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銀山温泉へ
同じ地域に住む同世代の男6人で1泊2日の旅をしました。山形県東根市の東根インターで高速道路を降り、村山市の道の駅「むらやま」で一休み。これから県道29号線を走行し、背炙峠を越えて尾花沢市の銀山温泉へ向かいます。
背炙峠付近は道幅狭くてヘアピンカーブ。運転しにくい道路だが、無事に峠を越え、室町期から江戸初期にかけて延沢城があった延沢集落に到達。昔の人は細長い街並みを「ふんどし町」と呼んだが、この延沢は「ふんどし」どころか「ひも」のように細長い。国史跡の延沢城址も見てみたいが、先を急ぐのでパス。 家並保存条例によって美しい街並みが保存されている銀山温泉に到着。温泉街は車両進入禁止なので、歩いて街並みを散策する。観光客がそぞろ歩く温泉街を背にして、さっそく1枚、記念撮影。 |
銀山温泉 街並み散策
銀山温泉の街並みは古くてモダンで美しい。たった300メートルほどの街並みだが、銀山川の両側に木造3・4階建ての和洋折衷建築が建ち並び、大正時代にタイムスリップしたかのような景観をしている。土産処、食事処も随所にあるほか、共同浴場や足湯も設置され、まるで演出されたテーマパークのようだ。
旅館建築では能登屋旅館、旅館永澤平八、古勢起屋別館、古山閣あたりが目を引くが、どれも立派な建物で独特なムードがある。老舗旅館の古山閣は木造4階建て。2階部分に飾られた鏝絵(こてえ)が美しかったので、ちょいと撮影。 鏝絵とは、左官職人が左官ゴテで描いたレリーフのこと。鏝絵に昔の職人の意気込みを感じながら散策するのもいいだろう。温泉街のどん詰まりは白銀公園という自然公園になっている。 |
白銀(しろがね)公園
白銀公園の散策コースを進めば延沢銀山の銀坑跡に到達するが、時間の都合で断念。でも白銀の滝は見ておきたい。白銀の滝は温泉街のすぐ近く、宿泊客なら浴衣姿で行ける場所に、銀山川が落差22メートルの滝となって流れ落ちている。
滝の上流には、江戸期に人口2万を超えたという延沢銀山遺跡がある。こんな狭い谷間のどこに2万人が暮らしていたのだろう。今は無人の上ノ畑地区あたりのわずかな平地に、ぎゅうぎゅう詰めで暮らしていたのだろうか。いくら調べても分からないから、「どこに2万人が暮らしていたかの考察」は、明日のこころだ〜。 おや、ぽつりと雨が。急いで銀山温泉をあとにし、最上川沿いの大石田へ。大石田駅舎内の「そば処ふうりゅう」で昼食。外は雨降り。次第に強くなる雨の中、車は瀬見温泉を目指して走った。 |
瀬見温泉 喜至楼(きしろう)
瀬見温泉にはボロ宿で知られた喜至楼と言う名の旅館がある。一生無縁と思っていたのに、訳あって喜至楼に宿泊することになった。確かに古くさい、カビ臭い、薄暗い。蛇口からは茶色い沢水が出てくる。案の定、ひどすぎる。でも、私は見てしまったのです、この宿の正体を!
