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 技術の進歩はもちろんのこと、テニスは道具の進歩が目覚ましいスポーツです。デカラケ、厚ラケブームはもはや昔の話。テニスショップのラケットコーナーには新素材、新構造ラケットがあふれていますから、ラケットに対する知識に乏しい人が自分に最適の1本を探し出すのは大変です。また、ラケットの性能を最大限に引き出すためにはストリングの知識も不可欠。そこでこのコーナーでは、私たちがラケットやストリングなどの知って得する情報や裏話などをお話していきます。正しい知識を持って自分に最適な道具を選べば、テニスがもっともっと楽しくなりますよ。

 正しい道具選びをするにあたって、道具選びの基本を伝授してくれる達人たちを紹介しましょう。 テニスショップ、テニスパラダイスの店長『太田稔』さんと、同じくテニスパラダイス、ストリング担当『小山成人』さん、そしてシューズ・アクセサリー担当の『野村智毅』さんです。彼らは中古ラケットの目利き・ビンテージラケットの鑑定人とも呼ばれ、その他テニス用具全般についてなんでも知っているという強者。彼らの知識を身につければ、ラケットを何本も買い換えたりすることはなくなるでしょう。


【第20話】
「2001年USオープン注目のラケット」

 男子はレイトン・ヒューイット、女子はヴィーナス・ウイリアムスが優勝した今年のUSオープン。男子はヒューイット、アンディ・ロディックなどの若手の台頭が注目されましたが、一方では王者ピート・サンプラスもその健在ぶりをアピールしました。ウイリアムス姉妹対決で盛り上がった女子は“お姉ちゃん”ヴィーナスの強さがダントツ。マルチナ・ヒンギスも頑張ってベスト4入りしたんですけどね。さて、今回はUSオープンで大活躍した選手たちの使用ラケットをご紹介します。

◆注目の男子プレーヤー使用ラケット◆
【優勝】L.ヒューイット>>>ヨネックスの「アルティマムRD Ti50MID」
【準優勝】P.サンプラス>>>ウイルソンの「プロスタッフMID」
【ベスト4】Y.カフェルニコフ>>>フィッシャーの「プロナンバーワン」
【ベスト4】M.サフィン>>>ダンロップの「200G」

◆注目の女子プレーヤー使用ラケット◆
【優勝】V.ウイリアムス>>>ウイルソンの「ハイパーハンマー4.3 110」
【準優勝】S.ウイリアムス>>>ウイルソンの「ハイパーハンマー6.3 110」
【ベスト4】M.ヒンギス>>>ヨネックスの「マッスルパワー5HS」
【ベスト4】J.カプリアティ>>>プリンスの「TTレベルMP」
 2001年のUSオープンでもっとも印象に残る試合の一つが、20歳のレイトン・ヒューイットと19歳のアンディ・ロディックの準々決勝でした。今後のテニス界を引っ張る二人のファイナルまでもつれる好ゲームは、テニス界の未来に明るい希望を抱かせてくれるものでした。ヒューイットは昨年もベスト4まで勝ち上がって注目されていましたが、ここでビッグタイトルを獲得したことにより、今後の活躍がますます期待されますね。 そのヒューイットの使用しているラケットがヨネックスの「アルティマムRDTi50MID」です。ヨネックスの競技モデルといえば“赤ラケ”「RD Ti70」が上位機種としてラインナップされていますが、「アルティマムRD Ti50MID」は赤ラケよりもストリングパターンをやや粗くしてボールの引っかかりを高めている点が特徴です。フレーム厚も最大22ミリ(赤ラケは最大20ミリ)ということで、スピン性能と反発力の点でより使いやすいラケットになっています。
 さて、実はヒューイットはこの秋からヨネックスのニューモデル「マッスルパワー1」を使用予定です。勢いに乗るヒューイットが今度は「マッスルパワー1」を手にどんな活躍を見せてくれるか楽しみですね。
 ニューモデルといえば、決勝対決で盛り上がったウイリアムス姉妹の使用ラケットもそろそろモデルチェンジが待ち遠しい時期です。現在、ヴィーナス・ウイリアムスはウイルソンの「ハイパーハンマー4.3 110」、セリーナ・ウイリアムスは「ハイパーハンマー6.3 110」を使用しています。この2機種はハイパーカーボン素材を使った先駆け的なモデルでした。また、フレーム厚は最大25ミリあり、新発売当初はクラブプレーヤーでもやさしくパワーアップできるラケットとして人気を集めていました。
 現在ではハンマーシリーズといえばジャスティン・エナンのオレンジラケット「ハイパーハンマー5.2」やこの秋に登場した3ピース構造の「トライアドハンマー」などが人気を集めています。女子テニス界を牛耳り始めたウイリアムス姉妹は、次はどんなラケットを手にするのでしょうか。

