「関守石」の約束事(作法)




  茶庭や露地の飛び石を伝わっていくと、小石を染めた縄で結んである小さな「関守石」が置
いてあることがあります。

この場合、これより先にへ行ってはならないという印であり、「これより中に入ることは遠慮され
たし」のメッセージがこめられています。

 いわゆる立入禁止の立札などと違い、「関守石から先はないものとみなす」という、主客相互
の暗黙の了解を示すものです。

 これは茶道における約束事(作法)であり、逆に言えば、この石の載っていない飛び石を伝わ
って行けば、先方の意とするところへ導かれるので、案内板の役目を果たしてくれます。

 たとえば、庭を拝見させてもらう場合に、この関守石に従って歩くことでご主人の意図する順
路にて周れることができます。

 茶庭でない場合にも、玄関先や裏口、あるいは人に見せたくないところの入口に置き、「ご遠
慮願います。」という意思表示を表すこともできます。


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