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技術の進歩はもちろんのこと、テニスは道具の進歩が目覚ましいスポーツです。デカラケ、厚ラケブームはもはや昔の話。テニスショップのラケットコーナーには新素材、新構造ラケットがあふれていますから、ラケットに対する知識に乏しい人が自分に最適の1本を探し出すのは大変です。また、ラケットの性能を最大限に引き出すためにはストリングの知識も不可欠。そこでこのコーナーでは、私たちがラケットやストリングなどの知って得する情報や裏話などをお話していきます。正しい知識を持って自分に最適な道具を選べば、テニスがもっともっと楽しくなりますよ。
正しい道具選びをするにあたって、道具選びの基本を伝授してくれる達人たちを紹介しましょう。 テニスショップ、テニスパラダイスの店長『太田稔』さんと、同じくテニスパラダイス、ストリング担当『小山成人』さん、そしてシューズ・アクセサリー担当の『野村智毅』さんです。彼らは中古ラケットの目利き・ビンテージラケットの鑑定人とも呼ばれ、その他テニス用具全般についてなんでも知っているという強者。彼らの知識を身につければ、ラケットを何本も買い換えたりすることはなくなるでしょう。
【第13話】
「2001年全豪オープン注目プレーヤーのラケット」今世紀最初のグランドスラム大会、全豪オープンが終わりました。男子はグスタボ・クエルテン、マラト・サフィン、ピート・サンプラスら上位シード勢がバタバタと倒れて「一体だれが勝ち残っているの?」という感じでしたが、終わってみればやっぱりアンドレ・アガシ。今まで日本ではそれほど注目されていなかったアーノルド・クレマン(準優勝)やセバスチャン・グローシャン(ベスト4)の活躍は新鮮な印象を受けました。今回はそのクレマンとベスト4のパトリック・ラフターの使用ラケットを紹介します。
一方、女子はジェニファー・カプリアティの活躍に尽きますね。一時はバーンアウトしてテニス界を離れていただけに個人的に「今回は勝たせてあげたい」と思っていたら、リンゼイ・ダベンポート、マルチナ・ヒンギスらトップシード勢を倒して一気に行っちゃいました。そのカプリアティが使用しているラケットは、日本では未発売のモデルなんですよ。
◆注目の男子プレーヤー使用ラケット◆ 【優勝】A.アガシ>>>ヘッド"TiラジカルOS"
【準優勝】A.クレマン>>>ヘッド"インテリジェンス新モデル -推定-"
【ベスト4】P.ラフター>>>プリンス"TTウォーリアータングステンMP"
【ベスト4】S.グローシャン>>>メイジャースポーツシード勢が次々に消えていく男子シングルスで台風の目となったのは、アーノルド・クレマン、セバスチャン・グローシャンという二人のフランス人でした。二人とも地元フランスのメーカー、メイジャースポーツとラケット使用契約を結んでいます。メイジャースポーツは日本では聞き慣れないメーカーですが、トーナメントファンなら「M」のステンシルマークは目にしたことがあるのではないでしょうか。杉山愛の昨年までのダブルスパートナーだったジュリー・アラール・デキュシもメイジャースポーツのラケットを使っていましたね。
そのメイジャースポーツの契約選手が全豪オープン準決勝で対決しました。メーカーにしてみれば願ってもない展開? ところが話はちょっと違いました。実はクレマンは大会前に借りた他メーカーのラケットが気に入ってしまい、そのラケットで大会を勝ち上がってしまったのです。当然、未契約ですからラケットにはステンシルマークは入っていませんでしたが、どうやらヘッドが今春の発売を予定しているラケット
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技術の進歩はもちろんのこと、テニスは道具の進歩が目覚ましいスポーツです。デカラケ、厚ラケブームはもはや昔の話。テニスショップのラケットコーナーには新素材、新構造ラケットがあふれていますから、ラケットに対する知識に乏しい人が自分に最適の1本を探し出すのは大変です。また、ラケットの性能を最大限に引き出すためにはストリングの知識も不可欠。そこでこのコーナーでは、私たちがラケットやストリングなどの知って得する情報や裏話などをお話していきます。正しい知識を持って自分に最適な道具を選べば、テニスがもっともっと楽しくなりますよ。
