05.11.1
 

昨日の日記なのですが、疲れ果てた状態で書いたので、
なんだかまとまりを欠いてしまいました。
疲れていない状態で書いても、定常的にまとまりは欠けているのですが。

歩け歩け運動について、S(N)さんからメールを頂きましたので、
お答えします。


歩いてる間の”御供”は「妄想」だけですか?
音楽を聴いたり、地図との格闘はあったのでしょうか。

主に妄想でした。でも途中から何も考えられなくなりました。
音楽も聴いていました。iPodShuffleにクラシックと
深夜ラジオを入れていたのですが、途中から
何も耳に入らなくなりました。茫然となってしまうのですね。

地図は持って行かなかったのです。道順はこのメモ1枚でした。

これだけで着けてしまうのですね!我ながら驚きました。
ちょっとしたお遣いメモみたいですが、これで7時間の道順なのです。


とんかつを召されたときは、しいなくんが大好きな
黄色い液体は飲まなかったのですか?

本当にどうしたことか、昼食時にビールのことは
まったく頭に浮かんでこなかったのです!
このときの僕は何を考えていたのか、分かりません。
こわいですね。
 

1日経過したのですが、足はそんなに痛くないのですが、
腕が痛いです。どうやら歩く時に腕を振り過ぎたようです。
腹筋も背筋も痛いです。あとなんだか調子が全体的に変です。
いきなりこういうことするもんじゃないですね。
皆さんにも言っておきます、
 

いきなりこういうことするもんじゃないです。
 

無理しちゃいけない、一度にたくさんではなく、
数度に分けて少しずつ、これですよ、これ。
歩き続ければ何かを得られるのではないかと思いましたが、
特に何も得るものはありませんでした。
「無理をしちゃいけない」ということが分かったこと、ビッグスクーターをたくさん見たこと、
まぐろユッケ丼のタレが右手の中指と薬指の間について
それがずっと気になっていたこと。
それくらいかなあ。
 

05.11.2
 

作家の中村航先生(へもいっ子クラブ会員)の小説、
『100回泣くこと』のサイン会が
三省堂の神田本店で開かれるということで行ってきました!

サイン会は午後6時から開始だったのですが、5時半に三省堂に着くと、
すでに長い列ができていました。ほとんどが女性。しかも若い女性が多い。
なんということだ。
先着100名までということでしたので、
僕は前々日に電話で予約をしておいたのですが、
予約をしていなかったら厳しかったと思いました。
 

開始を待っている間に、書店の人から
サインの時に書いてもらいたい名前を書く紙をもらいました。
これに「しいな」と書けば、「しいなさんへ」と中村航先生に書いてもらえるとのこと。
普通に「椎名隆彦」と書こうとして、はっと気が付いたのです。
そうだ、僕はへもいっ子クラブの代表として来たのだ、
中村航先生はへもいっ子クラブ会員なわけですから、
ここは「へもいっ子クラブ 椎名隆彦」と書くべきではなかろうか、と。

しかし、心配になってきたことがありました。
それは、中村航先生が「へもいっ子クラブ」を覚えているかということです。
ここに「へもいっ子クラブ」と書いて、先生が「はあ?」ということになったら、
僕は立ち直れないかもしれないわけで、これは賭けなのでした。
あれこれ考えているうちに鉛筆は回収され、
結局、「へもいっ子クラブ 椎名隆彦」になりました。

−−−

サイン会が始まり、少しずつ前に進んでいくと、
中村航先生の姿が見えてきました。
カッコいい!先生、写真で見たよりカッコいい!
なるほどなあ、なるほどなあ、と感心していますと、
だんだん緊張してきて、喉が渇いてきました。
ああ、ビール1杯飲んでくればよかった!
と思っていたら僕の番が来ました。
 

「へもいっ子クラブ 椎名隆彦」と書かれた紙を手に取った中村航先生。
どうなるかと固唾を呑んで見ていると、
なんと、「ははははは」と笑い出したのです。
気付いてもらえたんだ!と喜んでいると、

「今日は歩いてきたんですか?」

と。お、おわーっ!僕の日記読んでるよ!
一昨日7時間歩いた時の日記読んでるよ!と興奮しました。
中村航先生はしーなねこのページを、よく読んでくださっているそうなのです。
さすが作家の人は、一言からして違う。
日記を読んでいるということと、洒落た冗談を合わせて、
「今日は歩いて来たんですか?」という一言にして繰り出すとは。
それに対し僕、

