05.6.3
 

なんだか疲れてしまいました。
もう夜の8時を過ぎて会社にいますと体力のない僕は、
ただでさえ鈍い思考が限りなく停止に近い速度になり、
声も出なくなり、顔面は蒼白、「あ……」と「う……」しか言えなくなって、
表情も行動も雰囲気も全部含めて、カオナシみたいになるのですが、
驚くことに8時なんてまだ序の口であるという人も多く、
ラーメンを食べたりして、長期戦に備えたりして、
一体、どんな体と精神の構造をしているのか、アスリートか、
という状態で、うらやましい限りなのでして、
僕も体力気力を向上させたいと思いました。思っただけです。

それにしましても、先週に買いました電子辞書を、
もっとたくさん使いたいと思って、難しそうな単語が出そうで
それでいてそんなに長くない本を探して、
ドストエフスキーの『地下室の手記』という本を買いました。

ドストエフスキーなんて、名前以外全然知りませんが、
「ドスト」ときて「エフスキー」なのだから、
こいつぁ難しい単語を使うに決まっているのでして、
電子辞書を傍らに置いて、本を開いて、
調べた単語をメモしている夜の1時間が好きなのです。
しかしこの本の内容が、自意識過剰から社会からの関係を絶って
地下に引き篭もった人の話でして、もっと楽しい話にすればよかったと思いました。
この主人公は常に激怒したり泣いたり、ずらずら語りまくり、
ヒステリックでたまらんのでして、調べた単語も
「拘泥」「パセティック」「慟哭」「空け」「猜疑」「憐憫」「憂愁」
といったものばかりになり、なんだか地下室こええ、
ということになるだけなって、読み終わる頃には、
なんだったんだろうとなりました。

自意識過剰の人の心理が精密に書かれていて、
よくもまあ、こんなに詳細に書き付けたものだなあと思いつつ、
僕自身、この地下室の人と随分重なってしまうのでして、
気味が悪くなったのですが、見方を変えてコメディとしてみると、
声を出して笑ってしまったのですが、
いずれにしても、どうかしているわい!キーッイ!

以上!
 
 

05.6.4
 

以前、宝くじを買ったとき、
宝くじ売り場のおばさんが、売り場内部のマイクに向かって
「当たりますように!」と言ったので、
売り場外部のスピーカーから、拡大された「当たりますように!」が
店を中心に5メートルくらい響いて、うるさーと思ったら、
そのおばさんの祈願はまだ続いていて、
金色のベル、きよしこの夜とかの演奏で、
左から3番目くらいの手頃なサイズのベルを手に取り、
神妙な感じで宝くじの真上で「カラーン!」と鳴らしたと思ったら、
「あたしの仕事は終わったけど」という顔つきで、
スッと受け取り口から宝くじ10枚を差し出したのです。

これはハズレたなと思いました。

そして、この連番で買った宝くじは、
実際、かすりもせずハズレるのですが、
何が言いたいのかというと、とにかく、
あのおばさんのパフォーマンスは要らぬということなのです。

演出を加えれば加えるほど、当たりから遠ざかっていく。
おばさん自身も、あのパフォーマンスに何の意味もないことは
分かっているはず。それならパフォーマンスを止めるか、
いっそのこと完全に吹っ切って、宝くじおばさんのショートコントとかに
切り替えた方がいいと思う。

宝くじおばさんのショートコント、1億円。
ほら見て見て1億円、1億円!
すげー!どうしたのこれ、宝くじ!?
あたしが作った。
偽札かい!
カラーン!(両の手でベルを鳴らして終了)

おもしろくなくてもいいから、こういうことをすればいいのに。
 
 