正しい道具選びをするにあたって、道具選びの基本を伝授してくれる達人たちを紹介しましょう。 テニスショップ、テニスパラダイスの店長『太田稔』さんと、同じくテニスパラダイス、ストリング担当『小山成人』さん、そしてシューズ・アクセサリー担当の『富樫嘉徳』さんです。彼らは中古ラケットの目利き・ビンテージラケットの鑑定人とも呼ばれ、その他テニス用具全般についてなんでも知っているという強者。彼らの知識を身につければ、ラケットを何本も買い換えたりすることはなくなるでしょう。
------------------------------------------------------------------------【第13話】
「2001年全豪オープン注目プレーヤーのラケット」今世紀最初のグランドスラム大会、全豪オープンが終わりました。男子はグスタボ・クエルテン、マラト・サフィン、ピート・サンプラスら上位シード勢がバタバタと倒れて「一体だれが勝ち残っているの?」という感じでしたが、終わってみればやっぱりアンドレ・アガシ。今まで日本ではそれほど注目されていなかったアーノルド・クレマン(準優勝)やセバスチャン・グローシャン(ベスト4)の活躍は新鮮な印象を受けました。今回はそのクレマンとベスト4のパトリック・ラフターの使用ラケットを紹介します。
一方、女子はジェニファー・カプリアティの活躍に尽きますね。一時はバーンアウトしてテニス界を離れていただけに個人的に「今回は勝たせてあげたい」と思っていたら、リンゼイ・ダベンポート、マルチナ・ヒンギスらトップシード勢を倒して一気に行っちゃいました。そのカプリアティが使用しているラケットは、日本では未発売のモデルなんですよ。
◆注目の男子プレーヤー使用ラケット◆【優勝】A.アガシ>>>ヘッド"TiラジカルOS"
【準優勝】A.クレマン>>>ヘッド"インテリジェンス新モデル -推定-"
【ベスト4】P.ラフター>>>プリンス"TTウォーリアータングステンMP"
【ベスト4】S.グローシャン>>>メイジャースポーツシード勢が次々に消えていく男子シングルスで台風の目となったのは、アーノルド・クレマン、セバスチャン・グローシャンという二人のフランス人でした。二人とも地元フランスのメーカー、メイジャースポーツとラケット使用契約を結んでいます。メイジャースポーツは日本では聞き慣れないメーカーですが、トーナメントファンなら「M」のステンシルマークは目にしたことがあるのではないでしょうか。杉山愛の昨年までのダブルスパートナーだったジュリー・アラール・デキュシもメイジャースポーツのラケットを使っていましたね。
そのメイジャースポーツの契約選手が全豪オープン準決勝で対決しました。メーカーにしてみれば願ってもない展開? ところが話はちょっと違いました。実はクレマンは大会前に借りた他メーカーのラケットが気に入ってしまい、そのラケットで大会を勝ち上がってしまったのです。当然、未契約ですからラケットにはステンシルマークは入っていませんでしたが、どうやらヘッドが今春の発売を予定しているラケットのようです。ヘッドといえば、昨秋にインテリジェンスシリーズを発売して話題になりました。(第9話参照)。インテリジェンス機能とは、簡単に言えばボールインパクト時の機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換してラケットの硬度をより高め、ボールのコントロール性を高めるというものです。ヘッドは今後、プロモデルを含めたラケットのラインナップをインテリジェンス機能搭載モデルに一新するプランを発表しています。クレマンが全豪オープンで使用していたラケットは、ツアー選手の間で使用率が高い「プレステージ」にインテリジェンス機能を搭載したニューモデルだと推測されます。