「い、いえ、電車で、来ました」

普通だ、普通過ぎる受け答えだ。
僕が緊張で、最強の敵を目の前にしたクリリンのように固まっていると、
中村航先生が、先生の隣にいた出版社の方らしき人に
「この人すごいんですよ、私、へもいっ子クラブの会員ですから」
とサインを書きながら言い、そう言われた出版社の方らしき人は、
「そ、そうですか」と、どう反応してよいのか分からない様子。

僕も何か中村航先生に言いたいと思って、
ここは「頑張ってください」かな、でも僕よりずっと頑張っている人に
「頑張ってください」っていうのは、いいのかなあと悩んでいましたら、

「頑張ってください」

と、中村航先生から先に言われてしまいました。
作家の先生に「頑張ってください」って言われる読者。
逆のような気がしましたが、「頑張ってください」と言われたからには頑張ります。

それから握手をして頂いて、椅子から立って去ろうとしたら、
 

「あまり飲み過ぎないように」
 

という一言を最後に頂きました。
「は、はい。」
なんだかお医者さんの診察を受けた後のような感じで、
カルテ、いや、本を持って帰りました。

中村航先生は、すごくいい人でした。
『リレキショ』も『夏休み』も『ぐるすべ』も『突き抜けろ』も
やはりこの人が書いたのだ、なるほどなあと強く納得しました。
感動でしたし、よいエネルギーを頂きました。
 
 

−−−
 

中村航先生の作品はこちら。
 

作品以外で、僕がすごく衝撃を受けたのは
中村航先生が野間文芸新人賞を受賞されたときの受賞の言葉でして、
これを僕はプリントアウトして飾っておいたのですが、
これを読んだ父が感動して単身赴任先に持っていってしまったくらい、
素敵な受賞の言葉だったのです。
今年の3月24日のブログで読むことができます。

一部を引用させて頂きます。


リアルに掴めるものなんか何もないというのは絶対的な事実だけど、それでも何かを掴んだという実感は存在する。それらは共存する。だから進もうという情動を思い切り肯定したい。

僕はこれをこう解釈したのです。
「ない」か「ある」かを判断するのは、
なくても思い込めばあるし、あっても思い込めばないし、
ないと思い込む根拠もないし、あると思い込む根拠もないし、
同じ根拠のないものだったら、ある方を「思い切り肯定」する。
どれだけこの言葉に励まされましたことか。泣いてしまいそうです。

そうか、これをサイン会のときにお伝えすればよかったのか。
 

このようなことを書く人の作品ですよ、どう考えても素敵だっつーの。
 
 
 

05.11.3
 

足の痛みが、今頃来ました。
左の土踏まずに力が加わると電気が走るような痛みがするのでして、
これには参りましたので、ずっと家にいました。

昨日、サインをして頂いた『100回泣くこと』を読みました。
居間でくつろいで読んでいたのですが、途中から正座になって、
それから自分の部屋に行って、椅子に座って読みました。
読み終わりまして、こう思いました。
 

へ、へもいっ子クラブから芥川賞作家が出る……。
 

とにかくすごいとしか言いようがありません。
どうしよう。
 
 

05.11.7
 

いまから2ヶ月ほど前の日記に


> 背もたれの付いた大きいスクーターに乗ってさ、 
> 森の中に入ってよ、温泉入ってよ、快適なところで馬鹿みたいに眠りたい。 
> と夢は膨らむばかりですが、免許が欲しいです。だれかください。

と書いてから、実は極秘にバイクの免許を取るために、
自動車教習所へ通っていたのです。この僕が、です。バイクを、だとよ。

そして、あれなのですが、先日教習所を卒業しまして、
今日の午前中、自動車免許試験場へ行って、
 

免許を取りました。
 

そんで、午後、その足で、
 

バイクに乗りました。
 

11月初めに納車でしたホンダのPS250というバイクです。
オートマ限定の免許ですが、いいのです。
これに乗れれば、いいのです。
 

さあ、しーなねこのページ、
よく分からないことになってきました。
 
 
 

免許取得までの日記を実はミクシィというところで書いていましたので、
免許取れましたので、よろしかったら見てみてください。
バイクについて1〜20
 

05.11.8
 

先日、へもいっ子クラブパリ支部の三月ウサギさんが
へもいっ子ワルツの歌詞を募集していますということを日記に書きまして、
応募された歌詞、3作品を三月ウサギさんと僕で審査をして、
歌詞が決定したのでした。

