長期救済のお詫びに〜三十回終了時点での、キャスタールート概要解説〜
キャスター「当サイトをいつも訪れてくれるみなさん、ありがとうございます」
イリヤ「ここでは、連載三十回記念……ではなく、管理人の二度にわたる公務員試験の長期救済のお詫びとして」
キャスター「最近この話を読み始めた、あるいは逆に最近この話を読んでなくて前の展開を忘れてしまった、という読者の方のために」
イリヤ「現時点(三十話終了時点)での、キャラクター紹介によって話の流れを簡単に説明するわ」
キャスター「……って、なんであなたといっしょなのよ」
イリヤ「それはわたしのセリフよ。士郎と一緒がよかったのに」
キャスター「しかもなんで私までブルマなのよ。どうせ作者は絵なんか書けないくせに」
イリヤ「例の道場を意識してるんでしょ。……まぁ、確かにタイガよりはブルマは似合うけど。でもキャラ被ってるのよねわたしたち」
キャスター「そうね。ロリ担当の魔女っ子は二人もいらないわ」
イリヤ「あら、わたしは魔女っ子じゃなくて悪魔っ子よ。あなたみたいにフリフリの服来て媚びるようなキャラと一緒にしないで」
キャスター「あら、原作でも専用ルートがないからって、非公式の私のルートにまで邪魔しに来るのはどうかと思うわ」
イリヤ「……」
キャスター「……」
(現在、魔弾が飛び交っております。しばらくお待ちください)
キャスター「……では、ここを見るにあたっての注意事項から説明します。まず、ここは思いっきりこのSSのネタバレです。途中までしか見てない、自分の目でじっくり読みたいという方は先の展開を知ってしまいますので戻ることを薦めます」
イリヤ「つまり、昔の話をよく覚えてなくて、今の展開に至るまでの過程の現状整理がしたい。けど三十話、1000kbにも渡る過去の話を全部読み返すのは面倒だ、そういう人向けということね」
キャスター「ええ。あるいは暇つぶし程度に読んでもいいけど。それと、ここを読んでもこの先の展開を示唆する文章は皆無です。これはあくまで、三十話終了時点でのまとめですから」
イリヤ「つまり、クライマックスのネタバレは無しということね。それに、これはキャラクターの設定資料集でもない、と」
キャスター「ええ。だからこのページには、士郎が銀髪碧眼の女性のような美しい顔で、ゼルレッチに弟子入りして、アルトルージュと知り合いで、固有結界を自由に使いこなし、微笑み一つで女性を惚れさせ、魔術協会で『インフィニット・ソードマスター』という通り名で呼ばれている、とか、オリジナルキャラのマスターが呼び出した第九のオリジナルサーヴァントがいて、ステータスにEXがいくつもあって宝具が三つも四つもあってバーサーカーやギルガメッシュでも瞬殺できる、とか女性キャラはみんな士郎に惚れているけど優柔不断で鈍感な士郎はみんなの想いに気がつかず、毎日『なんでさ』を連呼しながら女性陣に吹っ飛ばされているとか、そういうキャラクター設定はいっさいありません。あくまでここで示すのは、作中で既に書かれていることだけ。これまでの展開を理解するために要点だけをまとめたものになっていますので、読んでもあまり楽しいまとめ方はしていません」
イリヤ「こんなのまとめている暇があったらとっとと三十一話を書け、と思う人もいると思うけど」
キャスター「それは否定しないわ。けど、これまで長く救済して待ち続けてきた読者の中には、昔の話をだいぶ忘れている人も多いと思うの。連載をダラダラと延ばした責任を取る意味でも、またスッキリとした形で最終話まで読んでもらうためにも、このまとめは必要だと作者は判断したわ」
イリヤ「これが必要だったかどうか、それは結局は読者の方が決めることだけどね。批判も作者は覚悟しているから、こんなことしてバカじゃないかと言われたらそれはそれでしょうがないわね。どちらにせよ、頑張って最終話まで書くだけのこと」
キャスター「ええ。では次から始まります。キャスタールート、三十話終了時点でのまとめをどうぞ」
・主人公サイド
