耳よりな話



           
良い家庭作り
          
               
         
         日本の離婚率は35%くらいです。ちなみにアメリカでは50%くらいですから、まだ日本の方が低いの
        ですが、決して安穏としてはいられない状況です。

         離婚はしていなくても「うまくいっていない夫婦」はかなり多いようです。なぜうまくいかないのでしょうか。
        「愛があるから大丈夫」と思って結婚したのに、なぜ破綻してしまうのでしょう。

         離婚理由のトップにくるのが「性格の不一致」と言われます。しかし、結婚する前から性格は不一致だっ
        たのですから、それを理由にするのはおかしなことです。本当は他の理由があるのではないでしょうか。
        本当の理由とは「夫が無条件で妻を愛し、妻は無条件で夫を尊敬するという、必須のものの欠如」です。


        ◆愛と尊敬

 
         男性と女性は求めているものが違います。男性は妻からの尊敬を求め、女性は夫からの愛を求めます。
        これは理屈ではなく現実です。

         多くの場合、妻に嫌われていると感じると、夫は軽蔑されたと思い傷つきます。そして次のように考えま
        す。「結婚前にデートした時には何をしても僕をほめてくれて、喜んでくれたのに、今は何をしても文句を言
        われ、わかってくれないと言う。この先どうすればいいのかわからない。」その結果、夫は妻に対して愛の
        ない言動をとるようになります。

         妻は妻で、自分が夫を愛しているのと同じくらい夫に愛されている確信がないので不安になります。その
        ため夫の愛が感じられないと夫に対して否定的な反応をしてしまうのです。そして夫を愛のある人間に変
        えようとして、文句や批判を多用するようになるのです。もちろん夫はますます愛のない言動をとるように
        なり、悪循環に陥ります。

         尊敬は男性にとって最も大切なものです。次のような調査がなされました。
        A.独りぼっちで誰にも愛されない。
        B.劣等感に悩み、誰にも尊敬されない。
        どちらかを選べと言われたら、あなたはどちらを選ぶかと問われ、74%の男性がAと答えました。

         男性にとって耐え難いのは「愛されないこと」よりも「尊敬されないこと」であることがわかったのです。

         妻は夫にとって自分が特別な存在でありたいと願います。女王のように崇められなくても、プリンセスの
        ように大切にされたい、夫にとって1番大切な存在になりたいと願うのです。


        ◆言いたいことがわからない

 
         男性と女性はそれぞれに異なる色のメガネをし、異なる通訳をする補聴器をつけています。そのためお互
        いに真意を理解できないことが起こります。

         妻が夫に言いました。「来月の同窓会に着ていく服がないの。」夫にはどのように聞こえ、どのように反応
        し、どのように妻に返事をするのでしょうか。まず「服がない」と聞こえ、「クローゼットにいくらでもあるだろう」
        と反応し、「僕が選んであげようか」と妻に答えました。もちろん妻は怒ります。「あなたは私のことを何もわか
        ってくれないのね!」と決め台詞を言われ、「親切心がわからないのはお前の方だ!」と心中穏やかでなく
        なります。妻の本心を理解できなかったことだけは事実です。

         会社から帰宅した夫に「今日はどうだった?」と尋ねました.夫はテレビを見ながら「別に」と答えました。
        妻はどのように聞き、どのように反応し、どのように返事をするのでしょうか。音声としては「別に」と聞こえ
        たのですが、補聴器は「お前には関係ないだろ」と通訳します。そこで「私が心配して聞いてあげたのに、
        関係ないとは何よ!」と思い、「私のことを愛してないのね」と夫に言い返します。

         このように男性と女性は相手の言いたいことを理解するのが難しいのです。努力して真意を理解し、その
        上で夫は妻を愛する言葉を、妻は夫を尊敬する言葉を言わなければなりません。