酒にまつわるエトセトラ

ここではその名の通りお酒にまつわる様々なエピソード等しげの思い込みと独断と偏見で掲載します。事実と違っててもあしからず・・・
エピソード001 サイドカー
エピソード002 キール
エピソード003 シングルとダブルとフィンガーとジガー
エピソード004 日本酒の日
エピソード005 アルコール度数
エピソード006 スパークリングワイン
エピソード007 ドライマティーニ 
エピソード008 甲類と乙類 
エピソード009 バー 
エピソード010 AOCワイン 

エピソード010 AOCワイン
フランスのワインは厳格な法律の下で作られている。いわゆるテーブルワイン等は安いワインである。
安ワインだとバカにすることなかれ。テーブルワインにだっていいワインはたくさんある。
そのテーブルワインの上位になるのが、AOCワインだ。
アぺラシオン・オリジン・コントローレの頭文字で、オリジンの部分に産地名が入る。ブルゴーニュのAOCワインなら、アぺラシオン・ブルゴーニュ・コントローレとなる。
AOCワインの表のラベルに必ず記載されているから、今度高そうなワインボトルを見たら、是非確認してみるといいかも。
フランス語で書かれているが、フランス語が解らなくても何とか読めると思うので。


エピソード009 バー
老練なバーテンダーがいるバーのカウンターで、カクテルを飲む。
一見、肩が凝りそうな感じもするが、静かにお酒と会話を愉しむなら一番だと思う。
行くなら一人か二人がいい。三人以上だとどうしても声が大きくなってしまいがちになるからだ。
お酒の知識がないと恥ずかしいと思う方もいると思うが、ソルティードックとか、ジントニックとか、誰でも一度くらいは聞いたことがあるカクテルがあるはずだ。
普段缶入りや居酒屋で飲むそれとは一味違うはずだ。本物の味を知ることは大切だと思う。
行ってみれば思ったより敷居は高くないですよ。

『でも、バーは高いんじゃない?』と思う方もいると思う。
確かに安くはない。
当然店によって違うが、私の知る限りでは、1人当たり、チャージが1000円〜1500円で、カクテルが1杯1000円〜1500円くらいだ。
二人で1時間で2杯飲むと大体10000円弱と思っていれば間違いない。
大体、食事か一次会の後、もう少しだけ飲みたいと思った時に行けばいい。
やっぱり高いけど、男女問わず大切な人と大切な日なんかに行ってみるといいかも。
いきなり老舗のバーは幾らなんでもと言う方は、まぁ一流と言われるホテルのメインバーなんかお勧めです。
非日常の時間と空間をおいしいカクテルと一緒に買うと思えば安いかな?

ヘタに知ったかぶりせずに、わからなければバーテンダーに相談すれば色々と教えてくれるはずだから、ビビることはありませんよ。

エピソード008 甲類と乙類
みなさんは、焼酎に『甲類』と『乙類』があるのはご存知だろうか?
甲類は、いわゆる『宝焼酎』など無色透明で原料の香りもしない焼酎で、チューハイ等に使われる。
乙類はいわゆる本格焼酎と言われ、芋や麦や米なんか独特の香りがある。こと最近この本格焼酎がブームになったりしている。
この違いはなんなんだろうか?
答えは製法にある。
乙類は蒸留を一回だけ行う。だから、原料の味や香りが残っている。
甲類はというと、連続蒸留と言って何回も蒸留する。
だから、原料の味や香りがしなくなる。
どっちがいいかは、みなさんが決めることだが、違いは製法なんだと言うことを覚えておくといいかも。
又、まれに甲乙混和と言う甲類と乙類を混ぜた商品もある。
私的には甲乙混和はどっち付かずであまり好きではないが・・・


エピソード007 ドライマティーニ
カクテルの王様と言われ、ジンとベルモットで作られるほとんど甘みのない強くて辛口のカクテルである。だから、男性の中にもドライマティーニは人気のあるカクテルである。
が、今でこそ辛口だが、昔は甘口のベルモットを使う方が主流だったらしい。
ジンとベルモットの割合や銘柄や作り方など何百通りもあるらしい。それが故に飲む人やバーによってはかなりこだわりを持っている場合がある。
透明で、オリーブの実が入っている、ショートカクテルである。
007のジェームズボンドやイギリスの首相だったチャーチルが愛飲していたのは有名だ。
かく言う私も一時期はまって、色々なバーで飲み比べたり、ジンの銘柄を指定したりした。
かなり飲みにくいので、初めて頼む時は、ロックで出してもらうといいかも。
バーテンダーがいるそこそこのお店なら、『マティーニをロックで』と頼めばOKです。


エピソード006 スパークリングワイン
読んで字の如く、発泡性のワインの事だが、シャンパンとどう違うのか?
答えはシャンパンはスパークリングワインの一種なのである。
シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方である製法で作られたスパークリングワインだけにネーミングが許される。
これもフランスの法律で定められている。
だから、シャンパーニュ地方以外でシャンパンと同じ製法で作られてもシャンパンと言ってはならないのだ。
もちろんスパークリングワインは英語読みで、イタリアなら『スプマンテ』、スペインなら『カヴァ』、ドイツなら『ゼクト』と言う。
下手なシャンパンより安くて美味しいスパークリングワインがたくさんあるから、色々試してみるのも楽しい。
その際、少なくともシャンパン製法で作られたスパークリングワインを飲もう。ぶどうジュースに炭酸を充填しただけなんてものあるらしい。
ただ、私は今までそんなスパークリングワインに出会ったことはないが・・・
最後にスパークリングワインは白かロゼしかない。