| 衛宮士郎 | 原作と本作品での主人公。キャスターのマスター、そしてセイバーの元マスター。(後述) 偶然見つけたキャスターを助けたことで聖杯戦争に巻き込まれ、キャスターの教えや幾度の戦いを通して成長していく。 原作どおり、正義の味方を目ざし自分を省みない歪んだ性格だったが、慎二の死やキャスターの夢で見た過去から、自分に出来ることと出来ないこと、理想と現実を思い知らされ、少しずつ、切嗣から受け継いだ理想とは違う、彼自身の望みと目標を持ち始めている。 投影は使用可能で、アーチャーの双剣やローアイアスは投影済みだが、固有結界には至っていない。このルートではあくまでキャスターの剣として盾として、前線で戦う戦い方。 |
| キャスター | 本作品のメインヒロイン。キャスタールートにおける原作と大きく異なる点は ・元マスターを殺して消えかかっていたところを助けたのは士郎 ・ただし、極端な魔力不足で身体が縮みロリっ子になった(身長はイリヤと同じくらい) の二点。(ただし、キャスターがロリっ子になって士郎のパートナーになるという設定はそもそも本家タイプムーンの没アイデアのため、この話は本家の没アイデアを再利用させていただいているに過ぎない) 始めはマスターとなった士郎に不安と警戒を覚えていたが、士郎の人柄を知るうちに士郎の魔術と性格を理解していき、彼のサーヴァントとして尽くすようになる。 士郎とは恋愛感情というより信頼関係で結ばれており、生前裏切りの魔女と呼ばれ自らも裏切られ続けた過去があるからこそ、決して裏切らず、自分を信じてくれ、約束を守ってくれる士郎をマスターとしたことでもう一度誰かを信じる気持ちを持ってみようと考えている。ちなみに士郎と性的関係を持ったのは、最初に彼女を助けるための一回のみ。士郎に対しては、マスターと認めているため原作の葛木に対するように敬語で接するが、その他の人に対しては魔女っ子バリバリの言葉遣い。 ただし、魔術師としては未熟な士郎がマスターであり、契約後は性的接触もなく、また他人から魔力を奪うことを士郎が許すはずもないので、キャスターの魔力量は原作よりかなり少ない。そのため戦闘力は原作より低く、戦闘で活躍するのはランサーやアーチャーなどもっぱら他のサーヴァント。またギルガメッシュとの戦いでは魔力の消耗で消えかけた。(その際は凛の高価な宝石を何個か飲み込んで魔力を補給して助かっている。対価交換としてセイバーのマスター権を桜に譲った) 外見は、原作と同じローブ(ただし背が縮んでるので割とぶかぶか)であるが、その下には士郎に買ってもらったフリフリの子供用ゴスロリ服(いろいろ改造済み)を着ている。背が縮んでフリフリの服が似合うようになったのでお気に入りらしい。 彼女にあてがわれた士郎の家の一部屋は、いろいろな怪しい魔法道具やトラップ満載の魔境と化している。 |
| 遠坂凛 | 衛宮邸にて士郎たちと遭遇したことから士郎たちと行動を共にする。始めは知り合いとして聖杯戦争のアドバイスをするだけのつもりだったが、バーサーカー、学校の結界、マキリ、アンリマユと強敵が次々と現れ、また、妹の桜の件もあり士郎たちとは共闘を選ぶ。原作では士郎の魔術の師匠的存在だが、このルートではキャスターがいるため士郎との接触は少ない。 |
| 間桐桜 | 序盤は関わらなかったが、中盤、キャスターが彼女の正体(=聖杯化)に気付いたことで聖杯戦争に巻き込まれる。マキリの聖杯として覚醒しかけるが、言峰の治療やキャスターの薬で聖杯化を免れる。 士郎や凛、キャスターの影響でマキリの呪縛から徐々に立ち直り、自分も逃げることなく自分に出来ることをしようと決意し戦いに参加する。現時点では精神的にもっとも成長したキャラ。 |
| イリヤ(イリヤスフィール) | 序盤はバーサーカーを駆り、士郎たちを殺そうとするも決着は付かなかった。 その後、聖杯を目当てとした言峰に狙われ、ギルガメッシュに襲われていたところを士郎たちに助けられ、和解する。バーサーカーを失った後は士郎のそばに帰るべき場所を見つけ、力になる。 ちなみにキャスターとは同じロリっ子で、かつ悪魔っ子VS魔女っ子ということもあってか初対面時から相性が最悪だが、お互い相手のことは認め合ってはいる。 |