薄暗い迷路のような館内に好奇心が沸き立ち、館内探検を決行。なんだ、あの欄間の美しさは。なんだ、この階段のしっかりした造作は。あれもこれも古いのに、基本が立派でビジュアルなのだ。 この喜至楼こそ、山形県で一番最初の政府登録・国際観光旅館だったのだ。それは高級旅館の証だが、その後のメンテナンスが追いつかず、ボロ宿の烙印を押されてしまったのだろう。ちなみに喜至楼は、山形県に現存する温泉旅館では最古の建築物だそうです。喜至楼に泊まれて感激! |
新庄まつり宵まつり
喜至楼を外出し、新庄まつりの宵まつり見物へ出発。新庄駅の東口駐車場に車をとめ、祭りのメイン会場となる西口のアビエス広場へ徒歩移動。有料観覧席で弁当を食べながら、ユネスコ無形文化遺産に登録された山車行列の入場を待つ。
夜7時、極彩色の山車行列が入場してきた。1番運行は新松本町若連の山車「一寸法師京都成り上がり」に、泉田囃子若連の囃子。2番運行は千門町若連の山車「寿鏡獅子」に、本合海囃子若連の囃子。こうして次々と20台の山車が続く。 山車は毎年、町衆が新しく作り、囃子は在郷衆が奏でるのだという。華やかに飾られた山車は、電飾が点灯されて宵闇に浮かび上がるが、14番運行、鐵砲町若連の山車「寿猩々」で観覧を切り上げ、宿泊する喜至楼へ戻ることにした。豪雨になりそうな、あやしい空模様である。 |
わすれ宿
古きよき時代が残る喜至楼の廊下。歩くと、みしみし音がしそうだが、それは気のせい。造りは立派で凝っている。部屋の名前も「桐壷」「藤壷」など、源氏物語の世界へタイムスリップ。うむ、この雰囲気、船村徹作曲の隠れた名曲「わすれ宿」を思わせるではありませんか。
「わすれ宿」は中山大三郎の歌詞がすばらしい。「これでいいねと 宿帳に 妻とあなたは 書き入れる」と、最初から不倫モード全開で発進し、「あなたつかれて いるようね 同じくらいに なやんだの」で、二人の関係の終焉を予感させる。むだな言葉がない、みごとな作詞である。 歌い手も、瀬川瑛子、鳥羽一郎、五木ひろしの競作で、三者三様しっとり聴かせてくれる。これは好みの問題だが、鳥羽一郎が若いころに歌った「わすれ宿」が、一番こころに響くようです。 |
瀬見温泉 早朝散歩
翌日の早朝散歩。温泉街の中央にどっしり構えた喜至楼本館は、瀬見温泉のシンボルである。だが、老朽化は隠せず、廃れ行く寂しさが漂う。その姿に、三橋美智也の歌う「古城」が重なる。♪松風騒ぐ丘の上 古城よ独り何偲ぶ 栄華の夢を胸に追い ああ 仰げば侘びし天守閣。
喜至楼本館の向かいは共同浴場の「せみの湯」で、無料の足湯もある。せみの湯の隣に「薬研湯」の案内板が建っている。源義経の子、亀若丸が誕生した際、産湯を探していた弁慶が川辺に湯けむりを見つけ、なぎなたで岩を砕いたところ温泉が出てきた。それが薬研湯だという。 階段を伝って川岸へ下りてみた。露天風呂みたいな薬研湯は湯けむりを上げているが、昨日からの大雨で小国川は水かさを増して濁流。危険なので、これ以上は近づけず、撮影だけして旅館に戻った。 |
新庄まつり本まつり
朝食を済ませ、喜至楼をチェックアウトして新庄へ。きょうは新庄まつりの本まつり。新庄城址の天満宮を出発した神輿渡御行列が、お祭りムードで沸き立つ駅前通りを練り歩き、メイン会場のアビエス広場へ向かっています。
観客の興奮と熱気に包まれて、山車行列がアビエス広場へ入場してきた。豪華絢爛な装飾を施した20台の山車が、それぞれにお囃子を引き連れて華やかに練り歩く。それは、熱く燃えた新庄の夏のフィナーレである。 山車行列の途中で見物を切り上げ、岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」へ。この道の駅は、いつも賑わっている。昼食は国道47号沿道の食事処「ふるさと」。どこかレトロで、昭和のドライブインを思わせる店だった。食事後は、古川インターから高速道路を走行して帰路についた。 旅行:2017年8月 執筆:2018年2月 地図:色鉛筆 |
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