上海カヌークラブ 中国でアウトドア


大成功に終わった初桂林遠征。
日時; 2007年9月14日〜9月16日
メンバー;8名(ナベさん、コンさん、ナオさん夫妻、マチャキ、ミユキン、コージ、フク)
費用; 1人約3,000元(航空券 2,300元、宿・食事 約700元)
ルート;桂林 璃江下流 福利〜普益 約15KM

by Google Earth
以下、動画・レポート・写真

動画

出発地点


水牛


のんびり川下り


流されるナオさんと絶景



上海カヌー倶楽部 桂林を下る(レポート風)

「360度広がる水墨画の風景の中を水牛に見守られながらカヌーがゆっくりと下っていく」そんな風景を夢に描いて2006年に結成した上海カヌー倶楽部のメンバーはまさにその夢の中にいました。大型観光船では見れない目の前に迫る水墨画の景色、観光地化されていない支流の為、途中で出会った人の数より多い水牛の数、水質汚染が甚だしい中国
ではじめて見た澄んだ水。すべてが予想以上の出来事でした。

「上海カヌー倶楽部」は2006年夏に「中国でカヌーを広めたい」という田島史郎さんを中心として在上海の日本人のメンバーにて発足しました。「中国」にて「アウトドア」の概念が無い中、悪戦苦闘しながら活動をしています。メインの活動のカヌーは上海近郊の湖にカナディアンを数艇デポし、あとは中国全国を遠征するのが基本ですが、中国の山・川・海はすべて政府の管理下にある為、活動の一つ一つが現地政府や観光局、管理団体との交渉が必要となりカヌー技術よりも、「交渉力」が必要となる特殊な環境下です。幸い、メンバーは企業の海外赴任者が多く、中国人との交渉は日々の仕事で鍛えており、カヌー倶楽部の活動も日々の仕事の延長のような感じでこなしています。
 やはり中国の川といって思いつくのが「水墨画の景色」。桂林です。設立当初から桂林の川を下って見たいという思いがメンバー全員の中にありました。普通の川くだりであれば本流の?川を大型観光船で、支流のあちこちでは竹筏での観光下りは可能ですが、倶楽部としては「自艇」で下るというのが目標でした。
 あちこちの旅行代理店に連絡を取りましたが、「自艇では安全保障上無理」との返事が多く、あきらめていたところにナベ隊員が社員旅行で行ったときに偶然見つけた現地の小さな代理店が支流の一部で可能らしいとの情報を元に、今回の遠征が成功しました。

遠征の日程は皆さん勤め人の為、金曜夜出発の日曜深夜戻りの強行軍。カヌー倶楽部員8名のツアーとなりました。9月14日(金)の夕方6時に上海国内空港である虹橋空港にメンバーは到着、8時発の東方航空のフライトにチェックイン。ファルトが数艇ある為、重量オーバーが心配だったが、チェックインのスタッフは気にせずボートは無事にチェックイン。無理を承知でチェックインの荷物に忍ばせた「イワタニ」のガスボンベはあえなく没収。「中国の空港だからチェック甘いから大丈夫だよ」と言っていたコンドー隊員。中国の空港もセキュリティは厳重でした(当たり前か・・・)。フライトの遅れ・取り消しが当たり前の国内線には珍しく、定刻通りに出発、そして桂林の空港「桂林両江国際空港」に到着。

桂林に到着後は、今回の旅行の代理店である「青年旅行社」によるバンに搭乗。運転手に荷物の多さにビックリされながらも8人のメンバーとカヌー一式は市内のホテル「桂林賓館」にチェックイン。腹ごなしと買出しのために市内を徘徊、ヤカンやカップラーメンはすぐに手に入るが、「イワタニ」のガスボンベはさすがに中国の田舎には売っておらず、着火材代わりになるものを探していたところ、腹ごなしの為に寄った屋台で「火鍋」用の固形燃料を10元程(150円)で譲ってもらうことに成功。ホテルに戻ったときは既に午前様、周りの風景がまったく見えないが、「水墨画」の風景を夢見ながら明日に備えて就寝。

翌日9月15日(土)、若干曇り気味だが直射日光が厳しくないカヌーには絶好の天気。桂林市内から車に揺られ約2時間かけて、陽朔へ。桂林の川下りは一般的には璃川という本流の川を大型観光船で景色を楽しむのが一般的であり、陽朔はその最終ポイント。通常の観光客は陽朔で下船し、買い物などを楽しむ。陽朔にはバックパッカーも多く、安宿やバーなどがひしめき合って、東南アジアのバックパッカー街を彷彿させます。今回の川下りのガイドもこの陽朔で「ロッククライミング」のショップを持っている。我々はそこから更に車で1時間程走り下流に向かった。下流では観光局が管理をしていないので、「自艇」での川下りが可能だそうです。悪路を揺られ約1時間、「水墨画」の風景の中に突入し、山々が目の前に広がります。

