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<生きぬいて生きるすべなり高き空>
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<晩秋をつらぬく母の水あかり>
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菊純白にかなしみの香を放つ 飯田龍太
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<あけの山月によりそう尾花かな>
<鈴虫やさわやかなれば最終章>
<蟋蟀や時のたりなば朝に啼き>
<きりぎりす上弦の月みえかくれ>
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鳶が利根川の風をうけ、凧のように浮かんでいる。
地上の獲物を、じっと・・・、狙らっているらしい。
<鳶浮く坂東太郎辻の風>
<一夜にも変われば空の高さかな>
<サファイアの未来永劫蒼き空>
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「深い深い水たまり」より・・・ 奈良美智
僕は君を詮索しようと思わないけれど・・・時間や場所を超えて
時々同じ思いになっているんじゃないか、ということなんだ・・・
<ねむられぬ夜をかぞえて秋の虫>
<身知らずの柿の実藍に遊びたり>
雲の流れは速く、空を豹変させ、空間を彩る。
自然がもたらす偉大な力を前に、自分自身に問いかける。
それで良いのか、と・・・答えのない問いに、雲は流れ行く。
手花火を一人ながむる秋の庭
雲が空を覆っても、光は水に輝きを残し、問いかける。
夕闇せまれば、虫たちが憂いを語りはじめ・・・
<虫時雨慈悲の音ひびく白き夜>
夏休み最後の土曜日に、打ち上げ花火と、盆踊りに酔いしれて
太鼓の音は、体の中をかけめぐり、血を湧きたてる。
雑踏の中一人、生きる意味を、思い巡らす。
<故郷や月夜に踊る盆太鼓>
利根川河川の土手より、稲の海原のむこうに筑波山を望む。
故郷の山は遠くにみえにけり
とどろきて入道雲の残暑かな
夏は暑くてあたりまえ、だけど一寸暑すぎません!!
涼風の下に下にと頭下げ
桜の木々は、恵みの雨に葉を茂らせ、緑濃く、
爽やかな風をよぶ木陰をつくり、夏を待つ。
芽吹く香りの季節の中で・・・物語が始まる
公園を吹き渡る風の優しさや、小鳥達の囀りに、
いつしか心は癒されて・・・
<紫陽花や人の想いのさまざまに>。
<渡り鳥三鳴きを残し風の中>
芽吹く香りの季節の中で・・・物語が始まる
言葉より、花が春を語たる・・・花は色を増し、言葉は色あせる。
変わりながら、それによって自己自身であり続ける人たちを讃える・・・ベルトルト
春の日差しが水に温もりをうつす頃、冬鳥達が旅立ちの時を待つ
観慣れた公園も、雪のベールに包まれて神秘的な異国を思わせる・・・
<雪降りて過去も未来も消し去りぬ>
<淡雪やとびたつ鳥の音もなく>
総ての木が葉を落とし、その姿を変えていく自然のように
心も、春には生まれ変われるだろうか・・・
<色めるる不忍池いちょうあり>
2005年11月
人は試練に耐え抜いたとき、強くたくましく、何かを掴む。
秋も深まり、枯葉舞う公園のベンチで・・・・・
枯葉がすべて散る前に此れからの夢や旅の話をしよう。
2005年9月
今年の夏の終わりに、空と雲とがそれぞれに
ゆっくりと其の表情を秋へといざなう、
そして、夏とともに何かが通り過ぎて行く・・・
霧に霞む手賀沼公園にて、、、2005年、6月
去年はたまごを流されて、今年初めて産まれた4羽の雛達
カラスや蛇から身を守る親鳥達の眼差しに、深い愛を感じます。