
4月の絵本の紹介
| 子どもは「ことば」を食べてゆたかに育ちます。 テープやテレビなどの機械音ではなく、 お母様や身近な人の口から出る言葉を聞いて すべてのことをわかっていくのです。 子どもたちに、たくさん話しかけてあげてください。 おはなしをしてあげてください。 そして、絵本をたくさんよんであげましょう。 絵本は子どもが「読む本」ではなく「読んでもらうもの」です。 やさしい音声とことばの中で、 子どもは絵本の世界に入り込んで心を遊ばせ養っていくのです。 |
1冊の絵本の紹介 |
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「 たろうのひっこし 」 村山 桂子 さく 堀内 誠一 え 福音館書店 |
ある日、たろうが「ぼく、自分の部屋が欲しいな」というとおかあさんが「いいわ。たろうのお部屋を作ってあげる」といってくるくるまいた古い絨毯をくれました。「このじゅうたんを広げたところがたろうのお部屋よ」と。たろうは早速じゅうたんを階段の下に広げました。「わぁ、ぼくのおへやができた。でもだれかお客さんがこないかなぁ。」するとねこのみーやがやってきました。「わぁ すてきなお部屋。でも窓があったらもっといいのに。」そこで絨毯をくるくる巻いて抱えると、出窓の下にお引越し。絨毯を広げてお部屋になれました。みーやは大喜び。犬のちろーがそれを見て、「いいな。でもぼくはおうちの中に入れないからつまらない」といいました。そこでたろうは絨毯をくるくる巻いて抱えると、外の犬小屋の前にお引越し。ちろーは大喜びでお部屋にあがりました。そこにあひるのがぁこがやってきて「たろうちゃんのお部屋におひさまが当るともっといいのに。」といいました。そこでまた、たろうはみんなを連れてお引越し。庭の真ん中に絨毯を広げました。するとそこににわとりのこっこがやってきて、「2階だったらもっといいのに。」といいました。そこで、またまた たろうはお引越し。今度はニワトリ小屋の上に絨毯を広げました。こっこは大喜びで2階のお部屋にあがりました。そこに今度はまみちゃんがやってきました。「わぁ すてき。でもたろうちゃんのお部屋がみんなで遊べるお部屋だったらもっといいのにな。」といいました。みーやも ちろーも がぁこも こっこも「みんなで遊べる部屋がいい!」といいました。そこでたろうは「そんなことなら簡単さ。」といってくるくる絨毯を巻くと「おいでよ。みんな引越しだよ。」といって、桜の木の下に行くと、そこに絨毯を広げました。ここならみんなで遊べるお部屋です。何てすてき!。すると、「みんな一緒におやつにしましょ。」とまみちゃんは包みを広げました。おかあさんがジュースを持って来てくれて、みんなは桜の花の下で大喜びでおやつを食べましたって。 |