7月4日(月) ローザンヌ Lausanne
ローザンヌ散策 Lausanne city
ローザンヌ Lausanne → モントルー Montreux → シャトーデー Château-d'Oex (鉄道)
フランス語で Comite International Olympique の頭文字なのだそうだ。
CIO本部こと、IOC (International Olympic Committee)
国際オリンピック委員会は、
ユースホステルから程近いレマン湖畔の公園内に立地している。
一般人が近づけない施設かと思いきや、
建物は公園敷地と区別されることなくごく平然と建っている。
会議場のすぐ横に広がる芝生の上では、
市民が自由に立入りして、バーベキューだか宴会だかをして盛り上がっていた。
対岸の雪を抱くモンブラン山系を背景に、
湖水浴をたのしんだり、ボートを浮かべる
人々の集う、市民憩いの行楽地となっている。
ローザンヌ駅へと移動をする。
駅舎の正面には五輪マークが掲げられ、
この町がIOCの拠点であることを大きくアピールしている。
キャピタルオリンピックを名乗った、世界に誇る、華やかな
国際的ステーションを主張しているのだろう。
フランスやイタリアからの特急が乗り入れ、海外からの訪問客も多く立ち寄る駅である。
ブランコに乗る伝統衣装の少女を振り子とした時計が掛かっていた。
ハイジのロケハンスタッフはこのような土産品を目にして、
オープニング映像のヒントとしたのかもしれない。
背後ではストリートミュージシャンがハープを演奏している。
カーペンターズの歌をクラシックアレンジしているのだろう、
曲名は知らないが、ミュージックフェアといった類の番組で何度となく聴いたことのあるナンバーだ。
ホーム下通路は、ハープの音色が反響し何ともアートな空気が漂っている。
ピンぼけてしまったが、写真を撮って1フランを置き立ち去ったところ、
演奏を続けながら彼は「メルシ」と応えてくれた。
* * *
港と反対方向の旧市街の駅まで乗車してみる。
地下駅から地上に出ると、
正面には古い陸橋が架けられ、
大聖堂が丘の上から市街地を見守っていた。
名作アニメ「わたしのアンネット」で
主人公アンネットが、幾度となく馬車で通過した風景
そのアングルその場所である。
アンネットが渡った石橋を通り、入り組んだ旧市街へと歩を進めていく。
この町の市街地の道は、単純とはいえない。
こんがらがった糸屑のような、
不規則な路地が蜘蛛の巣状に張り巡らされている。
縦横無尽に立体的に通り道、筋道を複雑化させているのだ。
地元民でなければ、運転はさぞかし大変だろうと思いつつ、
路地に駐停車している車を眺めてみる。
スウォッチ社のデザインと、
メルセデスベンツの技術で共同開発されたスマート smart
二人乗りのコンパクトカーは、狭い路地の入り組むこの町では実に機能的であり
色とりどりに塗装され街の雰囲気にもよく馴染んでいる。
スバルやトヨタ日産、日本車もそれなりに見かけるが
錯綜する街路では、いびつな形状の欧州車が何気に見栄えしている。
* * *
ローザンヌノートルダム大聖堂
フランダースの犬で
ネロとパトラッシュが最期に見た、
ルーベンスの十字架昇降架のある
ベルギーアントワープの大聖堂もまた、ノートルダムという名称であった
ノートルダムとはフランス語で聖母マリアに捧げられた称号とのこと。
ユネスコ世界遺産に登録されている、パリのセーヌ河岸の大聖堂を筆頭に
フランスの都市はもちろん世界各地に、ノートルダムと名付けられた教会は数多く建立されているのだそうだ。
聖堂内に入ると、「薔薇窓」と呼ばれる南側壁のステンドグラスが見事。
螺旋階段を通って鐘楼へと登り、
ローザンヌの街並み、モンブランアルプス、レマン湖を一望する。
国際都市ローザンヌは坂の街。
どの方向へ行こうとも
階段や坂道を登り降りしなければならない。
がしかし、そんな曲がりくねった石畳の急な坂道に、
建築物が織りなすように建っている市街地の景色は美しい。
世界各国の政治家、富豪、王侯貴族、スターの子息が通う
インターナショナル・スクール等が点在する、セレブな学芸都市。
落ち着いた高級感が漂うこの街で、
優雅な雰囲気を味わいつつ、
迷いながら細い道をブラブラとほっつき歩いた。
二両連結のトローリーバスが、ノンビリと通り過ぎていった。
広い通りには、州庁舎となっている城館や
裁判所などが立地している。
名作アニメに頻繁に登場する建物というのは、
実在する建築物をモデルとしているケースもあるので
「わたしのアンネット」に登場する
名医ギベット先生のお屋敷のような館がないか、
主だったランドマーク的な場所をまわってみるも
該当物件は発見できなかった。
* * *
ブランドものやらブティックなどの店が並ぶ、エレガントな坂道を歩きながら
時計店のショーウィンドゥを覗いてみる。
欧米の個人商店というのは、なんとなく冷やかしで立ち寄るというのは御法度で
入店するからには何がほしいのかを明確にし
買うという覚悟・態度を示す必要があるらしい。
高級そうな店は避けようと思いつつも、ショーウィンドゥに桁が一つ少ないCHF300くらいのも
紛れて置いてあるので思い切って入店してみる。
日本を旅立つとき、父親から
自動巻きの日付曜日が表示されるシンプルな腕時計を買ってくるようにと頼まれていた。
予算は3万円くらいとの事だったので、その通りのことを店員に要求したところ
おあつらえかのように、丁度良いのがあるではないか!
CHF275 にて、スイス製 TISSOT社 の機械巻き時計を購入。
贈り物であることを告げたところ、丁寧にラッピングしリボンを付けてくれた。
そのまま坂を登っていくと、Swatch の直営ショップがあったので覗いてみる。
さすがは御当地本家の店、スーパーの時計売り場よりも種類が圧倒的に豊富だ。
値段は安くはないのかもしれないが、
親父のために探していた日付曜日が表示されるシンプルなタイプを、
今風のデザインにアレンジしたかのようなのを
CHF105 で思わず、衝動買いしてしまった。
ローザンヌで時計を購入できたので、次の目的地へと列車に乗り移動することにする。
世界に名だたる高級リゾートのモントルーで乗り換え、
そしてローカル列車は一路、フランス語圏の山間部シャトーデーへと向うのであった。
シャトーデーYH(ユースホステル)泊 : Chateau-d'Oex VD Youth Hostel
(http://www.youthhostel.ch/hosteldetails.html?&L=1&user_hostels_pi1[bez]=CDO&cHash=023c499929)