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「しかし、すみませんねぇ園崎さん」 「いいえ、これもマネージャーの務めですから」 今日は雛見沢ファイターズの練習日。 「しかしまぁ、膝枕とは我ながらベタですねぇ」 悟史君の後頭部に直撃して、現在に至る。 「それにしても悟史君ってば・・・睫毛も長いし、髪もふわふわですね・・・」 黙って寝てれば女の子に見えないこともない。 「ほっぺたもむにむにですし・・・絶対女装したら似合いますね」 きっとそういう罰ゲームを引いても「むぅ・・・」と唸るんだろうな、と思うと、自然に笑みがこぼれる。 「むぅ・・・詩、音・・・」 「は、ふぁい!?・・・って寝言ですか・・・」 一瞬、今の緩んだ顔を見られたかと本気でドキッとした。 「それにしても・・・夢に私が出てるんですか〜?えいえい」 むにむにと頬を突っつくと、「むぅ・・・」と反応する。 「・・・詩音・・・」 突っついていた手が不意に握られる。 「あ、流石に起きちゃいました?」 焦っているのを気取られないように、軽くおどけて誤魔化してみる。 「詩音・・・・・・むぅ・・・」 「・・・・・・えっと、まだ寝てるんですか」 完全に夢の中。熟睡。 「・・・一瞬ドキッとしましたよ、このこの」 またほっぺたをむにむにと突っついてやる。 「全く・・・夢の中で私の手でも握ってるんですか、悟史君ってば」 苦笑いしたものの、本当にぎゅっと握られて離れない手を見て、ちょっとだけ嬉しくなる。 「脅かされた分のお返しはしましたから・・・そうですね、これは初めて手を握ってくれたお礼になりますね。」 言い訳じみたことを誰に聞かせるでもなく呟いて、そのまま顔を悟史君に近づける。 「・・・くす。きっと気付きませんよね・・・悟史君は」
その日は色気を出して色付きのリップを塗っていたとか 悟史君がチームメイトからそれを見つけられて密会疑惑が出たとか
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