エピソード005 アルコール度数
アルコール度数って一体どの位なんだろう?
大体、ビールや缶チューハイが5度前後。日本酒やワインが10〜15度くらい。焼酎は20度、25度が中心で、プレミアムタイプの長期熟成で43度位。梅酒なんかにする為のホワイトリカーが35度。ウイスキーやブランデーが40度〜43度位が主流。強いお酒の代名詞であるテキーラは法律で決められていて最高で55度。ウォッカも50度位が主流だが、スピリタスと言うポーランド産のウォッカは実に96度もある。
アルコール度数が40度もあると火が点く。料理でもブランデーを入れたらフランベ(アルコール分を飛ばす為に火を点けること)するなんて言うもんなぁ。
ワインは『13度未満』などと言う表示がある。これには理由があって、ワインはブドウの糖度によってアルコール度数が違ったりする。毎年のブドウの作柄によってアルコール度数も微妙に違う訳である。しかし、ワインはアルコール度数が高いからと言って水で薄めたりしない(できない)ので、『○○未満』の表示が許されているんだって。

アルコール(エチルアルコール)の度数はその他%でも表示されたりもする。これは『度』=『%』である。だから50度のお酒は100mlの内、50mlはアルコールなのである。
その他バーボン等はプルーフ(ploof)表示されているものもある。これは容量のところでお話した『ジガー』同様アメリカとイギリスでアルコール度数が違う。
アメリカはプルーフ表示の1/2がアルコール度数である。だから101プルーフなら50.5度。イギリスでは50プルーフ=57度なんだそうだ。
プルーフとは、『試験』なんて意味もある英単語。
昔はアルコール度数を検査(試験)して決めていた。その名残りでプルーフと言うらしい。

エピソード004 日本酒の日
10月1日は日本酒の日である。
最近では焼酎ブームに押されて元気のない日本酒であるが、どうして10月1日を記念日にしたんだろう?
それは、『酉』の字に由来する。元々『酉』は酒瓶を象った象形文字で、部首名は『さけのとり』と言う。
『酒』は文字通り『さんずい』に『さけのとり』と言うわけである。
で、『酉』は十二支の10番目。
更に、昭和40年まで法律でも10月1日から9月30日までを『酒造年度』と定めていた(現在は7月1日から6月30日)。
日本酒造りも酒米が収穫される10月頃から作り始めており、蔵元などでは『酒造元旦』としてお祝いをしている事など、諸々のことが重なって、昭和53年に『日本酒の日』として、日本酒造組合中央会が制定した。
当日は日本酒を知ってもらうイベントなどが各地で催されたりしているようである。
焼酎に比べて単価が高いけど、冷で飲むとスッと身体に入っていって旨い。たまには釣果を冷酒で一杯もいいね。

エピソード003 シングルとダブルとフィンガーとジガー
♪そ〜ね〜ダブルの〜 バーボンを〜 遠慮〜しないで〜い〜ただくわ〜♪
チョットふるいが、こんな歌詞の歌があるけど、一体どの位の量なんだろう?
答えは、シングルが1オンス(約30ml)で、ダブルはその倍の60ml位だ。
メジャーもあって、大小二つのおちょこを反対にくっつけたような形をしている。

随分前にお酒のCMで、ワンフィンガー、ツーフィンガーと言う言葉が流行ったことがあるが、水割りグラスの底から指1本分がワンフィンガーでシングルの量。指2本分がツーフィンガーでダブルの量である。
結構古くからある目測法で1400年代からあるんだって。指1本の高さは3/4インチ(約1.9cm)。
今時、シングルかダブルかをワンフィンガーとかツーフィンガーとか言う人は少ないと思うが、知っておいてもいいかも。

最後にサントリー系のチェーン店に『JIGGER BAR』があるけれど、この『ジカー』って何だろう?
えっ?タバコのこと?そりゃあシガーだろっ!
ジガーはアメリカで45mlのこと。イギリスでは60mlのことを言うんだって。

エピソード002  キール
女性が好きなカクテルの一つに『キール』と言うカクテルがある。
フルート型のグラスの底に黒すぐり(カシス)のリキュールを入れ、そこに冷え冷えの白ワインをそーっと注いだカクテルだ。
白ワインをシャンパンにかえると『キールロワイヤル』になる。
マドラーでかき混ぜると淡いバイオレットピンク色になる。ロワイヤルの方がシャンパンの泡がグラスの中で弾けて綺麗だ。
大切な人と一緒にレストランに行くことがあったら、テーブルがセットされるまでの間に通される「ウエイティングバー」などでアぺリティフ(食前酒)としてスッと出してあげると、男が上がるかも?

エピソード001  サイドカー
サイドカーと言うカクテルをご存知だろうか?
ブランデーベースのカクテルで、ホワイトキュラソーと言うリキュールで割っている。
お酒をお酒で割るから、アルコール度数は高い。いわゆる足の付いてるカクテルグラスに注がれて出てくるカクテルである。

このカクテル、何故サイドカーと言うのかというと、第二次世界大戦中、ドイツ軍兵士が偵察途中にあった農家に立ち寄った。もちろん住人はとうに逃げてしまっていて誰もいない。
兵士が、ふと壁の棚に目をやると、埃を被った酒ビンが2本あった。
その二種類の酒をカップに一緒に入れて飲んだら旨かったらしい。
その二種類の酒が、ブランデーとキュラソーだったのだ。
兵士達が乗っていたのがサイドカーだったので、そう命名されたんだとさ。
誰が名付けたのかも、本当の話なのかも知れないが、銀座の老舗バーのバーテンダーに教えてもらった話である。