全豪オープンではクレマンだけでなくマラト・サフィンも同じデザインのラケットを使用していました。メーカー側に問い合わせたところ、詳細はまだ発表段階ではないとのことでした。「プレステージ」は国内でも競技プレーヤーを中心に人気の高いモデルですから、今後の動向に注目していきたいですね。そしてもう1機種、ベスト4入りしたパトリック・ラフターが使用していた白いラケットも今春のニューモデルです。ラフターは以前からラケットフレームのトップ2カ所とグリップエンドにウエイトを貼って面の安定性を高める工夫をしていました。その発想を元にプリンスが開発したのがトリプルスレット(TT)という機能であり、そのTT機能を備えた「TTウォーリアータングステンMP」が現在のラフターの使用ラケットです。全豪オープンでは杉山愛も「TTウォーリアータングステンOS」で戦っていました。
「TTウォーリアータングステン」はフレームの反発力が高いので、プロモデルとはいえ一般プレーヤーも十分に使いこなせるラケットです。ここ数年、メーカー各社が繰り広げてきた新素材競争も一段落し、最近では素材ではなく構造面での新機能をうたったラケット(ウイルソンの「ローラー」機能など)が登場してきていますが、中でもプリンスのTT機能は見た目にもわかりやすく、使って実感できる機能と言えるでしょう。
なお、優勝したアンドレ・アガシの使用ラケット、ヘッドの「TiラジカルOS」については、第5話を参照してください。
◆注目の女子プレーヤー使用ラケット◆ 【優勝】J.カプラティ>>>プリンス"プレシジョンレトロ -USモデル-"
【準優勝】M.ヒンギス>>>ヨネックス"アルティマムRQチタン1700"
【ベスト4】L.ダベンポート>>>ウイルソン"ハイパーハンマー5.3 95"
【ベスト4】V.ウイリアムス>>>ウイルソン"ハイパーハンマー4.3 110"今年の全豪オープンで見事に復活したジェニファー・カプリアティ。彼女が使っていたプリンスの「プレシジョンレトロ」はどちらかというとクラブプレーヤーに好まれる中厚系の部類に入るラケットです。カプリアティはジュニア時代からプリンスと使用契約を結んでいる選手ですが、当時から日本ではマイナーなラケットを使っていることが多かったですね。
この「プレシジョンレトロ」は海外モデルのため日本国内では発売されていません。実はこのラケットに限らず、トッププレーヤーの使用ラケットの中には、日本では入手できないモデルも何本かあります。たとえば昨年の全仏オープンで活躍したファンカルロス・フェレーロはプリンスの「TTグラファイトMP」を使っていますが、そのデザインは日本モデルとはちょっと違います。同じ機種でも、日本で発売する際にデザインを変えたり、中には日本受けするようにネーミングを変えてしまうラケットもあるのです。そういえばラフターが昨年まで使っていた「グラファイトレスポンス・チタンMP」も 海外では「プレシジョンレスポンス・チタンMP」という名前で発売されていましたね。【全23話】 【第01話】「ハイテク素材で甦った名器」"ウイルソン・プロスタッフ6.0" 【第02話】「2000年春のニューモデル購入指南」 【第03話】「とっても役立つガット基礎知識」 【第04話】「セントビンセント神話」 【第05話】「2000年全仏勝者のラケット」 【第06話】「2000年ウインブルドン勝者のラケット」 【第07話】「DUNLOPマックス200G」 【第08話】「2000年USオープン勝者のラケット」 【第09話】「2000年秋・注目のニューラケット」 【第10話】「とっても役立つガット基礎知識─その2─」 【第11話】「アクセサリーグッズ活用術」 【第12話】「テニスシューズ選びのヒント」 【第13話】「2001年全豪オープン注目プレーヤーのラケット」 【第14話】「2001年春・新作ラケット購入指南」 【第15話】「ガット張り 初級編」 【第16話】「サプリメントの上手な利用法」 【第17話】「2001年全仏オープン注目のラケット」 【第18話】「2001年ウインブルドン勝者のラケット」 【第19話】「ガット張り講座─中級編─」 【第20話】「2001年USオープン注目のラケット」 【第21話】「2001年秋・注目のニューラケット」 【第22話】「ラケット購入時のテニスショップ活用術─初心者編─」 【第23話】「ラケット購入時のテニスショップ活用術─中上級者編─」
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