
新しい環境では電車通勤が便利になり、車を使うことがなくなってしまった。
そしたら必然的に自動車の維持費を払い続けるのがあほらしくなったので、車を手放すことにしました。
車種は変わってはいるが、20年以上あたりまえのように傍にあったものがなくなったのがチト寂しい。
その次に、かなり思い切って禁煙してみました。
これは経験した人にしかわからないが、辛い…かなり辛い。
気を紛らわせるために気分が悪くなるまでフリスクをむさぼり食ったり、鉛筆を銜えてみたり。
休みの日には映画館や野球場のような、タバコの吸えない場所に身をおいてタバコを忘れようとムダな抵抗を…
そんなことをしているうちに近場の温泉を巡る愉しみとを覚えました。
マイカーが無くなったものの、電車やバスの移動は、やってみると意外に便利だ。
しかも、これだと遠慮なく酒が飲める(・・)v
その土地、その土地による風土や生活を眺めて楽しむなら、飛行機や鉄道よりもっといい手段があることに気づきました。
それは路線バス。
ワタシにそれを気づかせてくれたのが奈良交通新宮特急バスです。
紀伊半島を縦断するこのバスは、なんでも日本で最も長距離を走破する路線バスで、奈良県橿原市の近鉄八木駅から五條、十津川、本宮を経由し、和歌山県の新宮まで。
急峻な渓谷や、絶叫酷道区間など、6時間以上かかる行程にもかかわらず車窓に飽く事はありません。
めまぐるしく変わる景色を見ながらゆったり走ります。
そしてその途中には名湯・秘湯が待っているのです。もちろん路線バスなので整理券を発行するが、券番号は100を越します。
でも、乗り物酔いに弱い人には辛いでしょうね。
道はクネクネ、対向車が来たら急ブレーキ、高低差も激しくて耳がツンとなるし、まして一般者に毛が生えた程度の車両で、シートのリクライニングもない。
でも、この景色と十津川や湯の峰の極上温泉に魅せられて、今やこの路線のヘビーユーザーになってしまいました。
このバスとの出会いから、ワタシの温泉バスの旅が始まったのです。
プロフィール
- 1962年8月生まれ・男性
- 大阪市在住
- 好きなもの・近代のクラシック音楽, 料理, グルメ, お酒, 読書, テレビ…そしてもちろん旅行と温泉
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