05.6.5
 

1歳半くらいの男の子が、父親に抱っこされて、
公園にある結構高い水飲み場の上に置かれ、
男の子は四つん這いになって水をぺろぺろと飲み始めたのです。

すると、そこへ小学生3人組がやってきて、
彼らも水が飲みたかったようで、
なんとかその男の子に水飲み場の上から降りてもらいたいらしく
こう言ったのです。

「ちょっと、君!」

水を飲んでいた男の子は、 「ちょっと」の意味も
「君」の意味も何も分からないわけでして、四つん這いのまま
声のした方へ顔だけ向けたのです。

1歳半の子に「君!」という小学生もおもしろいし、
男の子は男の子で、ひとりじゃ降りられないし、それどころか
降りることを要求されていることすら分かっていない。

水の音だけがする。
 

素晴らしい空間がそこに誕生したわけなのです。
 

05.6.6
 

深夜、今朝方ビデオに録画しておいた
「おかあさんといっしょ」を見始めたのでして、
これは決して危険な趣味の話ではないのでして、
しばらく前に会社を辞めたAさんの、息子さんが
今日の「おかあさんといっしょ」に出演していますということで、
もし僕が、その子を的確に言い当てることが出来たら、
Aさんがお昼にオムライスをご馳走してくれるとのことで、
なんとか真剣に見つけ出そうと思っての、
深夜の「おかあさんといっしょ」視聴となったわけなのです。

まあ、すぐに分かるだろうなと思って、
リラックスの構えでオープニングのアニメなどを見ていたら、
スタジオが映って、僕はぎょっとしたのです。子供たちが30人くらいいる。
僕のイメージでは10人弱だったので、とても混乱しました。
そうだったか!僕が思っていたのは、
ワンワンが出てくる「いないいないばぁっ!」の方だったのだ。誤算だ!

ああ、いつも僕はこうなんだ、先の先まで見通せない性質。
それで自分を追い込んで切羽詰って混乱して、挙句破綻するのがオチなのだ。
僕のバカ、僕のバカと、目に涙を浮かべて呟きながら、
トンボのメガネを歌う子供たちひとりひとりの顔を猛然とチェック。
一時停止、巻き戻し、コマ送りして、メモを取り、
ひたすら見てみたのですが、どうしても分かりませんでした。
そこで、中盤と終盤の間にあるお兄さんお姉さんの演舞はすっ飛ばしまして、
最後の「さよならマーチ」に全てを賭けることにしました。

「トンネルくぐってー」の部分で、お兄さんとお姉さんの手で作られた
トンネルを子供たちが次々潜り抜けていくのですが、
う〜ん、ちょっと巻き戻してみようか。ここスローで、はいっ。と、
独りディレクター気取りで検証し、最終的に僕が出した結論としては、
袖とお腹の部分に紺色のラインが入った服を着た男の子が
Aさんの息子さんではないかということでして、
エンディングの体操が始まるときに、
お兄さんから見て斜め右前方に立っていた子ではないかと。
ただ自信がありません。

ヒントは、Aさんの旦那さんに似ているということだったのですが、
僕はAさんの旦那さんに一度もお会いしていないのでして、
これはかなり厳しい戦いになりました。いかがでしょうか。
 
 
 

05.6.8
 

6月6日に書きました「おかあさんといっしょ」のお子さん当てクイズ、
ハズレましたです。
 

QRコードには256文字の情報を入れることができるそうでして、
256文字がちょうどよいものって何だろうと考えましたら、
短歌とか詩がよいのではないかと思いました。
なので、以前作成した「しいな一人百首」より

「ちゃぶ台をひっくり返し伯母さんの 姿描いたフリカケの袋 」

「世田谷の白雪姫と小人たち 壁一面にマヨネーズを塗る」

といった短歌とその評を書いて、
QRコードに封印したいです。
そんで、電車の中とかで読んでいただきたいものです。
といっても僕の携帯電話はQRコードに対応していないどころか、
プリペイド式でカメラも付いておらず、
カードの有効期限が切れて、更新が面倒くさいので、
発信も着信も出来ないのです。
 
 


おたのしみQRコード
(読み込める人はいるのでしょうか)
 
 

05.6.11
 

達人も時には失敗を招くことがあることを
「河童の川流れ」と言いますけど、
もし河童が流されている現場を前にしたとして、
あなたは何に注意を向けますか。

1.河童の流れ行く先に注意を向けた人は、
先を読んで次の手を考える行動型。
2.川の流れの早さ、深さに注意を向けた人は、
事態の深刻度を判定しようと知る分析型。
3.で、あれだわ、流されている最中の河童の顔に
注意を向けた人は、許す!と僕は思いました。

そうですね、僕がもっとも関心を寄せるのは河童の顔ですね。
見逃せないチェックポイントは、繰り返しますが、
流されている時の"河童の顔"で決まりでしょう。

泳ぎが達者な河童が、流されるくらいですから、
その川はたいそうな激流に違いないわけでして、
最初に浮かんだのは飛沫の合間に見え隠れする、
青白い顔の「やっちまった……」という落胆の表情の河童でしたが、
激流に押し流されているのに「やっちまった……」なんて、
のんきに内省している場合ではないわけだから、
かなりのパニック状態の河童であると考えてもよいのですね。