僕は誰が応募したのか分からない状態で、
各作品についてコメントを書いて、三月ウサギさんに返信しまして、
最後に歌詞が決まってから、応募者の方が明らかにされたのですが、

応募者のひとりが、会社の偉い人だったので、
僕はディスプレイに向かって「なにやってんですか!」と叫んで、
イスからずり落ちそうになりました。
そうとも知らず、「この方はかなりのヘモイストですね」
とかコメントをしていました。
しかし本当にへもさの真髄を突いた歌詞でした。

応募してくださった方、みなさんありがとうございました。
 
 
 
 

話は変わりますが、平日もバイクに乗りたいのです。
しかし、家に帰ったらすぐにサントリーモルツを
グラスに注いでぐびぐびいくので、
乗れません。
 

05.11.9
 

先日購入したバイクに乗りたい時期でして、
今日は会社から帰宅したのが夜10時でしたので、
すぐにヘルメットを持ち出し、
30分ほど交通量の少ない夜道を走ってきました。

これがすごく気持ちがよい!

バイクに背もたれがついているのですが、
安全が確認できる広い道路を走る時は、
この背もたれに寄りかかってみたりして、
そうすると手がピンと伸びてしまうのですが、
ふはははは、と笑いも出てくるのでして、
もうなんなのだろうか、これは。楽しすぎる。

しかし、防寒の服がないので、
歯がカタカタ鳴るくらいに寒かったです。
しかし楽しい。しかし鼻水が出る。手がかじかんでしまいましたが、
夜景がきれいだし、よかった。

それにしましても、うちの近所でこんなに楽しいのですから、
夜にベイブリッジとか行ったら、興奮してどうかなりそうです。

このようなおもしろさを教えれくれた
後輩のジョーくんに感謝します。
それと免許取得まで励ましの言葉をくれた方々に感謝します。
 

05.11.12
 

お酒を飲んで帰れなくなり、
居酒屋「よし」の座敷で午前3時から5時まで寝ていました。

起きたら、頭が痛く、とても寒い。
電車で寝過ごし、家に帰ってから、
お風呂に入って寝まして、午後にバイクに乗りました。
二日酔いでバイクに乗るのは、
あまり気持ちよくありませんでした。

−−−

同期のイガラシイッセイ氏と、週一回、一緒にお昼を食べるのですが、
なぜ週一回かというと、毎日だと話すことがなくなるからでして、
それはいいとして、最近のお互いの休日の過ごし方について
状況の報告をし合いましたら、
僕はバイク関係のことで、イッセイ氏は水泳やタブラの練習を
しているということで、我々の趣味が、
非常に落ち着いた、
 

大人の趣味
 

に収まってきつつあるのでして、このままでいいのだろうか、
ということになりました。
これまでの、リアル桃太郎電鉄、オリジナル七味対決、サイキック対決、
東京アメリ、太平洋の水を日本海に捨てに行くといった、
なんていうのでしょうか、好奇心を満たすイベントから離れてしまっていいのか、
ということです。我々のテーマは常に”好奇心”じゃなかったのか
(別にテーマなんて決めてなかったのですけど)。

休日にタブラと水泳って、このままでは、
ちょいモテオヤジ街道まっしぐらじゃないですか。
僕だってバイクって、普通の男の趣味ではないですか。

何かが足りない。
ということで、月1回は何かをしようということになりました。

そして、単に何かをするのではなく、
これまでとは違う、次につながり、広がり、蓄積されるような、
ことをしていきたいと思います。
 
 

05.11.13
 

次の写真はある映画の舞台になった場所の風景なのですが、
何の映画か分かりますか。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

正解はスタジオジブリの「耳をすませば」でして、
これらは聖蹟桜ヶ丘の風景なのです。
そんでよ、僕はこの「耳をすませば」が大好きなのでして
(セリフをほとんど覚えています)、
以前、後輩のジョーにそのことを言いましたら、
ジョーも「耳をすませば」が好きだそうでして、
おまけに既に何度も聖蹟桜ヶ丘に行ったことがあるとのことでして、
じゃあ、バイクの免許取ったことだし、誘導してくれるというので、
行ってみましょうということになったのです。
 

二十歳を超えた男二人でな。
 

「耳をすませば」を知らない人のために説明をしておきますと、
原作は柊あおい先生の少女漫画でして、
中学生の少女と少年の気持ちを描いた純粋で心温まる物語なのです。

ということで、なんかこれでいいのかという気持ちにもなりました。
後部座席に女子が乗っていればあれですよ、
「おまえを乗せて、この坂、上るって、決めたんだ!」
という例のセリフも出てきたりして、泣いたかもしれん。