| セイバー | 原作と同じく、衛宮邸の土蔵の魔法陣から召還される。 士郎のサーヴァントとしてバーサーカー、ライダー戦で活躍するが、ただでさえキャスターと言うサーヴァントが既にいた士郎がマスターだったため全力は出せなかった。そのためギルガメッシュ戦にて、エクスカリバーの連発で魔力を使い果たし消えかける。凛とキャスターのとっさの判断で士郎との契約を破棄し、魔力に余裕のある桜と契約して桜のサーヴァントとなる。それにより全力を出せるようになったが、今でも士郎への忠誠心は変わらない。 |
| アーチャー | 凛のサーヴァント。バーサーカーとはランサーと、ライダーとはセイバーと、ギルガメッシュとは士郎と、とこのルートではコンビを組んで戦うことが多かった。士郎との相性は最悪だったがなかなか士郎を殺す機会は無く、アンリマユが出てきたことで目的をそちらに変えた。 黒化したバーサーカーを相手に何度か殺す活躍を見せたが自らも死闘の末致命傷を受け、消滅。 なお、彼が未来の士郎だということは明言こそしなかったものの、ギルガメッシュ戦で全員がそれに気付き、士郎の心情に変化を与える。 |
| ランサー | 元、言峰のサーヴァント。夜の校舎でアーチャーと戦い、その後目撃した士郎を襲うが士郎はキャスターを令呪で呼び出して抵抗したため殺せなかった。その後衛宮邸を襲撃するが、土壇場で投影に目覚めた士郎の粘りと予想だにしなかったセイバーの召還で窮地に立たされ、キャスターのルールブレイカーを食らって契約を破棄される。その後、利用できるものはしようということでキャスターのサーヴァントとなる。キャスターをキャス子呼ばわりするなど子ども扱いしてからかってはいたが、言峰の元よりはずっと居心地がよかった様子。 アサシン(真)とギルガメッシュにゲイボルク(突き)で止めをさし、バーサーカー(黒化)に全力ゲイボルク(投げ)で止めをさすなど、原作で辛酸を嘗めさせられたキャラに軒並みリベンジしている、ある意味このルートの陰の主役。 黒化バーサーカー戦で片腕と魔力のほとんどを失うが、しぶとく生き延び、現在は単独行動を取る。死を覚悟してバーサーカーを足止めした彼へのはなむけとしてキャスターが最後の令呪を使って契約を終わらせたため、士郎たちには彼の生死は確認できず、士郎たちは戻ってこない彼をアーチャーと一緒に死んだものだと思っている。 |
・言峰サイド
| 言峰綺礼 | 序盤でランサーを失ったことで聖杯戦争への深入りはやめたつもりだったが、マキリの聖杯として苦しんだ桜を手術したことで聖杯の欠片を手に入れ、また、桜が聖杯としての機能を失い、ギルガメッシュを使っての桜とイリヤの奪取にも失敗したことからアンリマユを自らの手で生み出してやろうと考えを変え、自らの心臓(前回の聖杯戦争の結果、聖杯の泥が心臓のかわりとして彼の命を動かしている)に聖杯の欠片を埋め込み、第三の聖杯となってアンリマユと繋がる。 その目的はたった一つ、生まれようとするこの世全ての悪を祝福し、無事にこの世に誕生させること。このルートのラスボス。 |
| ギルガメッシュ | 言峰の命でイリヤを狙い、バーサーカーを追い詰めるが駆けつけた士郎たちに邪魔をされ、総力戦の末ランサーのゲイボルクをくらい致命傷を受ける。役目はここまでと判断した言峰によって戻され、言峰と繋がって間もないアンリマユのエサとして影に飲み込まれ、殺される。バーサーカー以上の精神力で聖杯の泥をもってしても汚染できず、黒化による支配ではなく単なる栄養として取り込まれる。 |
| アンリマユ | 聖杯の中身の膨大な無色の魔力が、サーヴァント『アンリマユ』の性質を取り込んだことにより汚染され、この世全ての悪として生まれるときを待っている。 原作では聖杯と繋がった桜を通して生まれようとするが、このルートでは自ら聖杯となった言峰を通して生まれようとする。ただし言峰の魔術師としての実力と紛い物の聖杯では、彼の力を原作の桜と同程度まで使いこなすことは出来ず、また言峰が自由に黒い影を操れるわけでもない。三十話終了時点で聖杯戦争が終わりに近づいたため、聖杯の降臨とサーヴァントの魂の帰還を通してこちら側の世界に生まれるまでもう時間がない。 |