ではパニック状態の河童はどうなっているのか。
想像を膨らませていくと、だんだん大変なことになってくるのでして、
きっと手にしていたキュウリ、人間から取った尻子玉、
一切合財を手放して、あわわわと水かきを
じたばたさせている姿が見えてくるのでして、
そのときの表情にズームインすると、河童の顔は真剣そのものでした。
そうだったのです。
河童の顔は真剣そのものでした。
だから興味本位で流れる河童の顔を見てはいけない!
ということに着地しました。

河童ごめん!不謹慎な想像をしてしまって、河童、ごめん!
ということで、僕が作った心理テストで3番目「河童の顔」を
選択した人はちょっとだけ、河童に対して、
すまなかったという気持ちを発生させてみてはいかがでしょう。
そして、キュウリでもかじれば
プラスマイナスゼロってところじゃないでしょうか。
 
 


 
 
 

05.6.15
 

へもいっ子クラブパリ支部の三月ウサギさんが
「へもいっ子音頭 Remix」を制作してくれました。
歌はヴァーチャルシンガー氏が歌っていまして、
作詞が僕で作曲・編曲が三月ウサギさんです。
楽しいのでぜひ聴いてくださいです。

「へもいっ子音頭 Remix」
 
 

最近僕が思いついた格言を書きます。



 
 
 
 
 

・「カレー作りで失敗することは逆に困難である。」

・「頭頂部の毛が逆立っているのは散髪を失敗したからである。」

・「最高気温が20℃を下回る日は長袖を着ろ。20℃以上なら半袖を着ろ。
  26℃を超えるならシャツは1枚でいい。」

・「返事はハイじゃない!アイアイサーだろうが!」

・「冷蔵庫の前で寝てはいけない。風邪を引く。」

・「耳の後ろのくぼみは、眼鏡のせいなのか。」

・「ホチキスやハサミがなくなれば、代わりに蛍光ペンが倍増しているだろう。」

・「テプラの裏紙は、ほんのりと柏餅の香りがする。」

05.6.17
 

チンパンジーを幼稚園に放った映像を、
テレビで見たことがありました。

チンパンジーは子供で、凶暴ではないのですが、
飼育係りの腕から解き放たれたらすぐに、
よっさよっさと割と早いペースで幼稚園児の方へ向かい始めたのです。

そしたらもう幼稚園は、一瞬にして混乱の渦になったのです。
数十名の幼稚園児は、チンパンジーを中心に
四方八方に一目散に猛然と逃げ出し、
真剣な表情で駆ける子もいれば、泣きながら逃げる子、転倒する子もいて、
チンパンジーから遠かった子も周囲の尋常でない様子に混乱し、
アッチの方へ向かって逃げ出す、絶叫の絶えない阿鼻地獄、
吸血鬼の手先の急襲を受けた村、または511キンダーハイム、
とにかくMONSTERが現れたみたいになったのです。

そして、カメラに向かって走ってくる
パニックに陥ったひとりの女児の叫んだ言葉が忘れられません。

「キャー!!!にんげん!?」

その女児はチンパンジーを初めて生で見たのか、
混乱していたのか、自分と同じような体格のチンパンジーを見て、
新しいお友達?でも毛むくじゃらだし、
という思考が働いたかどうかは分かりませんが、
「人間」かどうか分からない正体不明の生物だと思ったわけでして、
真剣な眼差しで「にんげん!?」と疑問に思ったのでして、
これは「とにかくこええ」という魂の叫びだったわけなのです。

そして僕は「店長、名言入りました!」と店の奥に向かって雄叫びを上げて、
女児の言葉をすかさず伝票にメモしました。
そして、「いやいやいや、チンパンジーでしょうが」と
げらげら笑ったのでした。

ごめんなさい。
 
 

05.6.18
 

千円が惜しくて自分で髪を切っているのではないのです。
髪を自分で切るようになって半年近く経つのですが、
ここで言っておきたいことは、床屋代節約のために、
自分で切っているのではないということ。
床屋代節約のために、自分で髪を切っているわけではない。
そうなのです、床屋代節約のために髪を、
何度言えば気が済むの!?

