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どこで、間違えたんだろう。 なにが、間違ったんだろう。 掛け違えたボタンが、一つだけで全体の見た目を損なうように。
こんな、悲しい そんな、結末。
ごめんなさい 貴方はこんなこと、望んでいなかったよね。
当たり前の幸せを、手に出来たはずなのに。
生まれてきて、ごめんなさい
起きてしまった事 起こしてしまった事
私が謝っても、戻ってこない。
とくんとくん、と命の音が鳴るたびに どくんどくん、と命が流れてく あはは、おかしいや。 命の音が鳴るたびに、だんだん死に近づいていくなんて なんて、なんて矛盾。
なんで、こうなっちゃったんだろうね。 どこで、ボタンを掛け違えちゃったんだろう。 沙都子と一緒に、悟史君を待ち続けられたなら。 ずっとずっと待っていられたなら。
悟史君に心配をかけないような強い子になれるように、精一杯お姉さんぶって お姉と圭ちゃんと、皆で笑いあって 帰り道で、夕焼けの赤い色の中で悟史君を思い出して 悟史君がいないのが悲しくなっても、戻ってくると信じて いつか戻ってくる悟史君のために、この場所で皆と頑張り続ける ・・・そんな、ありえたはずの、ありえない未来。
どこかで、間違えちゃったんだろうな。 こんな悲しい現実と、泡みたいに消えてしまう未来が 私の最後の時間。
誰かが見てるなら、聞いてください。 私の最後の願いを。 私の最後の望みを。
こんな悲劇は、もういらないです。 皆と笑い会える、未来をください。 贅沢なお願いかもしれませんけど、その中に
この惨劇を見ていたカミサマ お願いです。 もう、誰かが泣くような結末を作らないで 泣くのなら、嬉し涙だけにしてください。
でも、叶えてください。 最後の、本当に最後のお願いです。
見上げた月がにじんで、まるで泣いているみたい。 最後の力を振り絞った手で、その涙をぬぐってあげたい。
カミサマ、オヤシロサマ。 こんな悲しい物語を、打ち壊すほどのハッピーエンドをください。 少女が死に際に夢見た「幸せ」を ありえたはずの、ありえない未来を どうか、どうか与えてあげてください もう、誰も泣かなくていいような 幸せを 結末を
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