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私が最初に買ったLPがこの「日本哀歌集」です。ただし、ジャケットはこれとは違います。
私はここで 「銀座の雀」「蒙古放浪の歌」「弥三郎節」等の隠れた名曲を知りました。どの曲も日本人の
心の琴線にふれるようです。「銀座の雀」は日本のシャンソンではないでしょうか?また、「蒙古放浪の歌」は私の中国内蒙古における植林活動、日本語学校講師のきっかけになりました。 |
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二度目に買ったのが「日本寮歌集」です。LPは二枚組でしたが、CDは一枚ですので、
CDでは曲が少なくなっています。 「椿花咲く南国の」「都ぞ弥生」 等戦前の男の青春の喜び・希望・挫折
・自然賛歌等の気持ちを女性であるお登紀さんが哀愁感を漂わせています。彼女は「時代遅れの酒場」のよ
うに男の心情に男以上に深く食い入ります。昔、同僚と夜遅くまで無言で聴いていたことを思い出します。
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お登紀さんポリドール時代のシャンソン集です。CBSソニーに移籍してからもシャンソン・アルバムを
数枚出しています。声が非常に若々しく、 「そして今は」「私は一人片隅で」 等は聞き比べると面白いものがあります。
やはり彼女の原点はシャンソンにあるようです。原点に止まらないで、あらゆる方向に積極的にアプローチする姿は我々の生活に
おいても見習うものがあります。 |
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デビュー当時の彼女はシャンソン歌手として相当に苦労したようです。あるキャバレーで誰も彼女の歌に耳を
傾けない時に、童謡を歌ったら男たちが涙を流したと「壊された大地の上で」で書いています。私は深夜放送で 「赤い靴」
が流れた時に涙が流れました。童謡をかけがえもなく愛しい歌だと言っているように、ある意味では新しく解釈しているよ
うです。
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私が一番好きな歌は「いく時代かがありまして」「この世に生まれてきたら」「色即是空」「電話」ですが、これらの歌は
多くのCDに入っているので、あえて紹介はしません。これはポリドール時代のシャンソン2集といったところです。ここでは 「ラ・
ボエム」 は貧しい時代の恋人を思い出す歌です。パリの下町や屋根裏部屋の情景が絵のように浮かんで来ます。ドラマを見ているようです。
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表題は「モンスーン 祈りの歌を呼びもどす」になっています。特に表題曲 「モンスーン」 と 「アジアンダンス」
は彼女の攻撃的な面が強く現れています。また、 「我的1997」 も香港返還の矛盾点を強く突く彼女ならではのものです。この時代
のコンサートは確か「未来中国に熱き思いをよせて」だと思いました。ここには一段と大陸的な彼女がいます。
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タイトルは「HANA」です。私は沖縄民謡の 「花染め節」「アッチャーメ小」 が大好きです。バックのミュージシ
ャンにフランス人が加わっているせいか、編曲が洗練されており、沖縄民謡に新しい息吹が感じられます。原曲で「花染め節」を
聴くと、内地の人間にはやや取り付きにくいですが、非常に間口の広い彼女の成せる技が感じられます。
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フランスでの録音盤であり、全曲フランス語です。録音の様子はテレビの特別番組で放映されました。番組では言葉の表現で苦悩する
彼女の姿が印象的でした。まさに産みの苦しみでした。私は 「ギタリスタ」 が一番好きです。彼女の声はアコースティック・ギターに
よく合います。以前彼女は労音のコンサートでフラメンコ・ギターと競演しましたが、これもレコーディングを望みたいです。
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私は中国に行く直前にコンサート会場でこのCDを買いました。このコンサートでは私が彼女をエスコートして、客席
に導きました。が、肝心のCDの方は慌しくてゆっくりと聞く時間がありませんでした。帰国後 「檸檬」 に耳を傾けていると、・・・何ひとつ変わら
ない 何もかもあの日のまま ただひとつあなたがいない ・・・が胸に響きました。
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平成19年11月18日岐阜県飛騨市平成の芝居小屋でのコンサートで 「夜の通行人に捧ぐ」
をかぶりつきで聴きました。CDで聴くよりもはるかに説得力のあるものであり、鳥肌が立ったことを
覚えています。バックは江草啓太さんだけでしたが、実に迫力のあるステージでした。彼女は作詞・作曲だけでなく、
海外の良い曲を紹介してくれます。
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