
2月の絵本の紹介
| 子どもは「ことば」を食べてゆたかに育ちます。 テープやテレビなどの機械音ではなく、 お母様や身近な人の口から出る言葉を聞いて すべてのことをわかっていくのです。 子どもたちに、たくさん話しかけてあげてください。 おはなしをしてあげてください。 そして、絵本をたくさんよんであげましょう。 絵本は子どもが「読む本」ではなく「読んでもらうもの」です。 やさしい音声とことばの中で、 子どもは絵本の世界に入り込んで心を遊ばせ養っていくのです。 |
1冊の絵本の紹介 |
| 「BORKA ボルカ」 ジョン・バーニンガム 作 きじま はじめ 訳 ほるぷ出版 ![]() |
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ガチョウのポッテリピョン夫婦に6羽のひなが生まれました。その中に他のひなとちょっと違うメスの1羽がいました。名前はボルカ。ボルカは、くちばしも、つばさも、水掻きのついた足も他の兄弟と同じにもっていましたが、たったひとつ、羽がまるではえていなかったのです。ポッテリピョンの夫婦は心配して、お母さんはボルカのために灰色の毛糸で羽を編んであげました。でもボルカは他の兄弟のように飛ぶことも泳ぐこともできません。夏が過ぎ、ある日、ガチョウたちはもっと暖かい所を目指して飛び立ちました。けれどボルカは飛べません。みんなはボルカがいないことなど気にかけません。独りぼっちになったボルカは雨をさけて入り江に泊まっている船に忍び込もみました。船にはファウラーという名前の犬とマッカリスター船長、フレッドがいて、ボルカを仲間にしてくれました。そして一緒に楽しく旅をしました。そしてロンドンに着くとマッカリスター船長はボルカをたくさんのガチョウがいるキュー植物園に連れて行ってくれたのです。キュー植物園では誰もボルカに羽がないことなんか気にしません。中でも特にフェルディナンドという仲良しができ、彼はボルカが泳げるように教えてくれました。ボルカはキュー植物園で幸せに暮らしています。 |