床屋へ行くのがいやなのです。何がいやかと言いますと、
まず順番を待つ間は、毛を刈られる前の羊の気持ちになり、
思わず上目遣いで「メェェェー」と言ってしまうということ。
いや、メェェェーとは言いませんでした。誇張してしまいました。
散髪中は動けないし、眼前に大きな鏡があることも苦手です。
さらに、切ってもらった後、髪を切ったことが分かる髪型になること。
額から頭頂部まで広く剃りあげ、残った髪をまとめて
後頭部にまげを作るわけだから、床屋へ行ったことは一目瞭然。
それにどうせ私などが、髪をどう切ろうが、
顔自体が変わらない限り、容姿の改善など望めないのだ!
ということを再確認させられるわけですし。
それから翌日、「髪切った?」と聞かれるのが、
どうも照れるのです。

だから僕はバスルームでひとり大騒ぎでして、
当初、僕の編み出した髪を切る100の方法は、現在2つにまで収束。
道具は剃刀の付いた櫛のようなものと、すきバサミを使います
(髪を切る方法の3から79までは手斧、80から100は手刀を使う)。
シャワーで頭に湯を流し、髪が流れに沿って下を向いたら、
剃刀でざくざくと適当に切る。流しそうめんみたくスーッと髪が落ちていき、
それが一周したら、全体をすきバサミですく。約10分。

今では爪を切るような気軽さで髪も切れます。
そして、もう「髪切った?」とは聞かれなくなりました。
 
 

05.6.20
 

数ヶ月ぶりに居酒屋「よし」へ行きました。
当然飲み過ぎてしまい、終電に間に合うと思っていましたら、
山手線が「大崎止まり」でアウツでした。月曜日なのに。

仕方がないので、京浜東北線で行ける所まで行く。
終点の「磯子」に着いたら、タクシーを待つ人の行列。
「磯子ってどこ?」と思って周囲を見渡すと、
前にも数度来た(帰れなくて辿り着いた)ことがあった場所だったので、
すぐに自宅までのルートが引かれました。50分くらい歩くことになる。
「千円が惜しくて自分で髪を切っているのではない」
と先日の日記に書きましたが、タクシー代は惜しいので歩いて帰るのです。
というか、財布に1399円しかなかったのです。
 

ここで話は先週の土曜日にさかのぼりますが、
基礎体力の向上のため30分間続けて縄跳びをしましたら、
戦後最悪の筋肉痛が僕の足を棒状にしたのでして、
階段を下りるのも難儀するようになっていたのです。
なぜ30分も続けたかというと、有酸素運動は30分くらい続けないと意味がない。
と、どこかのページに書いてあったからです。
 

そのような足で、家まで歩けるのだろうか。歩きました。
アクティブダイエットという飲料を飲みながら。
<さあ、動いて燃やそう。アクエリアスアクティブダイエット!>
とパッケージに書かれていたけれども、こんな丑三つ時に一体何を燃やすというのだ。
そうか命か!
 

先日買ったクラシックの音楽を聴きながらズンズン歩いて、
プッチーニっておもしろい名前だなとか、
「誰も寝てはならぬ」って、どう考えても終電を逃した者たちによる3次会のタイトルだよな。
と考えていましたら、暗くて長い長い道の先に人影が見えて、
まさかと思ううちに接近してきたら、明らかに酔った女子3人でした。
すれ違うときに、手を振って何か挨拶めいたことをしてきたので、
僕も軽く会釈をして返したのですが、
登山者のルールみたいだなと思いました。
 
 

05.6.23
 

お風呂が温かいのはよろしい、許す!
滝が冷たいのもよろしい、許す!
しかし、この湿度はもう、我慢がならぬ。
低気圧で酸素が薄くて眠くなりますし、なんか痒くなってきました。

朝の5時頃、左耳の奥が猛烈に痒くなりました。
エマージェンシーの痒さでして、起きていればすぐに
ティーワゴンに飛び乗って、一気に食堂へ滑り出し、
LANケーブルに引っ掛かって転倒、銀食器が当たり一面に飛んで、
ガッシャーン!と音を立て鳴り響くわ、
銀の盆がグワングワングワングワンワンワンワンと回り続けて、
僕ときたらうつぶせのまま。なぜうつぶせのまま動かないかというと、
お尻に銀のナイフが刺さっていたから。
というのがラストクエスチョンの答えだったというくらい、
眠さと痒さが入り混じってしまったのです。
 

