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日本の神々と神社 由緒と御神徳 
 やすからむ世をこそいのれ天つ神 くにつ社に幣をたむけて  ⇒この歌について・口語訳
 
  
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  物部神社   もののべじんじゃ
鎮 座 地

694-0011 島根県大田市川合町川合1545

  主 祭 神

宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)

   
  神徳・由緒 宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)は、饒速日命(あまにぎはやひのみこと)と御炊屋媛(みかしやひめ)の第二子であり、物部連、穂積臣、采女臣などの祖神である。父神饒速日命は天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の御子であり、天孫降臨に先立って中津国の仮平定のために天降った。天照御大神は饒速日命に天璽十種を授け、もし痛むところがあればその十種の宝をもち「一二三四五六七八九十(ひとふたみよいつむななやここのたり)」と唱え打ち振ればすれば死人も甦ると教えた。また、勅して中津国にもし逆戦するものがあれば方便を策して謀り平定するように命じた。その命に従い32従神と武人を率いて天岩船にのり、河内国河上哮峯に降ったといわれる。後に倭に移り、鳥見の白庭山に住み、登見毘古の妹御炊屋媛を妃として宇摩志麻遅命を産んだ。その後、神武天皇が東征して大和に入ろうとすると長髄彦(ながすねひこ)が皇軍を拒み王命に従わなかった。その使者が天皇に「かつて天神の御子あり天岩船に乗りて天降り給ふ、櫛玉饒速日命と申す、吾之を奉じて君とす、天神の御子豈両種あらんや」と奏した。天皇はそれに答えて「天神の御子また多し、汝が君とするところ又天神ならば必ず天璽あらん何ぞ示さざる」と言い証拠を求めた。すると長髄彦は饒速日命の天羽羽矢(あめのははや)、天歩靫(かちゆき)を示し奉った。すると天皇はそれを覧し本物であることを認め、それならばと自ら佩る天羽羽矢、天歩靫を示した。それを見た長髄彦は畏れかしこんだが、なおも兵を構えて降らなかった。それを見た饒速日命は、御子の宇摩志麻遅命と謀り天孫に抵抗する長髄彦を殺し軍を率いて皇軍に恭順した。天皇はこれを深く賞し神剣韴霊剣を授けた。神武天皇御即位の際には、宇摩志麻遅命が韴霊剣と十種神宝を奉斎して天皇のために鎮魂宝寿を祈願したとされ、それが鎮魂祭の起源であると伝わる。また、宇摩志麻遅命は天皇に仕えて物部を率いて殿内に宿衛して皇居を守った。後世において、武士を「もののふ」と呼ぶのは物部より出でた名である。
当社の起源は、社伝によると継体天皇8年の詔により祈祷のための社殿が創建されたとされる。現在の春日造りの本殿は安政3年のものである。鎮魂祭(みたましずめのまつり)は新嘗祭の前夜の11月24日に行われる特殊行事で、祈祷により魂魄を振り動かして再生させる神事である。1月7日には若菜御贄神事(わかなみにえしんじ)、斧始式(おのはじめしき)、 奉射祭(ぶしゃさい)が執り行われる。若菜御贄神事では七草粥を供え無病息災を祈願し、引き続き行われる斧始式は、宮大工の仕事始めとされる古伝神事である。奉射祭では古より伝わる邪悪祓いの大的神事が行われる。石見国の一宮である。
  おもな祭事

4月14日 鎮花祭 7月19日 鎮火祭
10月9日 例大祭 11月24日 鎮魂祭
1月7日 若菜御贄神事





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