 第17話「2001年全仏オープン注目のラケット」でもご紹介しましたが、バボラのラケットはUSオープンでも目立っていましたね。ベスト8入りした男女3人、アンディ・ロディックが「ピュアドライブ+」、キム・クライステルスが「ピュアドライブ」、ダジャ・ベタノワは「VSドライブ」を使っていましたし、他にも若手プレーヤーの間ではかなり高い使用率を誇っていました。
 そういえば、ポスト・クルニコワとして注目を集めた16歳の美人プレーヤー、アシュレイ・ハークルロードも「ピュアドライブ+」で戦っていましたね。
 ナチュラルガットのトップブランドだったバボラがラケット業界に参入してまだ数年です。当時はカルロス・モヤ以外は目立った選手は見当たりませんでした。しかし、ジュニア選手を中心に広く地道に種をまいて3年、その若手選手たちがツアー界に台頭するとともに一気にメジャーブランドの仲間入りを果たした感があります。やはりトッププロの使用率というのはラケットメーカーにとって最大の強みの一つです。

 日本国内でも、道具にもこだわる若い世代を中心にバボラブランドは人気を集めています。地方の量販店ではまだまだ入手しにくい状況のようですが、通信販売という入手方法もありますので「バボラを試したいけど近所のお店にはない」という方は検討してみてはいかがでしょうか。

 最後にご紹介するのは、男子ベスト4入りしたエフゲニー・カフェルニコフの使用するフィッシャーの「プロナンバーワン」です。フィッシャーは現在、日本の代理店があまり積極的に取り扱っていないこともあり、国内では入手が困難な状況です。しかし、オーストリアのラケットメーカーとして現在でもヨーロッパではメジャーブランドの1つです。かつてはミヒャエル・シュテッヒが使用し、現在でもカフィの他にドミニク・ハーバティなどが使っています。第18話「2001年ウインブルドン勝者のラケット」で取り上げたスラセンジャーもそうですが、グランドスラム大会は日本でほとんど流通していないラケットの情報を得る貴重な場でもあるのです。

取材構成/岡田洋司

【全23話】
【第01話】「ハイテク素材で甦った名器」"ウイルソン・プロスタッフ6.0"
【第02話】「2000年春のニューモデル購入指南」
【第03話】「とっても役立つガット基礎知識」
【第04話】「セントビンセント神話」
【第05話】「2000年全仏勝者のラケット」
【第06話】「2000年ウインブルドン勝者のラケット」
【第07話】「DUNLOPマックス200G」
【第08話】「2000年USオープン勝者のラケット」
【第09話】「2000年秋・注目のニューラケット」
【第10話】「とっても役立つガット基礎知識─その2─」
【第11話】「アクセサリーグッズ活用術」
【第12話】「テニスシューズ選びのヒント」
【第13話】「2001年全豪オープン注目プレーヤーのラケット」
【第14話】「2001年春・新作ラケット購入指南」
【第15話】「ガット張り 初級編」
【第16話】「サプリメントの上手な利用法」
【第17話】「2001年全仏オープン注目のラケット」
【第18話】「2001年ウインブルドン勝者のラケット」
【第19話】「ガット張り講座─中級編─」
【第20話】「2001年USオープン注目のラケット」
【第21話】「2001年秋・注目のニューラケット」
【第22話】「ラケット購入時のテニスショップ活用術─初心者編─」
【第23話】「ラケット購入時のテニスショップ活用術─中上級者編─」
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