まあ、バイクに乗れたのでよいです。
驚いたのは、電車でいくとここまで2時間弱かかるというのに、
バイクだと1時間で着けてしまったということ。
 


PS250
 

その後、ジョーが車を見たいというので、
聖蹟桜ヶ丘から30分ほどのところにあるカーショップへ。
店に着く頃には、僕は自分が地図上のどこにいるのか
完全に分からなくなっていました。
カーショップで車を見て、ひと段落ついたとき、
ここからが、本日のビックリイベントなのですが、
おそるべき発言がジョーの口から飛び出したのです。
 

「じゃあ、僕はここで失礼します」
 

ちょっと待て、と。ここはどこだ、と。
こんなどこか分からん所に置き去りにされたら、
僕は帰れないではないか!という気持ちを込めて、

「姥捨山ですか?」

と聞いてみたのですが、ジョーは
なんのことやらという表情でぽかんとしていました。
説明しよう、「姥捨山」とは、年取った親を子が山奥に捨ててくるお話だよ!

「たしか、帰り道、途中まで一緒だよね」
「ここで普通に帰ったら、しいなさんの日記に
書くことがなくなってしまうじゃないですか」

あっ、そうかも。
後輩に置き去りにされる先輩。
おもしろいかも。

とか考えていたら、奴、Uターンして出口に向かって、
もう左折のウインカー点滅させてんのよ。
 

ほ、本気か!
 

追跡を開始するも、はるか先。
ま、待ちやがれ、こんなコンテンツいらぬわ!
と奴を真剣かつ安全運転で追いかけ、追いついたのですが、
最終的に、Y字路で僕は左、奴は右に行きました。
道しるべを失い、「終わった」かと思われましたが、
そこは以前にも来たことがあった場所でしたので、なんとか家に着きました。

なんか真剣に追いかけたせいか、
ドライビングテクニックが、少し向上した気がします。
追い詰められたとき、人は限界を超えられるのかもしれない。

いや、そんなことはどうでもよい!
 

これでいいのでしょうか、みなさん。
 

05.11.14
 

とてもお酒が飲みたいという訳ではなかったのですが、
4の日でしたので、居酒屋「よし」で2時間ほど、
ビールをグラスでちびりちびりとやりました。

風邪気味なのか、酔うのも早く、ボーっとして
鼻が詰まってきたので早く帰りましたが、
帰り道はやけにテンポ正しい歩き方でした。
大勢でがぶがぶ飲むのもよいのですが、5人くらいで
落ち着いてお酒を飲むのもいいなあと思いました。
 

帰りに品川駅のホームで電車を待っていましたら、
僕の後ろを知らない男女が話しながら通り過ぎていきました。

「すごいローカルな話なんだけど、
清水橋の方って言って、分かる?
あの鎌倉街道ってあるんだけど」

と聞こえて、おお!

「清水橋分かりますよ!ダイクマの方ですよね、
スイミングクラブとかある方ですよね」

と振り向きざまに言いたくなりました。
なんだか、さみしいのかもしれん。
 
 
 

05.11.15
 

季節の変り目だったのが、完全に季節が変わって、
寒い。寒いのは、あまり好きじゃないです。
暑い方がまだよいかと思うようになってきました。
寒いのは、なんだか不安になってくるじゃないですか。
暑いのは、不安であっても、陽気な不安でして、
寒いのは陰気な不安な感じで、これはよくない。
と書いて思ったのは、僕は年中不安だということですか。
いや、そういうわけではないのです。

じっと目を閉じてよ、心を無にすれば、あれですよ、
よいのですが、バイオリズムが混乱してくると、
それもまとまりがなくなってくるのでして、まいりますね。
しかしですよ、時間をかければよいのですよ。

特にこのあたりの時期がよくない、
よくない、よくないと不平ばかり言っていてはいけないので、
この時期がよいと思います。実際によいことも多いのです。
インプットの時期ではなかろうか、この時期がなかったら、
ないならないでよいですが、これがなくては、
面白味に欠けるといいましょうか、混乱というか、変なことや、
意味のないことを発作的にしでかすことが必要というか、
そうすることが人間の本能に備わっているのではなかろうか。
いいのですよ、まあ、あれですよ、とにかく、ボーっとしてしまいますよ。
自然がボーっとするのですから、いいのですよ、みなさん。
 
 

