子そだて真っ最中のお母様

寒く長い冬、子どもとの生活は家の中での時間が長くなります。

そんな中で、不安や孤立感などでストレスをもつお母様方もおられるのでは

ないでしょうか。そんな方にお便りをいたします。

これは先日園児の家庭にむけて発信した園だより「もぐら」のなかの文章の一部です。

 

近頃、充分に子育てできる条件にいる親でさえ、子どもをできるだけ長い時間施設や他にあずけたい、できるだけ手をかけないでいられるようになどという声をききます。
だって子どもって面倒なんだもの、というのです。

子どもを育てることがどんなに手数のかかることであり、心身ともに大変なことかはよくわかります。髪振り乱してという状況もでてきます。

そんな中,少子化に歯止めをかけるという目的で、子育て支援などというスローガンのもとでいかに親が楽をしながら子育てできるか、という行政のサービスやそれらを助長するようなマスコミのとりあげも目立ちます。

しかし、子育てされる子どもの側から考えますと、それらは逆の効果しかないように思います。子どもは親に受容されしっかり抱きとめられて安心して大きくなっていくものです。そして、手をかけた分,子どもはよく育つのです。

親に受け止められ、楽しい幼児期を過ごせた子どもは自分も大人になったとき、親になって子どもを育てようと意欲をもてるのではないでしょうか。
親が自分で育てられる時間や環境もあるにもかかわらず子育てを放棄したら、子どもは親となったとき、モデルがわからずに楽しい子育てなどできようはずがありません。

また、親自身、子どもを産めば親になれるのではなく、子育てをしながらだんだんに親になっていくのですから、子どもを手放して自分の好きなことをしていたのでは親になれません。

子どもとの一体感をもつためにも一緒にいるということが大切なのです。
子どもは全存在を親に頼っています。生きる希望は親に受け入れられるということ、それなのに親は自分の子どもの実態もわかろうとしない、それでは子どもが育つわけがないのです。


だんだんエキサイトしてきました。

要するに,皆さんは偉い、といいたいのですよ。
子どもと向かい合いながら一生懸命人頼みではない子育てをしていらっしゃる。
子どもを育てることに意欲と喜びをもっていらっしゃる。いつもいつも、ではないかもしれない。時には嫌だなぁ、あぁ面倒だなぁと思うことは誰でもあるでしょう。
永遠にこんなことがつづくのかと思ってしまいますよね.
でも,子どもをひざの中に抱いていられる時間なんて本当に短いのですよ。
今しかないのです。あっという間に子どもは大きくなって親から離れていきます。

子どもは与えられた環境に順応しやすいですし、自分の思いを表現する力は弱いですから,どんな状況にもある程度耐えているように見えますが、心が壊れている子がいるのです。
心が壊れた子が思春期になって爆発してさまざまな事件を起こしているのはご存知のとおりです。
見えない心が育つためには親が愛の中でしっかりと受け止めてあげなければなりません。
育つべきものが育っていないと大人になっていかれません。
また,いつの日かその足りないものが表面化してくるのです。

どうぞ今のこの時をお子さんと大切にお過ごしください。
そして、孤立感や焦りなどでストレスをもつことなく、今は子育てという大事な仕事をしているのだと自信をもってください。
そして、楽しんで子育てができるように,お互いに励まし合い支え合いながら気持ちのよい幼稚園生活を送ってください。

めぐみ幼稚園のお母様方の真摯な姿勢に敬意をもってエールを送ります。

めぐみ幼稚園のお母様方だけでなく、今子育て真っ最中のお母様方にエールを送ります。
そして、せめて子どもにとって大切な乳幼児期の子育ての時期を、ゆったりと子どもと向き合っていられる社会のしくみや精神的支援をすべてのお母様方が享受できるようにと願っています。

子育てに不安のある方がいらっしゃいましたらお電話ください。お話、お聞きします。