10時に出発地点である「福利(フーリー)」に到着。ここでカヌーを組み立てるのですが、牛糞に要注意。組み立てているそばかを水牛が横切って行きます。ここで今回の船の紹介。

フク隊長艇 リバースティール社 マジェッタ (ボロイです、中国で寿命をまっとうする予定)

マチャキ&ミユキ隊員 アルフェック アリュート

ナオさん夫妻&コンドー隊員 セビラー社 Fiji (中国で唯一ともいえる上海のカヌーショップで購入のインフレータブル)

ナベ隊員&コージ隊員 レンタルカヤック

このレンタルカヤック、自作です。中国でレンタルカヤックがあること自体が驚きですが、自作というのもまた中国的。一応、水には浮かびます。パドルは木製で手作り。The China的なカヤック。レンタル料は200元(約3000円)。自艇の持ち込みはガイド料として1人50元(約750円)を支払う。

ガイドとして先ほど紹介したロッククライミングショップのオニーチャンが先導してくれるのですが、西洋人のガールフレンドを連れてきており、先方でいちゃいちゃ、且つ我々は写真を撮りながらゆっくり行くので、我々の速度に愛想を尽かして漕ぎ出して30分後ぐらいには既に見えなくなっていました。ガイドの意味無し。まあ、川幅も大きく、瀬もあまりない川なので迷うことが無いのですが・・・

漕ぎ出す前に聞いていた距離は約10KM.結果的には15KMぐらいあったのではないかと思われます。川はゆっくりと流れており、水墨画の風景が目の前に迫るダイナミックな景色の連続。こんな景色を我々8人で独占できるとは、幸せでした。他の観光客もおらず、会うのは川ガキと水牛ばかり。コース的には特徴が無いので川地図を作る必要も無し。川原が多くあるので、休憩ポイントも多くゆっくり下るのには最適で、キャンプポイントも多く見受けられました。途中には食事ができる村落もあり、ローカルな中華料理とビールも楽しめます。10時から漕ぎ始めて、途中2回の休憩を挟み、午後4時にゴール地点である「普益(プーイー)」に到着。幸せな半日でした。

夜は陽朔付近の興坪(シンピン)という村で唯一の日本人経営と思われる「林さん」が経営するゲストハウスの「老寨山旅館」に宿泊。オーナーの林さんは宿の裏にある山「老寨山
」の頂上からの景色に魅せられてここに宿を経営することになってそうです。昔はけもの道的な登山道しかなかったところに、毎日セメントを運んで頂上まで階段を作られたそうで、とにかくすごい方です。夜は満天の星空。近くに都市や町が無いので、地平線の近くまで星が見え、天の川もくっきり、数分おきに流れる流れ星に隊員全員ため息を漏らしていました。「次回は桂林の川原で焚き火と満天の星空を肴に酒をのむべし!」と早くも次回の遠征を心の中に決めました。

翌日9月16日(日)、仕事の都合で先発隊と後発隊に分かれて空港に向かい。2泊3日ながらも「桂林を下った」という満足感に浸った遠征でした。


定刻に桂林空港着
胸弾ませる隊員

カヌー倶楽部シャツをバックにこの屋台で着火剤ゲット

陽朔

さらに悪路を・・・

レンタルカヌーデポ地点は農村の中

アルフェック艇

バンを1日貸切

セッティングのそばを水牛が、牛糞に注意!

のどかな田園風景

マジェッタ艇、年季入ってます

セビラーのインフレータブル

出発地点、いざ!

今回のベストショット。ナベ隊員

景色がとにかくデカイ!!

定番写真

水牛多数登場

夫婦で参加のナオさん

今回「沈」した唯一のコージ

ホワイトウォーターの血が騒ぐナベさん

昼食地点へ到着。なぜか水上レストランが・・
コンさんガッツ!!

カヌー倶楽部ポロシャツでパチリ!
あれ1人シャツのちがいますけど・・・

待ちきれずビールをあさるナベさん

ビール最高!!

川原で休憩、次回はキャンプで

最後はトロ場。かなりきつかった・・・

激流もなく、ミユキンもピース

マチャキは裸にベストのジャニーズ風

皆さんお疲れ!!

カヌー運搬。ありえねー

日が暮れて・・

川下り成功!打ち上げ

老寨山旅館の林さんと息子さん

裏山の頂上まで30分・・マジできつかった

朝焼け・・・フク隊員は野クソ中

上から見ても澄んでる川
朝食

翌日はピーカン

陽朔散策

ガイドのイケメン兄ちゃんが経営のロッククライミング店

真ん中がイケメン兄ちゃん

まるで東南アジアのバックパッカー街

たそがれ・・・

そして、たそがれ・・・

次回はこの帽子で川下り

マッサージ店で気絶のフク&コージ