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赤茶色屋根の鋭く尖ったクーポラと、
薄いピンクや緑に塗られた大理石の外壁。
さすがルネッサンスの花開いた地だけあって、
均整の取れたドゥオモの美しさは、絶品です。
ドゥオモの南側にはジオットの鐘楼が
寄り添うように建っています。
西側には、東西南北に向いた扉に
荘厳な装飾が施されている
サン・ジョヴァンニ洗礼堂と呼ばれる
八角堂が建っていています。
ドゥオモの内部も荘厳な雰囲気です。
このドゥオモの内部で一番感激したのは、
クーポラの天井に描かれた天井画です。

後光の差したキリスト画を中心に、
数々の逸話の場面が描かれているようです。
内部からこの絵を眺めている時には、
クーポラがそれ程尖っているとは思えません。
遠近法と逆の手法で、上部の絵を大きく描き、
距離感を抱かせないようにしているんだと思います。
このドゥオモから南に向かうと、
シニョリーア広場に面して、
高い尖塔を持つヴェッキオ宮が聳え、
その奥にウフィッツィ美術館が連なっています。

ウフィッツィ美術館はルネッサンス美術品の
膨大なコレクションが集められていて、
ドゥオモと並ぶフィレンツェの見所になっています。
当然、僕も行く予定にしていたのですが、
シンヨーリア広場に来てもなんとなく閑散としています。
そうなんです、この日は日曜日で、
ウフィッツィ美術館は午後から休館だったのです。
フィレンツェには月曜日も滞在したのですが、
月曜日は休館日と、結局この有名な美術館を
訪れる事はかないませんでした。
普段から美術館に行ったことないので、
スケジュールを立てる時、休館日のことを
つい失念してしまった様です。
ちなみに、ウフィッツィ美術館に入るには
2時間ほど並ぶのだそうです。
それ程の美術館には、やはりそれなりの
心構えがないといけないのでしょう。
ウフィッツィ美術館は、アルノ川に面していて、
すぐ西側にポンテ・ヴェッキオ橋が架かっています。

橋の上に、建物がモザイク画の様に建っています。
これらの建物は宝飾屋さんで、
多くの人で賑わっていました。
この橋を渡り真っ直ぐ進むと、ピッティ宮と庭園、
それに美術館が立ち並ぶ一角に出るのですが、
アルノ川の南岸を東に沿ってのんびり散歩しながら、
小高い丘を登り、ミケランジェロ広場に出ました。
この小高い広場からは、なだらかな丘に囲まれた、
フィレンツェの街が一望のもとに見下ろせます。

この日はどんよりとした天気で、既に日も傾いており、
フィレンツェの街はどことなく沈んだ感じでしたが、
アルノ川に幾つもの橋が架かり、ドゥオモを中心に
レンガ色の屋根が続くフィレンツェの素晴らしい景色を、
いつまでも眺めていました。
フィレンツェは、このように幾つもの名所があり、
多くの観光客で溢れ、"花の都"と称えられていますが、
フィレンツェの裏通りに一歩入ると、
狭い路地に古い建物が並び、
ルネッサンスの華々しい時代から、
取り残された様にひっそりと佇んでいました。

これはバッツィ家の礼拝堂です。
バッツィ家の礼拝堂も表通りから一歩中に入ると、
シーンと静まり返っていました。
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