そんなことはどうでもよいのでして、
最近思うのは、社会の浅く広くライトな文化でして、
今のようにPCとインターネットが普及する前は、
お笑い、マンガ、音楽等がそれぞれ独立しつつ、
そのジャンルごとに集まりがあったと思うのでして、
その集まり同士で交流があったりして、ジャンルの中で、
例えばお笑い、マンガ、音楽と螺旋状に
ぐるぐると影響しあって発展していたのではなかろうかと。

そこへPCとインターネットの普及によって、
PCで誰でも何でもできる環境ができて、またインターネットにより、
コミュニケーションのチャンネルが増えたことが原因で、
人々がジャンル関係なく広く繋がるようになってきたということで、
そうなってくると、お互いのジャンルの境界線が曖昧で弱く、
幅広く影響をリアルタイムで受けるため、個人の内容は均一化されていく傾向に
なってくるのではないかと思ったのです。

昔は角が少なかくて角ばっていた三角形が、
色んな刺激を満遍なく受けて、もやもやとした多角形のようになって、
ふわーんと浮かび始めたという感じでして、よくわかりませんですが、
とにかく、メディアを超えた漠然とした拡がりを持った共通部分が多くなって、
頭上に漂っていると感じてなりません。

この結果、マンガをめくっても、テレビをつけても、
どれも同じものに見えてしまいます。漠然としたあれの中のルールに
完全に従って制作されたものであると思うのです。
それくらいルールが、共通部分として99%くらい皆の中に
出来上がってしまったと思うのです。

すると、ここでどうするかとなってくるのですが、
ITの影響の少なかった昔の作品に触れることもあると思いますが、
それは結局は、こうなってしまったら、その漠然と広いものの中に
取り込まれていくしかないのでして、流れは止まっているように思えます。

と書いているこの日記も、完全にあれの中のあれなのです。
へもいをキーワードに、なんとかなりませんでしょうか。

05.6.26
 

窓を開けていると小学生の遊ぶ声が
聞こえてくるのです。よく「ギャーーーー!!」という
断末魔のような絶叫がマンションに反響したりして、
こんな叫びは小学生の頃にしか出来ないよな、すごいよな、
と感心をしているのです。昨日入った名言は

「どこ行くの!?どこ行くの!?……も、戻ってきたー!!」

というもので、すかさずメモをしました。
聞いてすぐには何が何だかよく分からなかったのですが、
何かがこう、僕のアンテナにかかったので、メモとなったわけです。
<どこかへ向かう者>と<それを見る者>の関係性。
<どこかへ向かう者>から直接届くメッセージはなく、
<それを見る者>からの大声実況中継のみで、
<どこかへ向かう者>の意思と動きが見えてくる。
「どこ行くの!?」は少しの不安と遠慮がちな質問、
「も、戻ってきたー!!」は、驚きとちょっとした恐怖が入っていました。

どっちもおかしい。
まず<どこかへ向かう者>は一体何を考えているのか。
「どこ行くの!?」と聞かれるくらいだから、
急にアッチの方向へ歩み始めたに違いないのでして、周囲を唖然とさせ、
と思ったら戻ってくるんだもんなあ、周囲、再びびっくり。
それと「戻ってきたー!!」と、いちいち状況の説明を発声している子の、
この客観性はなんなのだろうか。うちはマンションの最上階なのに、
そこまで聞こえる大きさの声で、なぜ叫ぶのか。

「どこ行くの!?」と言われている時の<どこかへ向かう者>には、
ぜひ青白い顔でがっくりと肩を落としていてもらいたい。
そして一転、「も、戻ってきたー!!」と言われた時の
振り返った<どこかへ向かう者>の顔は、真っ赤であって欲しく、
全身から怒気を放散させ、コン棒を頭上でブン回しつつ、
全力でスタートをキメて駆け出して頂きたい。もちろん体の大きさは
2回りも3回りも大きくなっているわけでして。当然、服は破け半裸ですよね。
青鬼から赤鬼、村の子供たち、ナマハゲ、緊張と緩和、主観と客観。
一言でこれだけを表現できてしまう小学生というのは、
おそろしいものです。
 
