| 研 究 |
| 1、実物梁の曲げ強度試験 |
| 研究を進めるに当って、先ず「日田杉」とはどんな特徴を持った材であるのか、確かに日田に杉は、量的には十分有るのだが、外部に向かってこれだと提示出来るような、いわゆるブランド材に当るものがあるのだろうかという視点から、大分県林業試験場の協力を得て、実物梁の曲げ破壊試験を実施しました。 結果としては,各樹種の曲げ破壊状況を比較実感出来ただけでなく、日田地区に原生する杉の原種ヤブクグリインタローの丸太が、撓みにおいては、他の樹種の丸太にやや劣るものの、最大曲げ強度において赤松や米松を上回る数値を示し、そのトータルとしての強さ、及び材質は、ブランド材としての条件を十分備えていることを確認しました。 直径28pの丸太は、12p*30pの平角材に比べ1.5−2倍の強度を持ち、金額的には、立米当り単価は1/2です。 構造材としてインタローの丸太を活用する事は、将来のリサイクルのしやすさと共に大変有利だと思います。又、インタロー材の特質は、50年以上を経て備わるものと考えられるので、環境保全の上からも、これからの林業は、長伐期林業を志向することが望ましいという見解が導かれます。 |