飲んで書いた日記ではないのです。
 

05.11.16
 

もういくつ寝るとお正月ですよ、そういう気分ですよ。
もう忘年会を始めてもいい頃ではないでしょうか。
毎年、忘年会シーズンは、お酒を飲んで飲んで、体調を崩し、
お正月は休日診療所へ行って、寝込んですごしています。

なぜそうなるかというと、年末に飲み会が集中して
休む暇なく飲むためで、身も心もボロボロになるのです。
だから、今のうちから忘年会を始めて、
負荷を分散させるべきだと思います。
それが人類にとってもっとも正しいことなのです。
 

今年は飲み過ぎることはありません。
去年は、……まあ、いい。
 
 
 

05.11.19
 

バイクで神奈川県秦野市のヤビツ峠へ行きました。

朝7時に起床。前日は2時に床に就いたのに、
目覚ましも使わずに目が覚めました。
これが平日でしたら8時まで寝ても寝足らずに、
布団から出てこないところです。

ヤビツ峠は、なんと山の上にあるのでして、
峠は山の上にあるものなのですけれども、あれですよ、
とにかく「寒いから気をつけてください」とバイク師匠が言っていたので、
下は股引、その上にジャージ、その上にズボンを穿いて、
上は肌着、その上にシャツ、パーカー、セーター、ジャンパーを重ね着て、
パンパンに着膨れした状態になりました。これなら絶対に寒くない。
それからカメラと地図をリュックに入れて、
顔だけ洗って家を出ました。

保土ヶ谷バイパスを通って、東名高速の横浜町田ICに入り、
30分くらい時速80キロメートルで移動して、秦野中井ICで下りました
(しーなねこのページで”東名高速”とか”インターチェンジ”
という言葉が出てくることになるとは、おどろきだね)。

そこから北に向かって進んでいくと、山道になりまして、
そこをぐるぐると上っていきました。
そうそう、ここまで来るときからもう、すごく寒かったでやんす。

そんで、どこがヤビツ峠なのか分からないのですが、
とにかく上って上っていくと見晴らし台のようなところに出ましたので、
そこに駐車して写真を撮りました。ここまで1時間半で来れました。
 

 
9:00 とても見晴らしがよい。ここがどこかは分からない。
 

ここで数分間休憩をしまして、すぐにまた山道を上りました。
その山道が狭く、車が1台通ったらいっぱいになるうえに、
カーブがたくさんあるのでして、カーブの外側に出ないよう、
僕は道の端をゆっくり進んでいたのです。

そんなときでした、あんまり端っこを通り過ぎたため、
道路脇の溝にタイヤがはまって、転倒しました。
ゆっくり転んだのでそんなに痛くありませんでしたが、
ヘルメットの上から、ゴンと地面に頭を打ち、ひざを打ちました。
 


9:30 右ひざが破けた。
 

すぐにバイクを起こして、何事もなかったように走り出す。
寒いのに、ズボンの破けたところから冷気が流れ込んでくるのですね。

それにしましても景色がとてもよいのでして、
僕がバイクに求めていたものはこれなのです。自然の中を走る。
うーん、気持ちがいい。
 

 
9:40 朝の陽射しの中、走る。ひざは破けている。
 

上の写真のような道をしばらく走っていると、
湖のある場所に出ました。ここで地図帳を開いてみると、
どうやらここが宮ヶ瀬湖のようでした。ヤビツ峠はどこにあったのだろうか。

ヤビツ峠まで来たら、もと来た道を引き返そうと考えていたのですが、
まだ10時前ですし、晴れてるし、景色はいいしで、
そのまま直進することにしました。寒いけど。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

9:50 宮ヶ瀬湖着 じっとしていれば、ぽかぽかして暖かいのです。
 

国道413号線を、景色を眺めながら走っていましたら、
富士山が見えました。「おおお」と言って富士山が見えるたびに
写真を撮っていたのですが、あれですね、
近づいていくとずっと見えているのですね。
 

 
11:15 道志道とかの辺り
 

富士山を前方に構えながら走って、山中湖に着きました。
 


11:30 山中湖着 ボートに乗ろうかと思うが、ひとりで乗るのはあれですよね。
 

そういえば、もうお昼ではないですか。
でもなんだかお腹も空いていないので、そのまま走ることに。
国道138号線を通り、御殿場ICに入り、横浜町田ICまで乗って、
家に帰りました。家に着いたのは13:30でした。