 

05.6.26
 

前にツッコミは5W1Hからできているのではと書きましたが、
ボケも5W1Hからできているような気がしたのでして、
また、「時間」、「場所」、「人」、「行為」、「なぜ」、「どのように」を、
それぞれいくつかのルールでもって組み合わせて
おもしろさにつながるのではないかと、先週思いました。

ルールには「移動」とか「跳躍」、「変化」、「ザッピング」とかが
見つかりましたので命名しました。例えば、「時間」を「移動」させると、
「ボーナス出たけど、こんなに税金で引かれるのか」
という言葉は、
「ボーナス出たけど、こんなに年貢で引かれるのか」
となるのでして、「税金」から「年貢」の時間の移動では、
移動の速度、距離によって、また、はまり具合によって
おもしろさになるのではないかと思いました。
これに対してのツッコミは「時間」や「人」についてでして、
「いつだよ!」とか「小作農?」と言えるのでして、
そのはまり具合の基準は、まだ研究しないといけないのです。

ルールの「ザッピング」については、例えば「マツケンサンバU」でして、
松平健から、マツケン、新宿コマ劇場、時代劇、サンバ、
南国、振付師の真島さん、キラキラの棒、叩けボンゴ、異様に長いイントロ、
ラメの着流し、触覚みたいな飾り、サンバU、オレ!と
順番は詳しく分かりませんが、複雑な順路があったのに、
一気に飛ばして、メインイベントに来ちゃったみたいな、
玄関開けたらエレクトリカルパレードみたいな、
多くの人が目の当たりにしたのは「マツケンサンバU」だったのです。

「松平健」から「マツケンサンバU」までにあった、
色々な要素は、ザッピングで早送り、興味のないところは
飛ばしましたという見方です。そして興味深いのは、
「まあ色々ありまして、こうなっております」という
遠慮や恥じらいもなく、関係者は順序を通ってきたので当然の進化で、
違和感はなく「マツケンサンバですが何か?」という涼しい表情。
我々は突然の異常空間の出現に、唖然とするしかない。
というシチュエーションも含めて、採点するしかないと思います。

ツッコミとしては「なぜ!」を筆頭に、
時間(江戸!?)も場所(カルナバル!?)も
行為(変なダンス)、人(マツケン、真島さん)と
ほぼ全方位から集中砲火的にツッコめるわけでして、
ザッピングは、その間の不明瞭さと、始まりと終わりのギャップが
大きいほどおかしいのでして、(5W1H×ルール)をさらに
シンクロ、シチュエーションといった大きなルールで
累乗して、迫ってきたなあと思ったのです。
 

05.6.28
 

USBのコネクターの部分を設計したのは誰だ!
いつもどちらが上か下か分からなくなって、
頭がとても痒くなります。

だいたいUSBの差込口は暗い所にあると相場が決まっているのでして、
パソコンの裏とか、表にあっても下から覗き込まないと見えない位置とか、
そんなところにあるわけでして。
それで、どちらが上か下か分からないから、
ええーっとなりながら適当に差込口に差し込もうとするのですが、
上と上、下と下が一致しないと入らないのですから
これは半分の確率で入らないのですね。

それで僕たち私たちは、半分の確率で入らないと
あらかじめ知っているから、入らないと「ああ逆か」と呟いて、
コネクターを逆さにして差し込もうとするわけです。
上がダメだから下にしたのだから、これは当然入るだろうと思って、
ザクッと差し込まるあの瞬間を夢見て、小刻みにコネクター部分を
ガチャガチャやることになるのですが、
これがまた全然入らない。

なぜ入らないか、それは、「ああ逆か」と呟いた時、
実は逆ではなかったのであって、僕たち私たちは、
最初から半分の確率で「逆」になると信じてかかっているから、
入らないと見るや直ちに諦めて、コネクターをわざわざ間違った向きに、
引っくり返してしまうのです。この現象を俗に
「USBの……」と言います。

だから僕が思ったのは、下の図のようにですよ、
コネクターの部分の片方をギザギザにしろ!と言うことです。

こうしておけば、パソコンの裏でも、見えない所でも、
指の触感で確認しながら、「ああギザギザが上ね」と合わせて、
すんなり差し込めるではないですか!どうですか。
(どうですかって言われても)
 
 
 
 
 

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