| 研修旅行 |
| 一枚の写真から、この年の世相を振り返ってみると・・・ なんといっても狂乱物価である。 第4次中東戦争の勃発から、石油供給制限から生産調整が行われ、物不足が深刻化した。 洗剤やトイレットペーパーを買いだめする動きが、生活の混乱を招いた。テレビではスーパーでトイレットペーパーを争って買う主婦の姿が流れた。けが人が出る騒ぎが続いた。貧乏学生にとっては、脱糞もままならない事態となった。 1月、パリでベトナム和平協定が調印され停戦、3月には敗戦米軍が南ベトナムから完全撤退した。 ゴキブリほいほいが発売されたが、そんなものを常備する学生はいなかった。 都バスが40円の時代に500円と高値だった。 6月になると渋谷にパルコが登場する。パルコの出現で、渋谷の街が変わり始めていく。 8月には、韓国の野党・新民党の前大統領候補・金大中(キム・デジュン)が、東京・九段のホテル・グランドパレスから拉致された。五日後の夜になって、ソウル市内の自宅の前に突然現われた。未だに、封印されたままの事件だ。 そして駅の売店が「キヨスク」に変わった。 現NTTがFAXサービスを始めた。 Bluce Leeが謎の死をとげた。ボンカレーの浪花千栄子も死んだ。セブンイレブンの法人が設立された。 最終戦で巨人が阪神を下し、前人未到のセ・リーグ9連覇達成し、日本シリーズで南海を下しV9を成し遂げる。 日本赤軍も犯行に加わった日航機ハイジャック事件、熊本の大洋デパートで火災が発生し、客と従業員104人が死亡し、109人が重軽傷を負った。この模様は、ラジオで生中継され、落下する人の声や音が、生々しかった。 前年発売された、有吉佐和子の長編小説『恍惚の人』がベストセラーになり、流行語となり映画化される。痴呆症(認知症および老年学)をいち早く扱った作品だが、文壇からはあんなものは小説ではないと酷評され、文学賞からも冷遇された。 小説「日本沈没」が売れ、山口百恵が「としごろ」でデビューし花の中三トリオが話題となり、かぐや姫の「神田川」が大ヒットした。天地真理や浅田美代子が人気になった。洋楽ではなんといってもCarpentersのブームだ。 70年安保騒動も一段落したが、学内にはセクト運動のタテ看が林立し、前年にはロータリーでセクトがジグザク行進し学生自治会が大衆団交を求めた。学長や学部長の周りには体育会の武道部が固め、ノンポリ学生が見守るという風景もあった。ロックアウトされる時期もあった。 |
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| 昭和48年(1973)秋川渓谷 秋期研修会 |
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