6時間バイクに乗っていたので、さすがに疲れ果てました。
メーターを見ましたら、今日だけで240キロ走っていました。

家に着くと、妹が僕の姿を見て「大丈夫!?」と聞いたのです。
「ちょっと転んだけど大丈夫」と応えると、
「顔が黒い」とか「鼻の上が窪んでいる」と怯え、
顔を打ったのではないかと心配するのです。顔は打っていない。

いったいどんな顔になっているのか、と鏡で自分の顔を確認すると、
すすか何かが額に付いたようで、額が黒くなり、
メガネが風圧で押されたため、鼻の上のメガネ跡が窪み、
ひげを剃らずに出かけたので、顎や頬も黒っぽい。
6時間ヘルメットを被っていたため、髪型は奇天烈、
ひざは破けているし、鼻水は垂れてるし、もう大変なことになっていました。

お風呂に入って出てきましたら、「普通になった」と言われました。

楽しかったけど、疲れたわ。

05.11.20
 

バイクに乗って、三浦半島の
観音崎という所へ行きました。

というようなことを書いてあるのを読んで、おもしろいのだろうか。

思ったのは、道路はやはり広い方がよいのでして、
今日は道路が狭かったので、あまりおもしろくありませんでした。
それと、どこかよさそうな場所に着いたら、駐車してお昼を食べたり、
休憩をするというようなことをしたいのに、
僕には色々な余裕や技術が欠けているので、
ああ、この辺で休憩をしたいと思いながらも、
止まれずにそのまま通り過ぎてしまうのでして、
これでは疲れるし、お腹が減る。どうしよう。

それはそうとしまして、バイクに乗るのは土・日のどちらかの
午前中にして、午後は運動と、誰かと会って話をすることにして、
あとの1日は家で何かを作ったりすることに決めました。
そうしよう、そうしよう。
 
 

05.11.22
 

朝の6時に起きて、バイクに乗って奥多摩湖へ行きました。
会社が休みの度にバイクに乗っているので、
いい加減飽きてくるのではないかと思っているのですが、
まだ乗りたいと思うところを見ると、なんか心配になってきました。
大丈夫か、僕。

会社の帰りに、紅葉を楽しむドライブコースとかいう本を買って、
その本に載っていたコースなのですが、
自分がまさかですよ、この手の本を読んだり、買ったりすることになるとは、
2ヶ月前にはまったく想像もしなかったわけでして、
本屋の「モーター誌」のコーナーに向かっている自分が、
どう考えても不自然に思えるのです。老女がアニメージュを立ち読みしているくらい
不自然だと思うのです。
 

家から1時間半で八王子に着き、そこから奥多摩湖の方へ
ぶんぶん行くのですが、先日行ったヤビツ峠に比べると車やバイクが多く、
観光地に来たという感じがしました。

奥多摩湖に着いて、そのまま南の方から帰ろうと思ったのですが、
道が分からなくなり、結局、同じ道を引き返してきました。
同じ道を引き返すのは、おもしろみに欠けるので、温泉に浸かってきました。

本当は温泉に入るのは面倒くさくて嫌だったのですが、
なぜなら、服を何枚も重ね着していて、
それを一度全部脱いで、それをまた着ることを考えただけで、
面倒くさくなったからなのですが、
いざ入ってみると、これがまたよかったです。
体の芯まで冷えきっていたのですが、入浴後は2時間温かかったです。

温泉に入ったのが12時だったのですが、
帰り道で迷って、家に着いたのは夕方の4時でした。
完全に疲れました。

−−−
 

と、完全に普通の紀行文になっている!
なんだ、これは!いつから、しーなねこのページは、
美しい景色を巡るツーリングのページになったのだ。
上の写真の美しさといったら、なんだ!パンフレットか!意味が分からない。

そうでした。そもそもなぜ、僕がこのような「バイクに乗る」という、
これまでの、しーなねこのページのしいなの陰々滅々を主軸としたムードとかけ離れた、
活動的でアウトドアな行動に打って出たかというところを
説明していなかったのですが、要はあれですよ、
 

バイクに乗れば、明るい性格になるのでは
 

というテーマが僕の中にあったからでして、これは実験でもあるのです。
へもいっ子クラブの講演会も、無口、口下手、対人恐怖の真逆にある、
トークを核とした舞台、これを開催すれば何かが開けるのではないか、
と考えたからなのですが、
 

何も開きませんでした。
 

まあ、それはよいとして、バイクに乗って自然に触れて、
運動して、筋肉をつけて、日に焼けてきたら、
性格も変わりそうじゃないですか。
それに自律神経とかによさそうじゃないか(結局、自律神経か!)。