| バーサーカー | イリヤのサーヴァントとして戦ったときは、キャスター、セイバー、ランサー、アーチャーのサーヴァント四体を相手に圧倒するほどの戦闘力を見せる。 その後、イリヤを守るためにギルガメッシュと戦い、士郎たちとは和解するが直後に襲ってきた黒い影(=アンリマユ)からイリヤを逃がすために一人で足止めをし、アンリマユに飲み込まれて殺される。死んだかに思われたが、聖杯の泥で汚染され黒化した状態で言峰の操る戦闘マシーンとして使われ、アーチャー&ランサーのコンビと相打ちになる。最後は満足そうに消滅したが、死んだ後の魂は言峰に取り込まれてしまっている。 |
・マキリサイド
| 間桐慎二 | 原作どおり、ライダーのマスターとして暗躍。 一般人をライダーに襲わせていたところを凛に見つかり、退けられる。 その後藤村大河を人質にとって衛宮邸に攻め入り、桜の身柄を要求するがランサーとアーチャーの令呪を使ったコンビネーションで人質を失い、その後はライダーに任せて逃げ出す。 ライダーの敗北後も見苦しく抵抗したが、自分さえ助かればと桜の命を軽視する発言をしてしまい、ライダーによって殺される。 |
| 間桐臓硯 | アサシンを率い、慎二を囮にして裏から衛宮邸を襲撃し、マキリの聖杯である桜を奪還しようとする。士郎&凛のマスターを直接狙うも、凛の宝石魔術によって跡形も無く焼き尽くされて消滅する。 |
| ライダー | 桜が令呪で作った「偽臣の書」により、原作どおり慎二のサーヴァントとなる。 アーチャーとは夜の公園、衛宮邸と二度戦うが、二度とも退けられ、二度目の戦いでセイバーによって致命傷を受ける。その後書が燃えたため桜のサーヴァントとしての自分を取り戻し、桜のために慎二を殺した後、士郎たちに桜を任せて力尽きる。 なお、この時まだ言峰は聖杯になっていなかったため、彼女の魂は正規の聖杯であるイリヤが取り込んでいる。 |
| アサシン(真) | 臓硯のサーヴァント。気配を消して桜を奪還しようと衛宮邸に侵入するが、ランサー、キャスターと二対一の戦いになる。ランサーに追い詰められ、最後はキャスターとのコンビネーションで宝具の使用も妨害され、ゲイボルクを心臓にくらって死亡。 ライダーと同じ理由で、彼の魂は言峰ではなくイリヤが取り込んでいる。 |
・その他
| 藤村大河 | 中盤、衛宮邸に攻め込もうとした慎二によって人質として利用される。その際、魔力補給のためにライダーに力を奪われてしまっており、ランサーとアーチャーによって救い出されるも療養のため離脱。もちろんキャスターが衛宮邸に住み着いたときは大騒ぎだった。(士郎が暗示の魔術の使用を許可しなかったため) |
| 葛木宗一郎 | 原作ではキャスターのマスターとしてラブラブな人だったが、本作ではキャスターのマスターが士郎なため出番はまったくといっていいほどない。おそらく、聖杯戦争に巻き込まれて命を落とすことも無く、淡々と穂群原学園で教師を続けていくことだろう。 |
| アサシン(小次郎) | 原作とは違い、キャスターがサーヴァントを召還するという反則を行っていないためそもそも召還すらされていない。 |
| セラ&リズ | アインツベルンの城にアンリマユ(言峰)が攻め込んだとき、彼女たちは足手まといになるからと残ることを選ぶが士郎の強引な説得でイリヤと共に逃げることに。 その後は衛宮邸でイリヤの世話をする。 ぶっちゃけると、作者としては「士郎ならメイドさんたちも見捨てないだろうな」と思い生き残らせたはいいが、生き残らせたら生き残らせたで扱いが難しく、後悔してるキャラナンバーワン。 |
キャスター「以上ね。最近読んでなくて話の概要を忘れた読者の方の参考になればいいのだけど」
イリヤ「……ねぇ、思ったんだけど」
キャスター「何?」
イリヤ「丸二年半、三十話、1000キロバイト以上かけて書いた話が、こんな簡単にまとめられちゃっていいの?」
キャスター「…………」
イリヤ「もしかして、この話ってもっとはしょったり描写を抑えたりしてスリムに出来たところとかいろいろ」
キャスター「それは言ってはいけないわ。作者がショックで寝込まないためにも」
イリヤ「それでは、これにてまとめを失礼するわ」
キャスター「あと数話で最終回の予定です。どうかもうしばらく、最後までお付き合いください」