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- 泉鏡花
- 古典なんて・・・と、ブンガクを敬遠しまくっていたのに、コロリとハマったのが
泉鏡花の美しくたおやかで儚い女性たちの描写。
これでもかこれでもか、というほど、せつない悲恋を色とりどりの着物で装い、
よよと泣き崩れさす鏡花の世界にどっぷりとハマってしまいました。
最初の一冊としてお薦めするなら、「日本橋」。
婀娜な姐さまたちの織り成す恋模様は、妖しく儚く美しいのです。
めずらしく後味の良い作品としては、短編の「歌行灯」。
門附の兄イのカッコよさといったら!
鏡花といえば、お化けものがたり、というイメージが強いようですが、
妖怪ものはそんなにいいと思わなかったのですけれど。
あえていえば、傑作として名高い「天守物語」ですけれど、これもラストはね・・・。
といいつつ、天守夫人の魅力で読ませます。
ちなみに映画化されていて有名だからといって、「外科室」なんぞを最初に
読んではいけません、ねんのため。
あれは鏡花の理想の世界が、とことんまでいきついた姿ですので・・・。
- 「日本橋」泉鏡花 岩波文庫
- 「高野聖・歌行灯」泉鏡花 新潮文庫
- 「天守物語」泉鏡花 岩波文庫
- 「外科室・海城発電」泉鏡花 岩波文庫
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