ヤンキースの松井選手が言っていました。
考え方を変えれば、行動や、性格が順々に変わって、
最終的に人生も変わるということです。

とにかくあまり使っていないところを使うようにしたいのです。
バイクは今のところ楽しいです。しかし、あれですよ、何かが足りない。

目的地に着いたらビールで「乾杯!」がしたいが、
帰りがあるので、アルコールは無理ですし、
宿に泊まれば飲めるわけですが、ひとりではさみしいではないですか。
それに宿泊とかなって夜になると緊張して熱っぽくなってきますし
(幼稚園児みたいですみません)。
なんだろうか。
 
 

05.11.25
 

バイク熱がようやく落ち着いてきました。

へもいっ子クラブパリ支部の三月ウサギさんが、
「へもいっ子ワルツ」のヴァーチャルシンガー版を
ついに完成させてくれましたです。

本当にすごい作品になっています。
フランス人のヴァーチャルシンガーさんを使って、
日本のへもい歌をしっかり歌わせている人は、
おそらく三月ウサギさんの他に誰もいないのです。
技術とエネルギーを結集して、”へもいもの”を作る。
キカーンときましたよ!ぼくあ!

歌詞もとてもいいですね、以前に募集させていただいた歌詞は、
最終的にこのようになりました。

一生懸命走ったよ 君に会いたくて
小脇に抱えていた 日陰が遠のいて
僕は何がしたかったんだ?...このままでいいや。
ありがとう お礼にワルツはいかが?

少し意味が分かりにくいですが、そこがまたへもくて、
それと同時に、へもラブと、へもさによる副交感神経の
決壊による前頭連合野のあれが、ああなっての悟り的な境地の体験、
そのようなものが表現されていて、それはもう完全なる
ミシュランのキャラクターでして、僕は参りました。

いったん、へもさの中に完全に溶けてから言う
「このままでいいや」という言葉は、穏やかな完全な肯定でして、
自分への無条件の陽性のストロークなのでして、
へもさの可能性をたくさん発見することができました。

へもいっ子クラブ万歳!
 

05.11.26
 

マンションの耐震強度偽造問題で個人的にもっとも驚いたのは、
渦中の建築士の「姉歯」という名字です。

姉の歯。

田中さんは、田んぼの中に家があったから田中。
高橋さんは、高い橋が目印だったから高橋。
一般的な名字は、その由来が想像できるのですが、
問題は姉歯さんでして、姉の歯が一体どうなってたんだ、
ということが非常に気になるところです。
よほど特徴的な歯だったのだろうか。しかし特徴的だからといって、
兄弟の体の一部を名字にしてしまうというのは、
穏やかじゃない。

もし、兄の耳の軟骨が特徴的だったら、
「兄軟骨」という名字になっていたのだろうか。
歯とか骨が特徴的なら、歯が大きいとか、骨がとがっているとか、
まだなんとなく予想ができる。
それがどうだろうか、漠然と「顔」とかなると。
我々はどう立ち向かえばいいのだろうか。
「妹顔」、「弟雰囲気」とかなると、どうしてよいものか。
どうでもいい。
 

−−−
 

というわけで、朝、バイクに乗ってお台場へ行こうと家を出ました。
保土ヶ谷バイパスからベイブリッジの方へ向かう。
バイパスに入ってすぐに、分岐で進む方向を間違え、
数分で出口から出てきてしまいました。料金所のおじさんに

「あ、あの、そこから乗って間違えて出てしまったのですが」

と言ったら、

「ああ、そう。150円です。今度は間違えないでね」

ということで、再び保土ヶ谷バイパスへ。
先で間違えた分岐を間違えないように進んでいると、
ベイブリッジが見えてきました。おお!と興奮して走っているとまた分岐。
ベイブリッジに近い方の道を選んで進んだら、
進むにつれてベイブリッジから離れていくではないか。
気が付いたら磯子の出口から出てまして、
逆方向のスタート地点のはるか後方まで戻ってきてしまったのです。

ガソリンを満タンにして、3回目の保土ヶ谷バイパス。
スーパーマリオでこんな感じのステージあったよなと思いながら、
3度目にしてようやく間違えずに進むことができ、
お台場の13号地という出口からでました。

バイクを停めて、ハンバーガーを買って、海岸みたいな所で食べました。
午前だからなのか人は少なかったです。
 


 

水を見てぼーっとしていたら、猫が近づいてきて、
僕の真横で横になったり、ニャアと鳴いたりし始めたのです。
猫の方から近くに寄ってきたくせに、僕と反対側に顔を向けて、
僕が肩をたたいて呼んでも、見向きもしてくれない。
撫でようとすると、迷惑そうな態度をとるので、
お腹が空いているのだと思いましたが、ハンバーガー全部食べてしまった後でした。
 


 

このあと、レインボーブリッジを通って帰りました。
帰ったら疲れていたのか、2時間も昼寝をしました。
 


 

05.11.27
 

人のまばたきを感知してシャッターを切るカメラが
あったらいいと思うのですが、どうでしょうか。
ちょうど今見ているものが写るようにすれば、
両手がふさがっていても、写真撮影ができる。

しかしあれだ、まばたきが多いと、無駄に撮影してしまう。
どうすればいいのだ、そうだ、モードを分ければいいのだ。
まばたきをした時にシャッターを切るモードと、
まばたきをしてもシャッターを切らないモードである。
では、そのモードをどうやって切り替えるか。
ここでは両手がふさがっていることを前提としているので、
顔でモードを切り替えなくてはならない。

右まばたきを3回、左まばたきを2回でモードが替わる
という設定にすればいいのではないか。
そんなことをしていたら目が疲れる。
この際、片手は一瞬使えるとして、額を1回ピシャリと平手で叩けば、
モードが替わるというのはどうだろうか。

それと重要なのはカメラのズーム機能である。
ズームも顔などで調節しないといけない。
ズームはどうするか、息を止めるか。これは苦しい。
なので音声はどうだろう。声の大きさによってズームの拡大率が調節できる。

バイクに乗って走っていたら、美しい湖が見えてきた。
額をピシャッと叩いてモードを替えて、まばたきをする。
湖が見えなくなったら、再び額をピシャリ。
トンネルを抜けると紅葉がきれいな場所に出た。
遠くの山なのでズームをかける、「おおお!!」と叫ぶと3倍になる。
もっと拡大したい、「おおおおおおお!」絶叫。
何事かと驚き、振り返る沿道の人々。
その後、額をピシャリ、まばたきをする。
紅葉が見えなくなったので、額をピシャリ、
と思ったら、突然、富士山が見えた、ピシャリ、まばたき、
ズームだ、と思って「おおおおお!」と叫んだら、
トンネルに入っていた。ピシャリ、トンネルを抜ける、ピシャリ、
目にゴミが入った、ピシャリ、まばたき、ピシャリ、まばたき。

もはや自分が今、どちらのモードか分からなくなっている。
これでは気が散って、壁に激突するし、
傍から見たら変人以外の何者でもない。
まばたきカメラ、却下。
 

−−−
 

そんなことを考えながら、茅ヶ崎の方から
昼に海岸沿いをバイクで走ってきたのですが、
これがまた気持ちがよかったです。天気はいいし、わりと暖かかったですし、
音楽を聴いたりしながら広い道を走る。
逗子の方が渋滞していましたが、バイクだと車の横を
時速30キロくらいで抜けていけるのでして、
渋滞が関係ないというのが、これがまた素晴らしい。
横浜横須賀道路を通って、帰って来ました。
 

そういえば、先週の日記にバイクに乗るのは1日だけにして、
あとは運動をしたり、本を読む。と書いていたのですが、
2日とも乗ってしまった。今日も昼寝2時間。
 

05.11.28
 

職場の後輩であり、バイクの師匠であるじょー君から頂いた1枚。

「焼き肉処 しいな」

夜、普通に歩いていたら、偶然この看板を見つけて、
思わずシャッターを切ったそうなのですが、
油絵で描きたくなるくらい、素晴らしい作品に仕上がっています。

ぼうっと浮かび上がる看板、下手でも上手くもない筆字、
「しいな」という平仮名3文字、辺りの真っ暗加減、
後ろの蛍光灯に輝き負けしている点、なんか民家っぽい点、
漂う哀愁、明暗と色合い、へもさ。
これは僕自身ではないか?

「これが僕の実家です」

と言っても誰も疑わないだろう。
焼き肉というのも、何だか僕っぽい気がしてきました。
この店のビールはキリンと見た。根拠はない。

「お客とか入ってなさそうなところが、しいなさんっぽいですよね」
とは、じょー君の意見。否定はしない。

次回、オフ会をする時は、ここでやろうかと思います。
(神奈川県川崎市の某所)
 
 
 
 

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